最終更新日:2025/5/2

日野コンピューターシステム(株)【日野自動車グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 通信・インフラ

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

モノづくりの最前線で活躍する若手エンジニアの3名に密着!

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歴史ある大メーカーの情報システムを支える誇り

第一線で活躍する若手と中堅3名の社員に、システム開発・運用現場の様子をはじめ、仕事への取り組み、面白さ、やりがいについて語っていただきました。

左から
山内さん/システム開発第三部/2019年入社
西山さん/システム開発第一部/2022年入社
松葉さん/ネットワーク・OA技術部/2022年入社

先輩たちの横顔

アウトドアが趣味で毎月のようにキャンプに出掛けているという山内さん。「自然の中に身を置くと、リフレッシュできます」と語る。
今年になって行動制限が無くなり、「ようやく気兼ねすることなくライブに行って発散できるようになったことが嬉しいです」と話す西山さん。
ドライブが趣味と話す松葉さん。「行先はあえて決めず、その日の気分で車を走らせ、穴場スポット探すことを楽しんでいます」と語る。

幅広い開発プロジェクトに携わり、日野自動車グループを支える仕事

--まず、所属部署の業務とご自身の仕事内容について教えてください

山内さん:システム開発第三部は、日野自動車が製造するトラックやバスの生産・物流、アフターサービス及び経理・人事系のシステム開発を担当しています。私は調達システムを担当しており、1台のトラックを製造するには数万点もの部品が必要です。各部品について、国内外の取引先から、何をどれだけ仕入れるのか、その効率化が納期や生産コストにも大きく影響します。わずかでも計算が狂い一つの部品が届かなくなるだけで、トラックの製造を停止してしまうこともあります。それだけ重要なシステムでもあるため、常に緊張感を持って業務に取り組んでいます。

西山さん:システム開発第一部は、日野自動車の車両開発や製造に必要なシステムの開発から構築、運用保守をはじめ、開発・設計に使用するCAD/CAM/CAEなど導入も行っています。現在の私の担当は、車両開発・製造に関して適合性などを試験する実験室の方々に向けて専用のiPadを構築・配布し、その上で稼働する独自のアプリケーションの開発をしています。このアプリケーションは、法令に適合するように試験を実施されたのかなど、試験結果をエビデンス(証拠)として残しておけるものです。記録を残しているので、万が一、問題が発生した際はしっかり確認できるようになっています。

松葉さん:ネットワーク・OA技術部は、日野自動車及びグループ企業のネットワーク、サーバー、PC端末などの導入、構築、運用保守を担当しています。私の担当はネットワークで、新規ネットワークの構築に必要な製品や部材の検証、手配、設計、導入から、IPアドレスの管理、割り当て、ネットワークの監視・管理、ファイアウォールの管理など、セキュリティ対策を含めて幅広く行っています。今やネットワークは企業の業務に不可欠なインフラです。何かトラブルが起これば、業務そのものを止めてしまいかねないので、迅速な対応を心がけています。

プロジェクトを完了させた達成感。そして、お客様からの感謝の言葉が一番のやりがい

--仕事のやりがいや面白さ、こだわり、また、印象的なエピソードがあれば教えてください

山内さん:担当する業務では、ユーザー、つまりシステムを使用する現場の方々と直接やり取りする機会が少なくありません。システムサポートなどにおいて、現場の方々からの反応をダイレクトに聞くことができる点が面白さだと思います。ご要望を受けて、それをいかにシステムに反映させていくのか、当然、時間やコストの制約で難しいこともありますが、結果を評価ただけると大きな励みになります。最近では、十数名のプロジェクトのリーダーとして、これまで紙ベースで行っていたシステムを電子化するという案件を経験しました。プロジェクトを無事に完了したことで、一つの壁を乗り越えたという大きな達成感を得られました。

西山さん:前述した配布したiPad上で稼働するアプリケーションの作成が続いていますが、プロトタイプがある程度まで出来上がってきました。私が特にこだわりを持っているのはインタフェースで、アプリを使用される方々の目線に立ち、本当の意味で使いやすいものにしていくことを目指しています。実際、開発途中でユーザーの方々にヒアリングをしますが、多くの質問を受けます。開発者の目線で良かれと思って付けた機能がユーザーの方々には不要であったり、立場によって意見が違うこともありますが、話し合いを重ね、一緒になって解決していくことで良いものになっているという実感があります。そうしていただいた「ありがとう」の言葉は、一番の喜びでした。

松葉さん:私は入社2年目のときに、タイミング良くグループ会社の新規ネットワーク構築に携わるという経験をしました。このネットワーク構築では、新しい施設にネットワークを敷設するとともに、日野自動車の基幹ネットワークに接続してイントラネットを構成するというもので、かなり大掛かりなプロジェクトでした。こうしたゼロの状態からの大きなプロジェクトに最初から関わり、完成までの一連のプロセスを見ることができたことは、社歴が長い先輩方でもそれほど多くはないので、とても良い経験をさせてもらえたと思います。この経験をしっかり次の機会にも活かしたいですね。

