最終更新日:2025/4/4

インフォテックス(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • インターネット関連
  • 通信・インフラ
  • 受託開発

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

未経験から大規模プロジェクトのリーダーに。知識ゼロから始めた先輩エンジニアの軌跡

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手厚い教育体制とチームワークで一人前のシステムエンジニアに

H.Kさん
システム開発部 主任/2009年入社
法学部卒

完全独立系ソフトウェアハウスであるインフォテックス。同社では、未経験から一人前のシステムエンジニアになれる手厚い教育体制を整えています。文系出身の先輩社員がどのようにしてプロジェクトリーダーになったのか、これまでの経緯を伺いました。

インフォテックスはこんな会社です

幅広い経験を通して下流工程から上流工程まで携われます。知識・技術を重ねるごとに設計や要件定義を任され、エンジニアとしての技量を高めることができる環境です。
どのプロジェクトもチーム制で取り組むのがインフォテックス流。常に近くに先輩がいるので相談しやすい環境です。一人ひとりの習熟度に合わせた業務を割り振っています。
プロジェクトではさまざまなシステムを開発するため、新たに着手するごとにチームで勉強会を実施。何を目的にどのようなシステムを作るのかを確認してから業務に移ります。

3カ月間の新人研修はフローチャートでロジカルシンキングを強化

大学では法学部を専攻していましたが、卒業後はシステム開発に携わりたいと思い、就職活動はエンジニアに絞っていました。当社を選んだ決め手は「人」です。説明会で感じた雰囲気が良く、社員同士も仲が良さそう。私が想像していたエンジニア像とは良い意味で違っていて、親しみやすい印象を受けました。面接も面談に近いアットホームな雰囲気。私の人間性を見てくれていると感じ、ここで働きたいと思い入社を決めました。

私たちの時代は、新人研修は約3カ月間。ビジネスマナーなど基本的なことを学んだ後に始まったのがフローチャートの作成です。フローチャートとは、プロセスの流れを四角や矢印を使って図式化したもの。システム開発では、何が必要で、どういう工程があって、どのような順で流れていくのかを把握し考えなければなりませんが、フローチャートを作成することで、この考え方を養っていきます。1カ月間、テーマを与えられ、ひたすらフローチャートを書き続けました。例えば、自動販売機のシステムをフローチャートで作るなど、身近なものが題材。すぐに書ける人もいれば苦戦する人もいましたが、なかなか書けない人には指導担当が最後まで教えていましたし、同期同士でもサポートしていました。習熟度の速さは違えども、みんなで助け合って楽しみながら駆け抜けた記憶があります。

フローチャートを徹底的に取り組んだ後に、プログラミングの研修に移ります。やっとここでパソコンの登場です。いざやってみると、思っていた以上にすんなり取り組める自分がいました。フローチャートをやった成果がここで現れたのです。システム開発は考え方がいかに重要なのかを実感。この研修ではjavaなどを使って簡単な画面作成の演習を行いました。

このように、当社の研修は実践がメイン。黙々と取り組む時間が長かったので、指導担当だった課長が息抜きとして、たまに散歩に連れ出してくれることもありました。印象深いのは明治神宮へ参拝に行ったこと。根詰めて取り組んでいたので、とても良い気分転換になりました。それと同時に、新入社員を気遣う優しさが伝わってきてうれしかったのを覚えています。

13年参画した案件で下流工程から最上流工程を経験。学んだことは数知れず

最初に配属されたのは、鉄鋼商社の基幹システムを開発するプロジェクトです。初めは、画面作成など新人のレベルに合わせた作業を担当。通常3日の納期を5日に伸ばしてくれるなどの配慮があり、安心して業務に取り組むことができました。当社では、配属後も研修と同様に上司が近くにいて見てくれるスタイル。頻繁に上司が「大丈夫か?」と声を掛けてくれたので、不安なく取り組めました。新人時代に意識していたのは、まずは自分で考える癖をつけること。教えてもらったほうが早いですが、言われた通りにやってもすぐに忘れてしまうので、少し時間がかかっても自分で考えるようにしていました。業務に慣れてくると納期も通常通りに進められるようになり、業務の難易度が徐々に上がっていき、できることが増えていきました。

設計に携わるようになったのは2年目。少しずつ慣れていき、4年目には完全に任されるようになりました。設計に取り組むようになってから、新人研修のフローチャートが役立っていると実感。あのとき必死にやったおかげで、設計もスムーズに取り組めたように思います。この頃からお客様との打ち合わせも任されるように。打ち合わせではヒアリングするだけでなく、それまでの注意点や失敗を踏まえて提案するように心掛けていました。説明時にも専門用語はなるべく使わずに噛み砕いて伝えたり、ホワイトボードやExcelで可視化したりすることも気を付けていた一つです。チームリーダーになったのもこの頃。上司から「やってみないか?」と言ってもらえたのでチャレンジしました。私は上流工程に徹して、後輩にはプログラミングなどを依頼。新人時代の先輩の動きを思い出しながら業務を割り振っていました。

最上流工程の要件定義を担当するようになったのは7年目です。全く経験したことがなく、聞ける先輩も現場にいなかったのでとても不安でしたが、部長に相談したところ、部長自身の業務時間外の時間をいただき、マンツーマンでご指導いただきました。要件定義とは、業務のどこをシステム化するのかを決めて、必要な機能や要求をまとめていく作業です。ここが決まらなければシステム開発ができません。お客様もシステム化する費用対効果を重視するため、納得していただける提案が不可欠。はじめは説得力のあるプレゼンをするのに苦労しましたが、それまでの信頼関係もあって、任せてもらうことができました。

