最終更新日:2025/4/30

京浜急行バス(株)【京急グループ】

  • 正社員

業種

  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 鉄道
  • 鉄道サービス
  • 空港サービス
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

安全で快適な交通インフラを支える! 最前線で活躍する若手社員たちの挑戦

PHOTO

運転士・整備係、2人の若手社員に迫る

京急沿線の路線バス、羽田空港リムジンバスを運行する「京浜急行バス」。運転士・整備係として活躍中の若手社員に、入社理由や研修の思い出、仕事内容、今後の目標などについて伺った。

写真右:杉田営業所・運転士 友田昇吾さん(2019年入社)
写真左:新子安営業所・整備係 高橋潤己さん(2017年入社)※高は正しくは”はしごだか”

社員は語る

「研修・教育センターでは緊張感とともに、“もう少しでバスの運転士になれる”という意気込みを持って、さまざまな教習に取り組みました」(友田さん)
「朝礼に始まり、3~4人のチームで作業して、ランチを挟んでもう一仕事。作業着を洗濯機に入れ、入浴後帰宅。大きな湯船に浸かれるのでサッパリできますよ」(高橋さん)

【運転士】日々、安全かつ安心な輸送を積み重ね、地域の皆さまに貢献する

バス運転士の道を選んだのは、好きなことを仕事にするのが一番だと思っていたからです。学生時代から車の運転が大好きだった私は、自動車関連業界を中心に会社選びを進めました。自動車ディーラーも選択肢にありましたが、デスクワークや接遇を中心とした仕事よりも、自分の技術で生きていくことができる仕事の方が合っていると考え、バス運転士という職種を選びました。
当社を選んだのは、子どもの頃から身近な存在だったからです。実は、私の地元である埼玉県から羽田空港までのリムジンバスを当社で運行していて、細い道を見事に通り抜けていく空港リムジンバスへの憧れもありましたね。

2019年4月に入社し、まずは2週間の新入社員研修でビジネスマナーなどを学びました。その後は約1年間、羽田空港で旅客サービス係の仕事に従事。リムジンバスの行先のアナウンスやお客さまの荷物をトランクに収納するのが主な業務で、リムジンバスの運行の仕組みはもとより、接遇のノウハウも身に付けることができました。

そして、2020年2月から念願の大型二種免許を取得するべく、長野県内での免許合宿に参加。3月に免許を取得した後は、当社の研修・教育センターで指導教官のもと、約2カ月間にわたって座学を交えた車庫内教習や路上教習を受け、2020年6月、杉田営業所に配属されました。配属後も指導運転士のもとで路線教習や実務教習を受けて、夏頃から独り立ちしました。お客さまを安全に目的地まで運ぶという使命の重さから、はじめのうちは冷や汗をかくほど緊張しましたが、“いかなる状況においても、ゆっくり、焦らず、常に安全第一で運転すべし”という教官や指導運転士の教えを忠実に守りながら、杉田営業所の全路線・全ダイヤを経験する中で、少しずつ自信を持てるようになってきました。日々、安全かつ安心な輸送を積み重ね、地域の皆さまに貢献できることに、大きなやりがいを感じています。

私が特にこだわっているのは、いかにしてバスを揺らさないように運転するかということです。クラッチのつなぎ方などわずかな違いで、バスの乗り心地は大きく変わります。先輩の運転士にアドバイスをいただきながら、運転スキルの向上に励んでいます。現在は、路線バスの乗務を経て、空港リムジンバスの運行に携わり、より一層運転スキルに磨きをかけています。また、将来的には運行管理者へのキャリアアップにも挑戦したいです。(友田さん)

【整備士】車庫に帰ってくるバスの姿を目にすると、安全を守れた充実感を覚えます

幼少期から京浜急行バスを利用していた私にとって、京急は信頼の交通インフラ。整備の道を選び就職活動をした際には、迷うことなく志望しました。教育体制や福利厚生、働き方など、さまざまな面から見ても好条件であり、キャリアパスの選択肢も多いため、自分にとって可能性の広がる環境だと感じました。

