最終更新日:2025/4/24

日本空調サービス(株)【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 試験・分析・測定

基本情報

本社
愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

建物の最適環境の維持のため、技術力の向上に努めています。

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社会貢献への誇りが持てる毎日です!

設備メンテナンスの業界で、質の高いサービスを提供し続ける日本空調サービス。PM(保守)、FM(常駐管理)、RAC(設計・施工)のメンバーたちは、それぞれの専門性を発揮しつつ、快適な環境創造に励んでいます。

★浅井泰尊さん/名古屋支店 技術2グループ 名東チーム/2018年入社
学校で電子機械科にて学び、新卒で入社。5年目の若手ながら、多彩な現場の訪問点検に携わってきた。
★平野希さん/FM管理部 FM1グループ 茅ヶ崎市立病院/2019年入社
新卒入社。学生時代の専攻は生物環境科学。現在は病院に常駐し、空調や衛生設備の点検を行っている。
★飯塚準人さん/東京支店 技術3グループ RAC2チーム/2019年入社
創造システム工学科卒。設備工事の設計・施工管理を担当。

仕事をする上での心がけ

コロナ禍もあり、空調設備における環境面へのこだわりを持たれるお客様も増えています。ニーズをしっかり汲み取り、丁寧に対応するよう努めています(浅井さん)。
私自身、物ごとを丁寧に行うタイプ。スタッフの方への言葉づかいはもちろん、外からは見えない部分の修理の際は、わかりやすく説明するようにしています(平野さん)。
協力会社の方に自ら積極的にコミュニケーションを取り親交を深め、より働きやすい現場環境を築くよう心がけています(飯塚さん)。

年間を通じた保守メンテナンスで、設備の不具合を未然に防いでいます。(PM)

当社のPM職は、工場やオフィスビルを始めとする施設の空調設備など機械系のメンテナンスを行っています。定期的にお客様の施設に訪問をし、点検はもちろん、不具合が見つかれば修理や交換なども行います。施設にもよりますが、朝から夕方まで点検業務が基本で、その後、事務所に戻って報告書や見積り作成をする毎日です。年度末など、時期によっては機械の更新業務が続くこともあります。

私は新卒で入社し、最初は先輩に付いて現場に行き、それぞれの設備を覚えることから始めました。建物内には空調を始め、消防や衛生、給排水などさまざまな設備がある上、空調といっても施設によってそのシステムは異なります。
一方、当社は若手社員にとっては学びの機会も多く、空調の基礎や修理に必要な溶接の技術など、1つ1つしっかりと身に付けることができます。私の場合で言えば、3年目頃からは自らが中心になって作業ができるまでに成長できたと思っています。そして、これまでにドーム球場や病院、オフィスビルなどの現場を経験してきました。施設によって、するべきことは変わるものの、設備の基本的な仕組みさえ覚えれば、あとはその応用。経験年数を重ねるごとに、自分のやりやすいように工夫する知恵も出てきます。

この仕事の腕の見せどころは、普段の点検時での不具合の発見はもちろん、それに加えて緊急の際に、いかに迅速に対応できるかどうかだと思っています。その結果として自分の思い通りに修理が進んだり、事故や故障を未然に防ぐ提案を行って、お客様から感謝の言葉をいただくことが何よりのやりがいです。
私にとって大きな成長の転機となったのは、入社3年目の時に空調設備の更新に伴う、配管の入れ替え作業などの責任者を任せてもらったことです。先輩のアドバイスを受けつつではあったものの、自分なりに段取りも考え、1つの案件を無事に終えたことで技術者として成長できていることを実感しました。
最近では部署内に後輩もでき、ペアを組んで作業を行う機会も増えてきました。私自身、さらにスキルアップをめざすとともに、今後は後輩指導にも力を入れていきたいと思っています(浅井さん)。

病院内の安心・安全も、私たちが日常的に見守っています。(FM)

FM職は大型病院を中心に、研究施設や特殊建築物などに常駐し、設備システムのメンテナンス及び日常の維持管理業務を行っています。点検に関しては、年間の中で数日をかけて行うものから、1日の点検を数回に分けて実施するものまでさまざま。空調設備の運転データをまとめ、報告書としてお客様に提出し、フィルターなどの交換や修理の提案を行うこともあります。

私がこの仕事を選んだのは、建物設備を守っていく=“建物設備のお医者さん”としての仕事に惹かれたから。ただ入社したばかりの頃は工具の名前すらわからず、一緒に現場を回っている先輩に質問をすることで覚えるようにしていました。
一方で私たちのお客様は年間契約のため、翌年にはまた同じ場所での同じような業務が繰り返されます。そのため2年目からは、先輩のアドバイスを受けながら何とか仕事ができるようになり、3年目にはある程度独り立ち。お客様との日程調整も任せてもらえるまでになりました。
この間にボイラー技士や危険物取扱者、電気工事士、冷凍機械責任者などの資格にも積極的にチャレンジし、自分なりにスキルアップにも努めてきたつもりです。

FM職は設備の迅速な不具合対応も行っています。蛍光灯やカーテン交換、修理などのリクエストにはすぐに駆けつけ対応します。他には私が常駐している病院には無菌室など、高い衛生管理が要求されるクリーンエリアがあります。内部に埃などが入らないよう、点検には細心の注意を払っています。ちなみに、このクリーンエリアの性能測定に関しては、学生時代に学んだ化学分析の知識が役に立っています。
病院のスタッフの方や患者様から見える場所で点検や修理をする機会もあり、終わった後にお礼の言葉をいただく時が仕事のやりがい。加えて最近では、私の顔を覚えて下さるスタッフの方も少しずつ増えてきました。
奥が深い世界のため、まだまだ先輩から教わる機会が多いのも事実。今後はさらに経験を積み、より医療の世界に貢献するとともに、長く働く中で新たなやりがいも見つけられたらと思っています。当社の場合は出産後に育休を経て復職する社員もいて、そうした先輩たちの活躍ぶりも大きな励みです(平野さん)。

