最終更新日:2025/4/1

(株)サンプラネット(エーザイグループ)

  • 正社員

業種

  • 試験・分析・測定
  • 医療用機器・医療関連
  • 各種ビジネスサービス・BPO

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

創薬研究から学会運営支援まで。医薬のフィールドで、幅広く多様な人財が活躍中!

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それぞれの領域のプロフェッショナルを目指す先輩社員たち

エーザイグループの一員として、多彩な事業を展開するサンプラネット。今回は医薬品研究開発や学会運営支援に従事する若手社員3名の皆さんに、入社を決めた理由や入社後の社内の様子についてお話を伺った。

◆小林 未奈さん(写真中央)
筑波研開支援事業部/薬効評価ユニット

◆佐藤 翔さん(写真左)
メディカルコンベンション事業部/学会ユニット

◆宮崎 大貴さん(写真右)
メディカルコンベンション事業部/学会ユニット

先輩の横顔

科学の街つくばで働くことに憧れていたという小林さん。「新しい実験棟がとても広く綺麗なので、モチベーションが上がります。何でも相談や質問ができる職場です!」
医学会運営の準備や手続き業務に携わっている佐藤さん。「人間関係の良さはもちろん、充実した社宅制度や昼食補助などもあり、恵まれた環境で仕事に集中できます」
学生時代は民放のゼミに所属していた宮崎さん。「フィクションで読んだような職場の様子を想像していましたが、そのとおり優しい先輩ばかりで安心して働けています」

「がんの新薬開発」に従事でき、技術力を磨けることに注目しました/小林さん

身近な人をがんで失った経験から、「病気で苦しんでいる方やそのご家族を笑顔にできる仕事」を志すようになりました。大学では、「新薬開発に関わる」というビジョンにつながり、かつ大好きな動物についても勉強できる動物応用化学を専攻。がんや自己免疫疾患の調査をしている研究室に所属し、大学院まで学びを続けました。

就職活動では「やりたいことをやれる」「自己成長できる」「長く働ける制度や環境が揃っている」という3つの軸を決め、5月頃から活動をスタート。インターンシップや説明会には積極的に参加し、がんの新薬に関われる製薬企業や開発業務受託機関(CRO)、動物薬を手掛ける企業など、幅広く検討しました。企業研究においては、先に自分のビジョンを明確にしてから、「どの業界や企業でなら実現できるか」「将来どんな方向に行こうとしている会社なのか」を見ていくと、絞っていきやすいと思いました。

最終的に当社に決めたのは、高い開発能力を身に付けられる環境に魅力を感じたから。業務以外の検討試験やグループでの研究会もあり、新しいこともどんどん学べそうだと感じました。私が就職活動した年はオンライン面接がメインで、面接した会社の雰囲気を感じ取りにくい状況でしたが、そのなかでも当社の面接官の方々は熱心に話を聞いてくださり、「社員を大切にしてくれそうな会社だな」と好印象を持ちました。

入社後は「抗がん剤の薬効を解明したい」という志望どおりの部署に配属。主に実験動物を扱っており、先輩の試験を手伝いながら業務を覚えつつ、練習をしてスキルチェックに合格をしたら実際の試験に従事する……という流れで教わっています。やってみたい業務にも積極的に挑戦させてくれる職場で、8月には初めて単独での試験を担当させてもらうので、今はその準備に勤しんでいます。

資格取得(実験動物技術者1級)のための勉強も始めており、仕事の合間には技術試験の練習を見ていただくなどのサポートもいただいています。身近な先輩はもちろん、ユニット長やグループ長なども気軽に話を聞いてくださり、想像以上に風通しの良い職場です。まずは自分の担当業務を完遂できる力を付け、来年からは実験動物の試験に加えて、細胞レベルの業務にも携わりたいですね。いずれは全体的な創薬研究業務を担える人財へと成長することがこれからの目標です。

「医療の力」に魅せられて志望。学会運営は気配りが活きる仕事です/佐藤さん

医療業界に興味を持ったのは、病院に何度か通った際に「多くの病気を治せる医療の力はすごいな」と感銘を受け、「医療を広めるお手伝いができたら」という思いが芽生えました。

就職活動の序盤ではいろいろな業種・業界を見ていました。早々に、ある会社から内定をいただけたのですが、決めきれない思いがあり、半年間ほど活動を続けました。学生時代に警備員や配送のアルバイトをしていたので、警備や物流業界なども広く見ていましたね。仕事内容で興味を持てる会社を絞ってからは、社風や福利厚生制度にも注目し、長く続けていけそうな会社を検討。そのうちに「やはり医療に関わりたい」という思いが芽生えてきて、注目したのが当社でした。制度も充実しており、面接でも人の良さを感じられたことから入社を決めました。

入社後は数日間の全体研修ののち、部署でのOJTがスタート。私の部署では医学関連学会の運営事務や主催者・登壇者の先生たちのフォロー、協賛企業の取りまとめなどを手掛けています。入社後まだ4カ月ほどなので、先輩に指示をいただいたことをこなすので精一杯ですが、先輩たちが担当されているさまざまな学会を見学させていただき、少しずつ仕事の流れが掴めてきました。細かな業務をしっかり覚えていくことが、今年の目標です。

来年5月に開催されるある学会のサブ担当者を務めることも決まり、現在は協賛企業の方とのやりとりが始まっています。学会は通常1日~4日間ほど開催されますが、1つの学会の中にもたくさんのセッションがあり、最近はライブ配信なども並行させているので、入念な準備が必要です。トラブルなく無事に当日を終え、先輩たちのように「また来年もよろしくね!」と言っていただけるような仕事ぶりを目指していきたいです。