技術研鑽を継続し、エンジニアとしての活躍の幅を広げる

--会社に惹かれた理由、入社の決め手は? また、社風や雰囲気はどうですか

山内さん:私は経済学部の出身ですが、情報処理を学んでいたことからプログラムに興味がありました。個人的にもPCやゲームが好きということもあり、就活ではSEを志望していました。入社の決め手は、説明会で感じた雰囲気の良さと、モノづくりに興味があったので、メーカーの情報システム会社ならではの現場との距離の近さに魅力を感じたからです。

西山さん:私は家政学部の出身なので、まったくプログラムとは無縁でしたが、被服デザインを学んでいたのでCADには多少、親しみがありました。コロナ禍のため就活はオンラインでしたが、それでも親身になってくれる当社の姿勢に惹かれました。実際、入社してからも社員同士のつながりの強さを感じており、当社を選んで良かったと思っています。

松葉さん:大学は情報学部でしたので、SEには親近感がありました。また、ソフトウェアだけでなくネットワークも学んでいたので、ソフトとハードの両方を幅広く扱える当社に入社を決めました。その意味で今担当するネットワークの業務はぴったりで、大きなプロジェクトに関われる点も魅力です。

--今後の目標を教えてください

山内さん:今は、部署として基幹系システムの移行プロジェクトに取り組んでいます。今後は調達系システムでも、このような大規模プロジェクトが発生すると思いますので、そうした大型案件のリーダーとして活躍したい思っています。

西山さん:まずは、現在のアプリケーション開発を完了させることですが、その後は本来の部の業務の開発に携わることです。仕様作成から、コーディング、カットオーバーまで、一連の開発プロセスを一人で担当できるようになることが目標です。

松葉さん:現在は先輩方のフォローもいただきながら、いろいろな案件を進めていますが、今後は先輩方や追々できるであろう自分の後輩をフォローすることができるよう、知識やノウハウをしっかり身に付けていきたいと思います。また、ネットワークに限らず、サーバーに関する知識も学び、ITインフラのスペシャリストとして認めてもらえるようになりたいと思います。

学生の方へメッセージ

日野自動車のIT部門と一体となって、日野自動車の情報システムを支えてきた日野コンピューターシステムは、2024年10月に創立38周年を迎えました。日野自動車グループのIT・デジタル化を支える企業として、成長・発展をしてまいりました。

その中で強く打ち出しているのが、従来の日野自動車にとどまらず、日野自動車グループ全体の業務をITによって支えるとともに、海外を含めたグループ会社のガバナンスにも目を向けていくことです。日野自動車及びグループ会社に向けて、私たちが主体性を持ってプロジェクトを企画・提案する力をつけていくためには、これまでのシステム開発・運用・管理に加えて、グループ各社の業務をより深く理解し、インフラ全体をカバーできるよう業務の幅を拡大していかなければなりません。また新しいソリューションの開発やサービスの提供にも取り組んでいきます。そこで不可欠となるのが人材の育成。新人教育はもちろんですが、入社5~10年目の中堅社員を対象に次世代のリーダーを育成するためのステップアップ研修にも力を入れています。さらなる飛躍を目指す当社で、皆さんの若い力と強い意欲を存分に発揮してください。
<代表取締役 岡田 克己さん>

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「私たちが重視するのは、学生時代に何を専攻していたかよりも、本人がどれだけ仕事に興味、やる気を持って取り組むかという前向きな姿勢です」と岡田さん。

マイナビ編集部から

日野自動車グループ唯一のITソリューションカンパニーとして、設立以来、30年以上にわたって日野自動車の情報システムを支えてきた日野コンピューターシステム。日野自動車のIT部門と一体となり、設計から調達・製造・販売まで多様な領域のシステムの開発・運用・保守を担っている。

同社は、こうしたITのプロフェッショナル集団である一方、入社時は文系出身者の割合が約半数を占めているという。文系出身者でも2年目には、SEとしてしっかり開発業務を任されるようになっている。言い換えれば、それだけ、教育・研修が充実すると共に、周りのサポートを含めて人材育成体制がしっかりしていることの表れといえるだろう。

今、多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが盛んだ。日野自動車グループにおいても、長年に渡り使用されてきた基幹系システムのリプレースをはじめ、さまざまなITシステムの変革が進んでいる。つまり、それだけ同社では大規模な開発プロジェクトに関われる機会も多く、若手がSEとして大きく成長していけるフィールドが用意されていることが今回の取材を通してうかがい知ることができた。

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コミュニケーションが活発で明るい職場が日野コンピューターシステムの魅力。個々人のプロとしての意識も高く、様々な研修を通じて自己研鑚に励んでいる。

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