最終更新日:2025/5/23

国分プレス工業(株)

  • 正社員

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 機械
  • 機械設計
  • 金属製品
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
埼玉県、東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

自社内一貫開発体制だから、様々な分野での経験値を高めていける。

PHOTO

それぞれの部門でスキルを磨き続ける、若手3名の成長ストーリー

自動車用部品の数々を、自社内一貫開発体制で設計・開発・製造する国分プレス工業。今回は生産・設計・開発の第一線で活躍する若手3名に登場いただき、入社の動機から仕事のやりがいまで語ってもらった。

■秋葉 正太/幸手工場 製造1係/2017年入社(30歳)/工学部卒

■西川 祥太/ものづくりセンター 技術本部 金型技術課 企画設計係/2018年入社(29歳)/機械工学部卒

■兵藤 輝/ものづくりセンター 開発営業本部 幸手開発企画課/2023年入社(24歳)/機械工学部卒

オンを充実させるにはオフも大切! それぞれの休日の過ごし方をご紹介

私はゲームが大好きで、とりわけシューティング系には目がないです。休日にゲーム好きな会社の仲間で集まって、対戦で盛り上がることも多いです。【秋葉】
休日は大学のゼミ仲間とツーリングに出かけ、リフレッシュしています。実は最近1,000ccのバイクを購入し、先日も浜松まで遠出してきました!【西川】
私は高校まで、部活動で卓球にのめり込んでいました。社会人になった現在は地元の卓球クラブに所属していて、休日には楽しく汗を流しています。【兵藤】

一度身につけたスキルは、どの部門でも役立てられる。【秋葉】

工学部で機械工学を学んでいた私は、設計分野に強く惹かれていました。私が通っていた大学では、土曜・日曜に通常とは別の講義が開かれていて、それに出席すると専門単位が取得できるんです。私はその講義に出て、設計を深く学びました。3D-CADを用いてのPC部品設計や金型設計はとても面白く、何より自身の手で改良していく楽しさはひとしおでした。
国分プレス工業とは、大学が開催した合同会社説明会で出会いました。材料選定、設計、溶接、塗装から成型、納品まで一貫して行える体制はとても魅力的で、ここなら設計だけでなく様々な分野について学べると思い、ワクワクしました。

入社後、私は幸手工場製造1係へ配属となり、プレス機と金型を用いて製品を生産する現場オペレーター業務に2年半従事しました。次に製造2係へ異動し、ハンドリングロボットを用いてのプロジェクション溶接に4年半従事、そして昨年に再び製造1係へ異動し現在に至ります。
今は製造1係でNC旋盤のオペレーターとプレス・溶接の製造ライン管理を任されていますが、再び製造1係に戻って気づかされたのが、製造2係での経験が1係で活かせることでした。2係で任されていたプロジェクション溶接ラインでは、時として不具合が生じていました。それをどのように安定させるか。原因はどこにあり、どうすれば解消できるか。まず自分で考え、ときには先輩たちのアドバイスを仰ぎながら解決に向けて試行錯誤していました。その経験から培ったノウハウが、現在担当している溶接の製造ラインの随所で役立っています。
いま私が扱っているのは人気車種の給油口に取り付けるフタ部分ですが、ここは外からよく見えるため、少しでもキズがあると製品になりません。さらには組み付け時に隙間や段差がわずかでも生じないよう、慎重にチェックしていきます。いま行っているプレスや溶接での厳しい管理が今度はどこで活かせるか、経験値の高まりを日々感じながら仕事に取り組めることが、私にとって大きなやりがいとなっています。

次の目標は、どのラインを任されても対応できるように、今まで扱ったことのない機械の操作ノウハウを身につけることです。こうした目標が立てられるのも、自社内に一貫開発・生産体制が整っているからだと思います。

