最終更新日:2025/3/25

松定プレシジョン(株)

  • 正社員

業種

  • 精密機器
  • 重電・産業用電気機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
滋賀県

取材情報

研修・教育について伝えたい

世界基準の「モノづくり」を支える、多能工な技術者の育成システム

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充実した教育と恵まれた職場環境で、最先端の研究開発を実現

高圧電源分野で圧倒的なシェアを誇る、総合電子機器メーカー・松定プレシジョン(株)。研究開発から製造まで一貫して自社で行い、高い利益率を実現できる理由は、多能工な人財育成と恵まれた職場環境にあった。

【写真右】
T・Kさん/X線製造チーム/2022年入社
(福井工業大学 工学部 機械工学科卒)

【写真中央】
M・Sさん/人財採用、X線統括リーダー/2006年入社
(大阪電気通信大学 工学部 機械工学科卒)

【写真左】
S・Kさん/X線設計・開発チームリーダー/2014年入社
(滋賀県立大学 工学部 電子システム工学科卒)

今回取材に応じてくれた3人を紹介します

滋賀県出身。趣味は筋トレで、大会出場が目標。会社の好きなところは、「先輩社員が優しくて部署間の壁がなく、気軽にアドバイスをもらえるところです」(T・Kさん)
滋賀県出身。音楽好きで、フェスやライブに行くことが趣味。会社の好きな点は「話しやすくて風通しがいい。若手が上の人にどんどん意見を言える職場です」(S・Kさん)
新卒採用とX線事業統括リーダーをこなす、多能工な社員。会社の自慢は、「若いうちからいろんな経験をさせてもらえるので、成長スピードが早くなること」(M・Sさん)

研修中に気づいた他者への感謝。X線装置の組み立てで、モノづくりのやりがいと楽しさを実感しています

機械工学科出身で、大学時代は「流体力学」を研究していました。当社には手厚い研修があり、入社後にしっかりと技術や知識を基礎から身に付けることができるので、技術職は理系であれば大学での勉強内容は問われません。約3カ月の研修期間を設けてもらい、社内の教育規程に則って、部品の基本的な特性や製造に必要なハンダ付け、圧着などの技術を学びました。部署に配属されてからはOJTで実践的に学びを深めています。

私は研修期間中に、ある失敗をしてしまいました。生産ラインに送るため、専用アプリを使って倉庫から必要な部品を選び出す「部品集め」という作業があるのですが、部品の数量や種類を間違えて集めてしまったんです。ミスに気づいた時はあせりましたが、先輩がすぐにフォローしてくれました。次の工程で作業する人たちにも迷惑をかけてしまい、もっと丁寧に仕事をしなければいけないと反省しましたね。部品集めは、普段はパート・派遣スタッフが行っています。膨大な種類の中から正確に部品を集めていただけるからこそ、私たち技術者がスムーズに製品を組み立てられる。あらためてそのありがたさが身に沁みました。

それと同時に、間違いを繰り返さないための仕組みづくりも、今考えているところです。現在はX線製造チームに所属して、主に工業用のX線装置の製造・組み立てに携わっています。お客様のもとへ装置のメンテナンスに出向いたり、社内の基板実装や、パート・派遣スタッフの管理なども行っています。X線装置の組み立ては1製品につき約50時間かかります。基本的に1人1製品を担当するので、責任は重大。丁寧に間違いのないように組み立てることを第一に心掛けています。自分が組み立てた製品が完成して出荷される時は、達成感がありますね。モノづくりのやりがいと楽しさを日々実感しています。今後は、指示されるだけではなく、自分でも製造の段取りを立てられるようになっていきたいと思っています。
<T・Kさん/X線製造チーム>(2022年入社)

中小企業だからこそ、幅広い仕事に携わる面白さがある。チームリーダーとして自身の成長も感じています

「この会社に入りたい!」と思ったのは、会社説明会で当社を訪れた時です。仕切りのないワンフロアでいろんな人が仕事をしていて、アットホームな雰囲気が伝わってきました。堅苦しさがなく、話しやすそうな職場だという印象は、入社してからも変わりません。当社には役職がないので、ベテラン社員も新入社員も自然とお互いを「さん」付けで呼び合っています。それも話しやすさの一因かもしれませんね。

今はX線装置事業で、自社開発しているX線管の製造部門をまとめるチームリーダーの役割を担っています。以前はT・Kさんと同じチームにいて、2年間ほど教育係として指導していました。教育係として心掛けていたのは、社内のルールや仕組みを踏まえて、根拠を明確にして話を進めることですね。さらに、先入観を持たずにフラットな状態で相手の話を聞くことも大切だと思っています。これはリーダーとして、メンバーとコミュニケーションを取る時にも意識していることです。リーダーになると、ものごとを決断しなければいけない場面が増えてきます。それが自分のレベルアップや成長につながっていると感じますね。

当社は、企画から設計開発、生産、販売まで全て自社で行っているのが強みだと思います。メイン製品の電源装置は、モノづくりの現場に必要不可欠な存在。当社は高圧電源分野で世界シェアNo.2(※ThomsonGale調べ)の実績を誇っています。X線装置事業は電源事業から発展した分野で、これからさらに世界的な需要も増えていくでしょう。当社は中小企業のため、各人が幅広い仕事をこなすことが求められるので、大変な時もありますが、そこがやりがいでもありますね。自分が作った製品をどんなお客様が待っているのか、実際に目にすることができるのも面白いと感じています。X線管のリーダーではありますが、まだ異動したばかりでチーム内では経験は少ない方です。製造現場に積極的に入って問題点を把握し、改善につなげて生産効率を良くしていくのが今の目標です。
<S・Kさん/X線設計・開発チームリーダー>(2014年入社)