入社後は、新人研修と職種別研修からスタート。職種別研修では、工具の名前やバスの仕組みから学べるため、普通科出身者でもゼロからスタートできる安心の体制を実感しました。そして、配属先では、今では私が「師匠」と呼ぶようになった先輩との出会いが待っていました。師匠について回り、師匠の仕事を見て、次は自分でやってみる。直されたりアドバイスされたり、その繰り返しです。特に勉強になったのは、「一つのやり方だけではなく、複数の選択肢の中から状況に応じて最適な方法を選べるようになりなさい」という教え。引出しを増やすことができました。

車検業務等を経験し、現在は、リムジンバス専門の拠点で整備業務に携わっています。エンジンを分解して整備する業務もあり、スキルの幅も広がりました。ちなみに、普通自動車は1人で担当するケースが多いようですが、バスは3~4人のチームワーク。協力し合って、学びも得られる好環境です。人間関係も良好で、昼食時には、みんなで同じテーブルを囲んで談笑し、仕事に入れば一気に集中。切り替えの良い社風も当社らしさだと思います。

専門卒の私は、入社後まもなく自動車整備士2級を取得しましたが、更なる今後の目標は、自動車検査員の資格を取得すること。将来的には、キャリアアップして、管理職や本社部門などデスクワークにも挑戦したいと考えています。
街でバスを見かければ、つい車両番号を確かめてしまうのは職業病。運行を無事に終えて車庫へと戻ってくるバスの姿を目にすると、お客さまの安全を守ることができたという充実感を覚えます。街や地域を、交通インフラの面から支えていけることに、大きなやりがいを感じています。(高橋さん)

学生の皆さんへのメッセージ

■面倒見のいい会社
当社の社員の約75%は運転士です。1人で仕事をする運転士は、言わば職人肌。先輩は、後輩から教えを請われれば、トコトン教える。困っている人を見つければ「大丈夫?」と積極的に声を掛け、必要であればアドバイスする。こうした文化が、高度なチームプレーが求められる整備士はもとより、事務方を含めた会社全体に根付いています。

■フラットで風通しの良い社風
上記の「面倒見のいい会社」というテーマと共通する部分もありますが、職人的な気質を持った社員が多いこともあり、フラットで風通しが良い組織風土が醸成されています。入社年次や役職を問わず、自分の意見や考えを率直に伝えられる社風と言っていいでしょう。

■社会インフラを担っている会社の誇り
人々の生活を支える“社会インフラ”を担う企業の一員として、自らの仕事にプライドを持っている社員が多い印象です。また、京急グループとしての一体感にも力強さがあります。例えば、鉄道で何らかの輸送障害が発生したときに、各所からバスを総動員して代行輸送を行うケースがありますが、社員は自分たちの手で地域の交通を維持しようという意識が共有されています。地域の人々の生活を守る仕事に対して気概と誇りを持って取り組むことができるのは、当社の仕事の大きな魅力だと自負しています。

PHOTO
採用担当者のみなさん。写真の背景は杉田営業所に導入されたEVバス。横浜市内を走る初めてのEVであり、環境負荷軽減に大きく貢献している。

マイナビ編集部から

東京都南部から神奈川県の三浦半島を主な営業範囲とする京浜急行バス。路線バスのほか、関東各地と羽田空港を結ぶリムジンバスを運行し、地域住民のみならず、国内外から訪れる観光客にとって、なくてはならない移動手段となっている。就職先企業としても、京急グループの盤石な基盤や、交通インフラを支える社会的役割、より働きやすい労働環境を目指すというスタンスは魅力的。観光立国の道を歩む日本にあって、羽田空港を事業基盤の1つとする同社の将来性は言うまでもない。10年20年先を見据えて選びたい企業である。

今回お話を伺った方々が総じて口にするのは、家族的な社風。
「営業所で事務をしていた頃、運転士の同僚が、『ご苦労さま!』とコーヒー缶を置いてくれました。提出書類を頼みにいけば、ついつい雑談になることも。うちは本当に家族的です」と人事の玉井さん。インタビューを受けてくださった若手社員の皆さんも言葉を飾ることなく、思いを正直に語ってくださった。真摯な努力や思いを受け止めてくれる“人”が、採用活動で、研修で、配属先で待っている。

PHOTO
点検整備から車検までバス整備に係わるすべてのことを自社工場で行っているのも京急バスの特徴。法定点検は3か月に1回だが、毎月自主点検を行い、安全と向き合う。

トップへ

  1. トップ
  2. 京浜急行バス(株)【京急グループ】の取材情報