学ぶ姿勢があれば、ゼロスタートでも成長できる。【西川】

クロムメッキやダイヤモンドライクカーボンなどを用いて金型にコーティングを施すと、金型の寿命を延ばせたり成形品の品質が向上したりするなど、多くのメリットが得られます。私は大学のゼミで金型や工具に様々なコーティング剤を付け、穴を開けることで耐久性を測る研究に取り組んでいました。さらに一歩進め、電気自動車のモーター部品にプレスを活用してどう量産するか、といったことも探求していました。
国分プレス工業は大学の先輩が就職していたので、よく知っていました。実際に会社見学に訪れたところ、様々な工作機械がずらりと設置されていて、これらを用いた製品づくりはとても面白そうだ、と思えたことが応募のきっかけになりました。

私はものづくりセンター金型製作係でフライス盤のオペレーターを1年、ワイヤー放電加工機のオペレーターを1年、さらにマシニングセンタのオペレーターを1年経験したのち、現在の企画設計係へ異動して、1年半が経ったところです。
設計は3D-CADを用いて行うのですが、私は全く設計の知識がなく、まさにゼロからのスタートでした。ところが私の異動と3D-CADのソフトを新バージョンに刷新するタイミングが重なり、ベテランの先輩たちと机を並べて使い方を学ぶことができたんです。不明点はすぐに相談して解消できたほか、ほぼ半年かけてじっくり指導してもらえたのは有り難かったです。
最初の設計は、板を丸く打ち抜く型作りでしたが、1年半経った今では角度をつけた複雑な形状の設計を任されるまでになりました。曲げる場所を1mm変更するだけで予想イメージと異なってくるため、CAE解析ソフトを用いてシミュレーションし試作するなど、トライ&エラーを繰り返しながら着地点を探っていきます。お客様からの指示書に示された範囲内に無事に収まり、設計通りの金型が完成したときは本当に嬉しいですね。

設計の目標として「ひとり・ひと型・1ヶ月」が掲げられており、私はさらに設計10日・加工10日・組み立て調整10日を目安に取り組んでいます。私が所属する企画設計係には現在4名おり、各自が任された案件に取り組んでいるのですが、私が試作していると先輩が「ここはこうした方が良いよ」と気軽にアドバイスしてくれるんです。その度に気づかされ、自分の引き出しがまたひとつ増えたという感覚は、大きな励みになっています。

受注から出荷まで、トータルに管理する達成感はひとしお。【兵藤】

大学時代、私が所属していたのは「塑性(そせい)加工研究室」でした。材料に力を加えて変形させ、特定の形状を作り上げるのが塑性加工ですが、私は塑性用のプレス機械に用いる工具の評価を担当していました。たとえば特定の材料を工具で打ち抜くには、素材や摩擦などが関係し、工具の寿命が決まってきます。1本の工具で交換することなくどれくらい打ち抜けるかが、その工具の評価となります。
就活では、研究室で学んだプレスの知識が活かせるところが良いと思っていましたが、事情があり半年間遅れたため、一般的な就活に間に合いませんでした。すると国分プレス工業の人事担当者が会社説明のためにわざわざ研究室を訪れてくれたんです。教授の推薦もあり、実際に現場のプレス作業を見学させてもらったところ、活き活きと機器を操作する社員の姿が好印象で、ここなら自分らしく働けると思いました。

私は幸手工場の製造1係に配属となり、半年間プレス機のオペレーターを経験したのち、現在の開発企画課に異動となりました。現在の具体的な仕事内容は、部品の受注から発送までのトータルな管理です。お客様から「この部品をいつまでに何個欲しい」という打診が開発企画課に入ると、担当者を決め、それが作れるかどうかの協議に入ります。ときにはエンジニアや関連会社を含め、材料調達から納期まで多角的にチェックし、作れると判断が出たら受注し、試作がスタートします。
私はPCで注文処理を行い、以降の進捗もPC上で管理していくのですが、ときには1人で20種類以上の進捗管理を担当することもあります。また簡単な部品だと2週間、複雑なものだと1ヶ月を要するため、1種類ごとに慎重に進行を管理しなくてはいけません。製品が完成し、出荷を確認するまでが開発企画課の仕事であり、私も出荷に立ち会って個数や状態を目視でひとつずつチェックします。お客様の希望した製品がスケジュール通りに出荷できたときは、安堵と共に大きな達成感が得られます。

