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最終更新日:2025/4/17
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部署名開発統括部 酵素探索チーム
大学2年生の時に、微生物学研究室での自主研究を通じて、微生物の無限の可能性に惹かれ、「微生物を利用して新しいものを社会に提供したい」と考えていました。大学院1年生の時、学会で当社に出会い、微生物を利用してユニークな酵素を開発し、世界に広く販売していることを知りました。この時、私は「この会社を通じてなら、微生物を利用して、面白く、新しいものを創り出せる」と思い、当社を志望しました。会社説明会で、当社の精神である「無から有を創れ」という言葉が心に響いたことも、当社により強く関心を持つきっかけになりました。
微生物から有用酵素を新たに見つけ出す『酵素探索』を主に担当しています。酵素探索は酵素開発の第一ステップであり、いかに「速く」「確実に」目的の酵素を見つけ出せるかが鍵になります。仕事の流れの例ですが、まずお客様や市場のニーズを受け、欲しい性質を持つ酵素を考えます(1)。次に、目的の酵素を探す方法を考案し、実施します(2)。1では、世界で販売例のない酵素や、時には論文等で報告例のない酵素もターゲットとする場合もあります。また2では、「速さ」と「確実さ」のバランスがとれた酵素探索法を考える必要があり、必ずしも正攻法がないという難しさがあります。一方で、それがこの仕事の面白さでもあります。
研究開発のやりがいは、「自分のアイデアや工夫が生かせること」にあると思います。入社2年目のとき、最初に与えられた酵素探索テーマで、完了までに3か月程度かかることが予想されていました。酵素探索法はマニュアル通りに進めていましたが、実験法が難しかったこともあり、なんとか効率化できないか考えていました。そこで、実験業務の傍ら、研究所の設備や備品を色々と調べ、工夫して新しい酵素探索法を作れないか日々試行錯誤することにしました。テーマ開始から2週間ほど経った頃、それまでためてきたアイデア同士がピタリとはまり、新しい酵素探索法が生まれ、以後1週間で完了(つまり約2か月の短縮)することができました。自分のアイデアを初めて酵素探索に生かせた瞬間であり、とてもやりがいを感じました。
将来の夢は、「新しい酵素に自分が最初に出会うこと」です。当社で大きな売上を出している酵素は、多くはそれまで市場になかったタイプの酵素です。それら酵素の開発に携わった方々は大勢いますが、中でも酵素探索を担当した人は最初にその酵素に出会った(発見した)人になります。そのような方々は、往々にして高い専門性はもちろん、画期的な酵素探索法を考案するアイデア力や、見つかるまでコツコツ続ける忍耐力・集中力を兼ね備えているのだと思います。私は、そのような先人達に負けないような新しい酵素に最初に出会える人になりたいです。
「自分のやりたいことが、本当にこの会社でできるだろうか?」ということと「自分の考え方と企業理念・社風が合っているだろうか?」ということを重視して会社を選ぶのが良いかと思います。私は就職活動中、当社以外にも十数社受け、中には待遇や知名度の点では良い会社もありましたが、当社ほど満足できる会社はありませんでした。当社は「研究開発型企業」であること、「無から有を創れ」というチャレンジングな企業精神があることが、私にとって「自分のやりたいことができそう」、そして「自分の考え方と合っている」と感じたポイントで、入社後も間違っていなかったと感じました。一方で、どんな企業でも、「自分のやりたいことができない」「企業理念と合わない」と感じる場所では、長続きしないか、居ても辛いだけになってしまうのではと思います。