多木化学(株)【東証プライム市場上場】

大学の先輩が多木化学をエントリーしていたことがきっかけで紹介を受けました。多木化学は肥料の分野から創業した企業ですが、現在は化学品や不動産事業も大きな柱となり、大変多角的なアプローチができる会社です。私が学生の頃に志した“化学”の分野で、是非多木化学の様々な研究開発に携わり成長していきたいと感じました。また、業績も大変安定していることから、非常に堅実な企業である印象を強く受け、決意しました。

医薬品や医療用機器の素材となる、「生分解性ポリマー」の研究開発と、製品の品質分析を担当しています。医療分野に関連のあるユーザー様を中心に、様々なご要望に対しディスカッションしながら、最もご満足頂けるような素材造りを目指していきます。学問としては高分子化学、生化学などが主体となっており、大学で専攻した有機化学の知識・技能も多くの場面で役立っています。全国の学会や展示会などにも積極的に参加しています。

研究開発は直接お客様とやりとりをしながら行うため、自身が合成したものに対し常にリアルな声を聞けることはとても貴重で、次へのモチベーションが高められます。「多木化学の製品はトップレベルの品質だ」など、ユーザー様からお褒めの言葉を頂戴することもあり、それまでの苦労が一気に報われる瞬間となります。また、自身が携わった製品が新聞記事で報道されたりする際も、大変嬉しい気持ちが込み上げてきます。

創業から130年を超える老舗メーカーとして、常にお客様に寄り添い信頼されることを目指す理念や風土が、あらゆる分野に浸透していると感じる点です。誠実で堅実なものづくりへの姿勢が創業以来の伝統として脈々と受け継がれており、社員がそれを自然と意識することができる社風があるように感じます。また、部署間の隔たりもなく、風通しの良い雰囲気もあるので、毎日楽しく仕事をしています。

焦らず、自分らしく、そして粘り強く活動することが大切です。また、就職活動ではつい自身を良く魅せようと張り切りがちですが、あまり自分に嘘をついて採用されても、その後がきっと大変です。就職することはゴールではないのです。普段の自分よりちょっと明るく振舞うくらいにして、自分の良い色を出せるよう楽にして頑張ってみてはどうでしょうか。多木化学の採用担当の方はとても親切で、当時の私は大変落ち着いて臨めました。