正直、私は計画を立案し実行する業務に慣れていませんでした。しかしOJTで先輩と共に行動した9ヶ月間で、早めに動くことの大切さや、他部署との信頼関係が重要であることを学び、今では自信を持って1人で計画を立案できるようになりました。将来的には量産品の在庫管理まで任せてもらえるよう、業務の幅を少しずつ広げていきたいです。

学生の方へのメッセージ

■安定した需要とお客様からの信頼関係が大切
自動車部品メーカーの場合、安定した需要とお客様からの信頼関係は何よりも大切だと思います。その点、国分プレス工業は本田技研工業様と創業時から70年以上のお取引を継続しており、多品種にわたる受注と良好な関係を築いていることから、経営的な不安を一切感じることなく業務に打ち込めます。【秋葉】

■互いを尊重し合う、働く環境を見てほしい
私は、働く環境が大切だと思っています。行き過ぎた上下関係や縦割りの形態では、楽しく仕事に取り組めません。でも国分プレス工業では役職やキャリア・部門に関係なく誰もが「さん付け」で呼び合い、フレンドリーな風土が構築されています。ぜひ一度、その雰囲気を見に来てください。【西川】

■自分らしい働き方を見つけ、共に会社を盛り上げよう
実は私は、それほど自動車が大好き、というわけではありません。でも国分プレス工業で楽しく仕事に取り組めているのは、自分に合った働き方ができているからだと思っています。当社にはさまざまな部門・部署があり、入社してからのジョブチェンジも可能です。横の繋がりも深められるので、自分らしく働けるポジションで一緒に楽しく会社を盛り上げましょう!【兵藤】

PHOTO
ものづくりが好きな仲間が集う国分プレス工業は社員同士の交流も活発。会社主催のスポーツイベントやレクリエーションも随時実施され職場全体の活性化に繋がっています。

マイナビ編集部から

製造業にとって、「顧客基盤の強靭さ」と「職場環境の充実」は何よりも重要だ。どんなに素晴らしい製造技術を有していても、それを必要とする顧客に恵まれなければ発展は望めず、伸び伸びと働ける環境がなければ人材は定着しない。今回取材に訪れた国分プレス工業は、見事にこの両面を満たす安定企業だ。無借金経営を継続していることに加え、コロナ禍にあっても業績に変化がなかったことからも、その安定度がおわかりいただけるだろう。
しかし国分プレス工業の強みは、それだけではない。厳しいニーズへの対応で磨かれた高度な技術力、自社内一貫開発体制による納期短縮やコスト削減のアドバンテージ、多品種少量生産への対応力、中国・タイ・ベトナムに拠点を持つグローバル展開、さらには多くのグループ企業を傘下に擁してのシナジー効果など挙げるときりがない。なかでも、特に皆さんに知ってもらいたいのが人材への投資だ。充実した社員教育とキャリア支援、社員間のコミュニケーション活性化に向けた数々の施策、大企業に引けを取らない休日設定や育児・介護サポートなど、働く側からの視点で常に改善が行われている。こうした取り組みが、垣根の低い風通しの良い風土に反映されているのだろう。
いま同社は技術継承面で、大きな転換期を迎えている。一流かつ最新の技術を受け継ぎながら自分らしい働き方が目指せる、このチャンスをぜひ生かしてみてはいかがだろうか。

PHOTO
国分プレス工業には、上司や同僚と課題や成功体験を共有する「フィードバック文化」が定着しています。個人の成長が、ひいては会社の成長に繋がっていきます。

トップへ

  1. トップ
  2. 国分プレス工業(株)の取材情報