助け合いの精神が根付いた、関係性の良い職場。多能工な社員育成のため、研修や教育に注力しています

当社の製品は、少量多品種。お客様に合わせて付加価値の高い製品を作り、高い利益率を実現しています。多様な製品を作らなければいけないので、技術者もいろんなことができる「多能工」な能力を求められます。当社では多能工な人財を目指してもらうために、研修や教育に力を入れています。新入社員はまず共通研修で社内ルールについて教育を受け、業務に必要な社内資格を取得します。技術系の社員は、開発や設計に配属が予定されている人も、製品を知ってもらうために最初に製造ラインで製造経験を積んでもらうのが一般的な流れです。また、新入社員研修の講師は全て当社の先輩社員です。会社のことを一番よく知っているのは社員ですし、研修終了後もコミュニケーションを取りやすくなると考えています。

社内環境においては、物理的にオフィスの壁をなくして、相談しやすい雰囲気を作っているのも当社の特徴の一つでしょう。さらに、必要な時に必要な人たちがパッと集まって、簡単なミーティングができるように、オフィスのあちこちに円卓を設けています。立ったまま最小限の話をして解散する方が効率が良いので、椅子は置いていません。

多能工といえば、私も2つの職務に携わっています。一つは新卒採用の活動をする人財採用。もう一つはT・KさんやS・Kさんが所属するX線事業の統括リーダーで、受注した製品の納期や開発スケジュールを管理する取りまとめ業務を行っています。一方的に指示するのではなく、メンバーそれぞれの意見を聞いて、納得して仕事を進めてもらうように配慮しています。リーダーとしては、若手社員の成長を感じられる瞬間が一番うれしいですね。昨年4月から、残業時間を完全にゼロにすることに成功しました。これも多能工の育成が進んだおかげです。一つの仕事だけに専念するのではなく、手が空いた人が忙しい人を手伝うことで全体の生産効率を上げることができました。みんながいつでも助け合えるように、日頃からコミュニケーションを取りやすい環境づくりを大切にしています。
<M・Sさん/人財採用、X線統括リーダー>(2006年入社)

学生の方へメッセージ

「自分のやりたいことができるかどうか」。仕事選びは、それが一番大切だと思います。学生の皆さんには、できるだけたくさんの会社を見ることをお勧めしたいですね。私の場合は、興味がある会社のインターンシップに積極的に参加しました。当社に入社したいと思ったのも、夏に参加したインターンシップがきっかけです。実際の業務内容を知ることができましたし、何より先輩社員たちの雰囲気がすごく良かったんです。最近はWebからでも情報収集できますが、インターンシップは会社の雰囲気を肌で感じることができる貴重な機会です。ぜひ活用してみてください。
(T・Kさん、2022年入社)


皆さんには、学生のうちにしかできない経験をどんどん積んでほしいと思っています。その経験は、何一つ無駄になりません。例えば海外旅行ならグルーバルな感覚が身に付くでしょう。私たちのように「モノづくり」に携わるエンジニアには、柔軟な発想力や想像力が必要です。やりたいことを全て行い、経験や勘を鍛えておくのは大事だと思います。また、就職活動では、自分の「軸」を決めましょう。私は、「幅広い仕事ができる中小企業」「しっかりと利益を上げている企業」「滋賀で活躍している企業」の3点を軸にしていました。その全てを満たしていたのが当社だったのです。
(S・Kさん、2014年入社)

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文字通り壁のないワンフロアのオフィスで、部署の垣根を超えて社員は活発に交流している。他部署の先輩からも気軽にアドバイスをもらえる、風通しの良さが同社の魅力だ。

マイナビ編集部から

総合電子機器メーカーとして、日本のみならず世界でも揺るがぬ地位を築いている同社。自社開発をモットーに、研究開発から設計、製造、販売、アフターフォローまで、全て自社で完結する一気通貫型で、「モノづくり」にトータルに携わっている。電源装置の会社だが、機械系や電気系以外の学部学科出身の社員も多いそう。技術職の場合、理系学部の出身であれば、大学で何を研究していたかは不問だという。その理由は、しっかりとした人財育成システムに自信を持っているからにほかならないだろう。

少量多品種の製品を生産している同社では、一人ひとりの技術者が取り組む仕事の内容は多岐にわたっている。若いうちから幅広い業務を経験できるので、知識も視野も格段に広がり、自分の成長スピードの早さを実感できるはずだ。また、「最先端の開発は最先端の環境でこそ実現できる」というのが同社の考え方。研究開発に対する投資については惜しむことなく、最高の研究設備を完備している。今回取材に応じてくれた3人は、「部署間の壁がなく、気軽にみんなと話せる環境がいい」と異口同音に職場の魅力を語ってくれた。最高の研究設備と、気持ちの良い人間関係。恵まれた環境のもとで、世界基準の「モノづくり」に励みたい方には、ぜひおすすめしたい企業と感じた。

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広い敷地の中に立つイメージサイエンス研究所は、2016年に増設。渡り廊下で研究所とつながっている。充実した環境のもと、同社オリジナルの新製品が次々と生み出される。
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