設備のリニューアルを中心とした工事で、最適な環境を生み出しています。(RAC)

空調や給排水、衛生設備などの設計から施工までを担当するのがRAC部門。業務としては協力会社の選定や見積り依頼、資材の手配から始め、安全書類の収集→図面作成→着工と進め、工事がスタートすれば安全・品質、工期、原価の管理を行っていきます。いわば建築などの施工管理の仕事です。

入社して最初の1ヶ月は社内で空調の仕組みなど基礎的なことを学び、その後は現場での写真撮影や材料の手配などから始めました。
現場の進め方や、どの資材がどこで使われるかなど、仕事で必要な知識を習得するには、「職人さん」である協力会社の方から聞き出すのが最も近道。そのため最初の頃は、ひたすら協力会社の方たちとコミュニケーションを図ることに努めていました。
そして半年ほど経った頃に、大学内に設置する空調設備工事の現場へ。そこで初めて先輩のサポートを受けつつ、協力会社への発注や図面作成などにもチャレンジさせてもらいました。その後も小学校の体育館へのエアコン設置などの工事を経験し、現在は下水処理場のダクトの新設工事に携わっています。

施工管理で私たちが特にこだわるのは、安全・品質です。例えば体育館のエアコン設置工事をした際は、壁に架台を備え付け、その上に室外機を設置したのですが、協力会社が設置したあとに計測器などを使用して、固定・据付状態をしっかりチェックすることも大変重要な仕事のひとつです。
その上で安全面も含め、無事に工期内にやり終えた時の達成感は何度味わっても格別です。特に設備の場合は、その場で空調設備などを動かし、“確実に動いているな”と実感としてわかる点も魅力です。当然、お客様にも快適になったと喜んでいただけますしね。
もともと私は人見知りをするタイプだったのですが、この仕事を通じて、協力会社の方やお客様に対して自分の意見を言えるようにもなりました。いずれ私もインストラクターの立場として、後輩を指導する時がくると思います。その時までに材料や現場の知識を着実に蓄え、何を聞かれても答えられるようになっていたいと思っています。そして個人的には、冷凍機械責任者や管工事施工管理技士などの資格を取得することも目標です(飯塚さん)。

学生の方へメッセージ

自分のやりたいこと、興味のあることを明確にし、それが実現できる会社をめざしましょう。私たちの業界は、空調設備などを安定稼働させることで、施設にとって最適な空間を支えているという実感が得られる仕事です。また仕事を進める中でできることも増え、成長が目に見えてわかる点も魅力です。一方でお客様と接する機会も多いだけに、ハキハキとした対応は欠かせません(浅井さん)。

メンテナンスは目立たない業務です。でも建物には必ず必要で、奥が深い分野。そうした働き方に共感できる後輩に期待します。特にコツコツと仕事をするタイプなら最適。中には毎日同じ場所を点検し、データを取る仕事もあります。年間の点検項目も決まっています。その意味では繰り返し業務も多いものの、一方で出てきたデータからの予測が求められる点が、この仕事の難しさです(平野さん)。

当社がサービスを提供しているのは病院、製造工場、研究施設や公共施設で、社会貢献の面でも充実感を得られる仕事です。就職活動では自分の長所ややりたいことを重視するのはもちろん、職場の雰囲気や福利厚生などもチェックしておきましょう。それが長く働く会社を見つけるポイントです(飯塚さん)。

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学ぶ環境の整備に力を入れているという日本空調サービス。特に勤続年数の短い若手社員に対しては、研修などを通じて、まずは知識を蓄えてもらう仕組みを整えている。

マイナビ編集部から

今回、取材に登場していただいた3名の例からもわかるように、日本空調サービスの社員たちの出身学部学科はさまざま。まさに多種多様な人材が活躍している事が今回の取材でわかった。
それを可能にしているのが、“育てるための体制”づくりに向けた惜しみない努力だ。教育に関して言えば、入社1年目、2年目などの年次別の研修に加え、メーカー研修にも参加。また入社からの3年間は、先輩社員がインストラクターとして、指導やサポートを行ってくれるそうだ。

働く環境面に関しても「困った時に助け合うチームワークの良さが気に入っています(飯塚さん)」「わからないことを尋ねると、一緒に答えを探してくれる先輩ばかりです(平野さん)」「失敗をしても上司がフォローをしてくれるため、のびのびと仕事ができます(浅井さん)」と誰もが職場の雰囲気の良さを口にするほどだ。

福利厚生面も充実しており、女性の育児休暇取得率は100%(2022年度実績)。他にも住宅手当や家族旅行補助制度なども社員たちには好評とのこと。全国展開を行う会社だけに、転勤はあるものの、それも同社では視野を広げるために前向きに捉えてほしいと考えている。まさに上場企業ならではの安心感と働きやすさを得られる環境と言えるだろう。

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点検の結果をもとに、予防保全や環境改善につながる提案を行うのも技術職の務め。そうした積極的な姿勢を心がけることで、お客様や社内からの評価へとつながっていく。

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