学会運営の部門に関しては、先生たちへの細かな気配りや正確な業務遂行が求められる仕事だと感じます。医学界で権威のある方が多くいらっしゃるので緊張感もあり、協賛企業からもたくさんの質問が寄せられるので、覚えることが多く大変な毎日ではありますが、マンツーマンで指導くださるので、安心感を持って学べています。入社前に感じたとおり、人間関係がとにかく良い職場です。「誰に聞いても丁寧に教えてくださり、助けてもらえる」という環境は当たり前ではないと感じています。

医薬業界のなかでも「学会運営」の部門があることに興味を持ちました!/宮崎さん

私は既卒で就職活動をして、当社への入社を決めました。新卒の就職活動では特定の業界だけに絞り、情報不足のなかで独りよがりに活動を進めてしまった反省から、2年目は幅広い業界を見てみようと決意。コロナ禍の状況下で医薬業界にも興味が湧き、社会貢献度の高さや福利厚生制度に注目しながら見ていました。既卒の場合は選択肢が限られる分、一社一社を深く掘り下げて研究できたことは逆に良かったと感じました。

当社を志望したのは、一次面接で「医学関連系の学会運営をやっている」と聞いたことが理由です。学生時代に4年間、エンタテインメントやスポーツイベントのスタッフアルバイトをしていたこともあり、医薬業界でもイベント運営の仕事があることに大変興味を持ちました。「どの部署に所属するか」で仕事内容は大きく変わってくる可能性があるので、企業研究においては、会社をひとくくりで見ないほうが良いと思いました。事前に調べておいた部署の部長が面接官だったこともあり、詳しい仕事内容を理解できていた分、とても話しやすかったことを覚えています。

入社後は、所属するグループの先輩たちが担当しているさまざまな学会に同行して学んでいます。昨今のニュースで見かける感染症学会の先生が参加されている学会なども、グループの先輩社員が担当しています。何千人も入る大規模なイベントも多く、専門用語が飛び交う様子はさすが医学会という感じですが、運営側としては学術的な意義とは別に、収益などの視点も必要だと感じています。

また、学会運営について驚いたのは、1年半ほどの長い期間をかけて準備することがあったり、想像以上に社内外の多くの方々と連携を図っていることですね。対面とオンラインの遠隔登壇を組み合わせたハイブリッド開催をしている学会も多く、映像会社や全国各拠点のディレクターの方とも連携を図ります。「いろいろな方と協力し合い、当日を無事に迎えることができれば、大きな達成感を得られそうだな」と今から楽しみにしています。

現状は、まだまだ先輩の会話に耳を傾けながら、わからないことを一つひとつ解消している段階ですが、ミスをミスだと認識できるようになったことは、入社後4カ月間の成長だと思います。来年、再来年には、メイン担当者として学会を運営できるようになることが目標です。

学生の方へメッセージ

私は「製薬の研究職に就きたい」「若いうちから活躍したい」という2つの軸を持って企業を見ていました。「自己分析の延長線上に企業研究がある」と考えていたので、まずは自分が大切にしている価値観を客観的に認識するための自己分析ワークに注力。そこで「相手のために何ができるか」を大切にしたい気持ちが強いことがわかり、企業理念で「顧客貢献」を掲げている当社に共感を覚えました。最終的に患者様に届くことを意識しながら励める仕事であることは、実際にやりがいにつながっています。

このように自己分析をすることは、企業研究を始めていく際の足がかりとなるので、まずは自分を知ることから始めると良いと思います。自己分析の方法はインターンシップ等でも学べたので、できるだけ参加してみてください。

私は大学時代にがんの研究をしていたので、オンコロジー領域に携わりたい思いを持って入社し、志望どおり薬物動態に従事できる部署に配属いただきました。この点からも、社員の志や思いを大切にしてくれる会社だと思います。先輩たちは新人でも意見を出しやすい雰囲気をつくり、意欲的なところを評価して仕事を任せてくださって、かつ応援してくれるような職場風土なので、当社を研究する際の参考にしてください。

(筑波研開支援事業部/薬物動態バイオアナリシスユニット 福元 芽衣さん)

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「オンラインでのやり取りがある場合は、表情に気をつけてください。枠で切り取られる分、表情への注目度が高くなります。録画してみるのもおすすめです」(福元さん)

マイナビ編集部から

2002年、エーザイの関連企業6社が合併したサンプラネット。医療・健康・環境領域の事業を幅広く手掛けており、部門ごとに異なる顔を持っている企業だ。ただし、エーザイグループの「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を共通の理念として、全部門が事業を展開している。

例えば、創薬支援の顧客は依頼主であるエーザイや薬を処方する医師、また医学関連学会運営事業では医療業界全体が顧客であるが、同社はその先にいる患者様と生活者の皆様を「顧客」と捉え、全社員が共通して、患者様と生活者の皆様のベネフィット向上のために何をすべきかを考え続けている。今回の取材でも、それぞれの社員がこの理念を意識しながら、技術力やコミュニケーション力を磨き、プロフェッショナルへの成長を目指している様子がうかがえた。

また取材で印象に残ったのは、自分の仕事に明確な目的とやりがいを持ち、成長しようと励んでいる社員たちの姿だ。それぞれの職種に必要な知見や技術力を磨くための教育制度も充実。年次を問わず積極的に活躍の場やチャンスを与える方針であることも、若手の成長につながっているのだろう。協働する同僚や関係者たちとの協力意識の高さも、各人の話の節々から感じられた。同社の企業研究においては、こうした先輩たちと同じ方向を見て仕事ができそうか、そして顧客貢献の理念に共感を持てるかについて、しっかりと検討してみると良いだろう。

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同社はエーザイをはじめとした製薬業界を中心に、創薬研究から学会運営まで様々な支援サービスを展開しており、医薬業界への貢献の手応えを感じやすい環境だ。

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