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最終更新日:2025/5/9
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部署名計算科学研究機構研究支援部総務課/係長
仕事内容計算科学研究機構における人事・労務・総務・庶務業務
慶應義塾大学在学時は、就職氷河期と言われた時代であったため、専門スキルを身につけようとWスクールを行っていました。このため、現役時代は就職活動を行いませんでした。でも、なかなか結果が出ないことに苦悩するなかで、まずは社会に出て経験を積み、自分の適性を見つけてから将来を考えても遅くはないと思うようになったのです。そこで、一生の仕事というプレッシャーを自分に課すことなく別の独立行政法人に入所。社会保険労務士の資格が取得できたこともあって、人事職を公募していた理研に2005年に入所しました。 決め手になったのは、過去から脈々と受け継がれてきた伝統とブランド力、そして未来への期待です。応募にあたって理研の歴史を調べ、戦前から日本の科学の最先端を担ってきた組織であることに感動し、面接でも想いをストレートに伝えました。また、福利厚生や人事制度、就業環境の良さも大きな魅力でした。悩んで回り道した結果、手に入れた道だからこそ、現在の充実した毎日があると思っています。
初めは、人事部人事管理課(当時の名称)に配属になり、任期付き研究者の公募から退職手続きにいたるまでの人事関連業務を担当しました。その後、脳科学総合研究センターの庶務課で、引き続き国内外の任期付き研究者の人事に現場レベルで携わり、現在の部署に異動。人事業務のほか、視察見学の対応や構内設備の管理、イベント開催などの業務を幅広く担当しています。 今までの経験や希望から一貫して人事・総務・庶務業務に携わってきましたが、理研には多種多様な業務や部署があります。部署異動や事業所を越えて、まったく新しい仕事が待っていた場合には、まるで転職したかのような感覚になることもあるでしょう。だからこそ、さまざまな能力が必要とされ、日々成長できるやりがいのある職場だと言えます。 私も事務系職員に求められることを意識して、これからもっと懐の深い人間として成長し、自分のスキルや視野を多角的に広げていきたいと思っています。
本当に数々の思い出がありますが、2つのエピソードを紹介します。 ひとつは、スキルアップのために自らの意思で業務時間外に政治学の大学院でジャーナリズムを学ぶことを決意し、上司に相談したところ、業務負担を考慮していただくなど快く認めてもらったことです。現在は規程化されていますが、当時はまだ規程がなく一般的でもありませんでした。周囲の方に協力していただきながら、無事に修了することができたので、今でも感謝しています。 もうひとつは、英語が得意でない私ですがドイツのハンブルクで開かれた研究者の学会に出張する機会をもらい、研究者に対して理研の職場環境のアピールなど、人事面から理研の広報活動を行ったことです。世界の研究、産業界の第一線の雰囲気を直に味わえたことは、とてもよい経験になりました。 以上の2点は、どちらも理研だから経験できたことだと思います。それだけに、こうした機会を与えていただけたことに責任を感じ、応えられる懐の深い人材にならなければ、と切に思っています。
自由かっ達な雰囲気を感じます。どの部署でも、同僚や上司、研究者との壁は入所前に思っていたより低く、連携をとりやすい土壌があります。その上で理研は、研究も組織改革も積極的に新しいことに取り組み、さらなる高みに向けて駆け抜ける勢いのあるところも魅力です。しかし、それは拙速になりかねない危険性も持ち合わせています。ときには立ち止まって、現状を確固たるものにしてから進むのもよいと思うケースもあります。そうでなければ、独立行政法人に対する見方が厳しくなって、国民の皆様から見放されることにもなりかねないと思います。 また、数々の業績があるにもかかわらず、社会的認知度が低いように感じています。「京」が注目されているものの、まだまだです。同じ独法でいえば、JAXAくらいの知名度になってほしいですね。ニュースだけでなく、映画や小説、アニメといった、一般の方にも親しみやすい分野でも取り上げてもらえたらと思います。
文系出身の私は理系に憧れがあり、理研に興味を持ったのも、根底にそういった部分があったのかもしれません。理系が自然科学に関する学問で、学んだ者にしか理解できない一方、文系は人間社会の営みを扱う学問であるから、理系も何らかの形で関れる。つまり、理系には汎用性がある点で魅力に感じていたのです。 しかし、理研の仕事を通して、人間社会の営みにも自然科学が関わっているので、文系でも人間社会をよく理解することで、理系に十分コミットできる汎用性のある人間になれる、ということに気づきました。要するに、文系でも理系でも、学んできたことが身になっていれば、新たな分野の仕事をしても十分対応でき、違う角度からの見方で新しい着想が浮かぶなど武器にもなりえるのです。 もちろん、知識が研究内容に紐づけば、面白かったり楽だったりするかもしれません。でも、実際は概要がわかるくらいのレベルで仕事を進めていくケースが多いように思います。理系や文系といった表面的なことにこだわらず、自分の入りやすい切り口から真剣に臨めば、自ずと結果は出るはずです。 共に、さらに魅力あふれた新しい理研を創っていきましょう。