ステップアップのため大規模プロジェクトのリーダーに。目指すはさらに大きなプロジェクト

鉄鋼商社のプロジェクトでは、たくさんのことを経験させてもらいました。10年以上参画するのは当社では極めて珍しいケース。ここまで長くいたのは、お客様が私を信頼してくれたからです。当社としては、もっと早い段階で私に別のプロジェクトを任せたかったようですが、お客様が「Kさんに抜けられたら困る」と言ってくださったので、長く参画させていただきました。そこまで言ってもらえたのは、やはりコミュニケーションが大きいと思います。お客様の声をくまなく聞き、こまめに連絡するなど日々の積み重ねによって信頼関係を構築できました。参画中はよく昼食にご一緒することも多かったです。技術面のみならず、人にも恵まれた時間を過ごすことができました。

次のステップとして、14年目で新たなプロジェクトに配属されました。それが現在担当している学習塾のシステム開発です。講義スケジュールと請求書が紐づいたシステムのリプレース(二次開発)案件で、私はリーダーを務めています。技術面はこれまでの経験が生かされていますが、新たなチャレンジとしてはスケジュール管理が挙げられます。以前は4人のチームメンバーをまとめていましたが、今のチームは14人。仮に体調不良で5人が休んでしまったら、1日で1週間分(40時間)の遅れが出てしまうことになります。全員の状況を把握しながら、スムーズに進めていけるように日々スケジュールを考えています。それと同時に意識しているのは、メンバーのモチベーション管理です。全員が100%の力を発揮できるように働きやすい環境づくりに努めています。仕事の話だけでなく「昨日あのアニメ見た?」と雑談も交えながら、楽しい雰囲気をつくれるよう心掛けています。

当社の魅力は何と言ってもチームワークだと思います。当社はどの常駐先でも必ずチームで取り組むスタイル。後輩からすれば、常に先輩がいて教えてもらえるので心強いと思います。その後輩が先輩になったら、自分にしてもらったように後輩を指導するというサイクルが定着しているので、当社にとっても良い文化が根付いていると感じます。

念願の大きなプロジェクトを任されていますが、いずれはもっと大きな案件に挑戦したいと思っています。その日が来るまでにもっと経験を積んで、一回りも二回りも大きなエンジニアになることが今の目標です。

学生の方へメッセージ

当社では社内コミュニケーションに注力し、みんなが集まる場を多く設けています。その一つが全体会です。毎月1回、社員全員が集まって連絡事項を共有する場ですが、堅苦しい場ではありません。普段はそれぞれ常駐先に勤務しているため、顔を合わさない社員とも話せる良い機会です。今後同じチームになる可能性もあるので、事前にどんな人なのかわかっておくことは働きやすさにもつながると思います。

ほかにも、親睦会では花見やボーリング大会を開催したり、新人歓迎会や社員旅行に行ったりして、みんなで楽しんでいます。気軽に参加できるのが良いと思いますね。部活動も盛んです。サッカー部、スキー部、テニス部などあり、私は野球部に所属。体を動かした後の飲み会ではみんなで盛り上がっています。

このように、当社は和気あいあいした雰囲気。みんな優しく、仲が良いことが自慢です。仕事でも、システムエンジニアはチーム・お客様どちらともコミュニケーションをとることが多いので、人と関わることが好きだったり、会話を楽しめたりする人は、当社と相性が良いと思います。未経験で入社しても全く問題ありません。知識は入社後にしっかり習得できるので安心してください。みんなで楽しみながら働ける方とお会いできることを楽しみにしています。

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コミュニケーションを大切にする風土から社員同士は仲が良く、質問しやすい環境です。文系学部出身者が多く活躍しているのでIT未経験でも心配には及びません。

マイナビ編集部から

「技術者が安心して働ける環境」を実現するため1991年に設立された同社。親会社を持たず100%自己資本の“完全独立会社”であるため、外部の意向に左右されることなく、自由で安定した事業展開を実現している。現在では金融機関の基幹システムや航空会社のフライト・スケジュール管理システムのほか、今回取材したKさんが手掛けた鉄鋼商社や学習塾など、実にさまざまな業界から支持を寄せられている。顧客の大半はリピーター、設立以来黒字決算を継続しており、着実に成長している企業だ。

エンジニアを特殊な職業と考えていない同社では、入社前の技術や知識は一切求めていない。そのため、新人員研修は未経験者でも確実にITの知識・技術を学べるカリキュラムを用意。手書きで行うフローチャート演習ではシステム開発に欠かせない論理的思考を養い、その後にプログラミング演習に移る。配属後も、一人ひとりの習熟度に合う業務を割り振り、徐々に対応できる業務を増やしていく。チームごとに行われる勉強会や、自分で選択できる外部研修などがあり、着実に成長できる環境だ。実際に、文系学部出身者が多いことも安心材料となるだろう。

社内イベントが活発であることも同社の特徴だ。月1回行われる全体会や親睦会、部活動など社員間でコミュニケーションをとる機会が多い。アットホームな風土のもと、未経験でエンジニアに挑戦したい人はぜひ同社を見てほしい。

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パソコンに触ったことがない人でもエンジニアとして活躍できる教育体制を整備。素直で周りと協調し、成長しようとする気持ちがあれば一人前の技術者になれる会社です。

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