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最終更新日:2025/4/17
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部署名生産本部 生産技術部 育種チーム
私は「誇りの持てる仕事」を企業・職種選択の軸として就職活動をしていました。自分の誇りが持てる仕事とは「好き×得意×社会のためになる」の3つが重なることであると考えています。学生時代、バイオテクノロジーには関心がありましたので生命農学研究科を専攻し、研究に従事しておりました。大学院時代の研究室の先輩方に天野エンザイム社員がいることを知ったのをきっかけに企業研究を進め、酵素製造・販売における国内リーディングカンパニーとして、全世界に酵素の価値を提供していることを知りました。原材料メーカーではあるので、自分の家族や消費者が天野エンザイムの名前をスーパーやコンビニ、薬局などで目にすることはないですが、世界中の人々に自分たちの開発した酵素が使用された製品に触れていただけることに誇りを感じ、入社を希望しました。また、まだまだ存在する未知なる微生物とそこから生み出される新規酵素に無限の可能性を感じながら働いていけることも重要なのではないかと思っています。
私の所属する生産技術部は大きく製造技術チーム(名古屋工場)と育種チーム(滋賀工場)に分かれています。生産技術部の大きな役割には、酵素生産技術の検討、生産菌株の育種、既存品目の生産上の問題点改善、開発品や既存品目の技術トランスファー、生産技術情報の収集や大学等との共同研究があります。入社5年目から今の育種チームに配属になり、主要既存品目の生産菌株育種や実生産導入検討を主に行っています。具体的には、既存生産菌の酵素生産性を各種変異技術を用いて向上させることが目的となります。また、並行して培地培養条件の最適化、実生産へのスケールアップ検討を行います。ラボスケールから実生産規模では約13,000倍のスケール差があり、ラボでの結果を再現するのが非常に難しい課題であります。その課題に見通しがついた段階で、実生産に移行し、現場での生産対応を行い、生産工程での課題に対応していきます。菌株の育種から生産導入まで、酵素製造プロセスの上流から下流まで携わることができるやりがいのある仕事です。
自ら育種した生産菌を実生産に導入し、製造した酵素製品がお客様、そして消費者に届くことだと思っています。入社してわずか3年目の時に大きなチャンスをいただきました。重要案件であった新製品の中国工場での立ち上げを任せていただきました。日本と中国を往復する日々が続き、年間半年程は中国にて仕事をしていたように思います。約1年間のプロジェクト期間を通して、中国工場での小スケール培養での生産性向上検討、サンプル試作、スケールアップ検討、後工程最適化検討に取り組みました。検討開始当初は、ラボスケールの結果を再現できないなど、慣れない環境の中で多くのプレッシャーに潰されそうになりましたが、周囲の皆様に支えられながら取得したデータの数々が、中国工場での新製品生産体制を早期に確立する一助になったと感じています。 このテーマを通じて、酵素製造プロセスのトータル設計を経験させていただき、多くのことを学ぶことができました。 また、未熟な技術者であった自分に任せていただいた会社にも大変感謝しており、この経験が今でも自分の支えになっています。
まずは目の前のテーマを早期達成できるように日々頑張りたいという気持ちが大きいです。将来的には技術部門を支えていける人材になれるように、専門性を高めていきたいとも考えています。技術士試験にも興味がありますので、プライベートの時間を使って勉強していきたいです。仕事だけでなく、プライベートを充実させることも同じように大切だと感じています。昨年結婚をしましたが、2人でゴルフの練習を本格的に始めました。恥ずかしくないレベルに上達できるようにするのが今年の目標です。
多くの企業を正々堂々と見る機会があるのは就職活動のこの時期だけかと思います。このことは自分が働き始めてから思ったことですが、社会人になってしまうと同業他社のことは知りたくてもなかなか知る術がありません。多くの業界や企業を調べて、納得のいく形で就職活動を終えられることを祈っております。この記事を読んでいただけた方といつかどこかで一緒に仕事ができることを楽しみにしております。