最終更新日:2025/5/9

東洋ビューティ(株)

  • 正社員

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業種

  • 化粧品
  • 薬品
  • 日用品・生活関連機器
  • 医療用機器・医療関連
  • 受託開発

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

自分の携わった化粧品が店頭を飾る。ものづくりの喜びとやりがいを実感中!

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【製品開発】×【品質保証】×【人事】の座談会

「品質保証は製造の最後の砦」と話す入社2年目のK.I.さん。A.S.さんは、お客様に高評価いただいてからも更なる満足を目指し試作を重ねる開発者。二人の軌跡や仕事への思いを人事担当のM.O.さんが引き出してくれた。

◆K.I.さん
品質保証本部 品質保証統括部 宇都宮品質保証部
2023年入社/国際環境工学研究科環境システム専攻修了

◆A.S.さん
研究開発本部 製品開発統括部 第1製品開発部
2020年入社/生命環境科学研究科応用生命科学専攻修了

◆M.O.さん
管理本部 人事統括部 人材開発グループ
2024年入社/応用化学科卒業

先輩たちが大切にしていること!

K.I.さんが大切にしているのは計画性。「検査時間は決められている。その制限の中でやり遂げなければなりません」。スムーズな進行には、他部署との情報共有も欠かせない。
「お客様の要望が何より大事」と話すA.S.さん。要望をきちんと理解した上で試作を重ね、開発・改良に取り組む。処方について、顧客と直接やり取りをすることもある。
人事のM.O.さんは東洋ビューティの考え方に共感できる若手を採用し、しっかり育てていきたいと更なる研修の拡充に努める。「任せてもらえる風土は人事も共通です」。

<Q.就職活動の軸は?>好きなことだから頑張れる!化粧品への興味が入社のきっかけに

【M.O.】就職活動について聞かせてください。お二人とも化粧品に興味をお持ちだったんですよね。

【K.I.】はい。大学院ではがん細胞の研究に取り組んでいたので畑違いですが、化粧品には個人的に興味を持っていました。高校時代は肌で悩み、髪質をなんとか改善しようとヘアアイロンを使うなど、ヘアケアにも気を遣っていました。化粧水、乳液でスキンケアをしていたので、友人から相談を受けることも多かったです。

【M.O.】その興味が就職活動につながったんですね。

【K.I.】私の就職活動の軸は、「高いモチベーションで続けられる仕事」。関心を持っている化粧品ならモチベーションも維持できるだろうと考えました。自社ブランドを展開するメーカーという選択肢もありましたが、ODM/OEMメーカーの方がいろんな製品に関われると知り、東洋ビューティへの入社を決めました。

【M.O.】A.S.さんも、ODM/OEMメーカーというところに魅力を感じたんですか?

【A.S.】そうですね。ODM/OEMなら、多彩に剤型を扱えるので、なんでも挑戦したい私には合っていると思いました。同じODMでもシャンプーとトリートメントで部署が分かれる場合もあるそうですが、東洋ビューティなら幅広く関わることができます。ヘアケアもスキンケアもボディソープもUV系も、やりたいと思えば全ジャンルの仕事に携われる。想像するだけでワクワクしました(笑)。

【M.O.】好きなもので方向性も決まっていたなら、就職活動もスムーズに進んだのでは?

【A.S.】それが、そうでもなくて…。頑張ってもなかなか面接に至りませんでした。同級生が内定を決めてくるのを見て焦ったり、「自分は能力がないの?」と落ち込んでしまったりすることも。でもそれは企業と私の考え方の違いや、タイミングが合わなかった…ということなんですよね。今ならそれがわかります。

【M.O.】その頃に、当社と出会われたのですね。

【A.S.】ご縁があったんだと思います。自分のやりたいことを叶えられるのは東洋ビューティだったんです。大学院では基礎研究をしていたので、会社に入ったら消費者に使ってもらえる製品を作りたいという気持ちが強く、「製品開発」で企業を探し、最終的に巡り合うことができてよかったと思っています。

<入社後のギャップは?>「こんなに幅広く学べるなんて!」と、ポジティブに驚いた研修

【M.O.】入社して驚いたことはありますか?

【A.S.】新入社員の頃は働くこと自体がどういうことかわからず、研究者もドラマのような光景をぼんやりとイメージしていました。ミスをしたら上司に叱られるのかなと思っていたんです。でも、実際はまったく違い、すごく社員同士の距離も近く温かくて、そのことにびっくりしたほど(笑)。何を聞いても親身に相談に乗ってくれる、上司や先輩ばかりで安心したのを覚えています。

【M.O.】その雰囲気は、部署が違う私も実感しています。東洋ビューティの人はみなさん温かいですよね。K.I.さんは入社後のギャップはありましたか?

【K.I.】ギャップではないのですが、就職活動をしていた頃は製品開発に携わるのかなと思っていました。内定の時点で品質管理部(現在の品質保証本部)に決まり、自分としては意外でしたが、“化粧品”に触れるという意味では同じ。どんな形でも好きなものに関われるのは楽しいし、やりがいも感じています。

【M.O.】当社は研修に注力し、配属部署で異なりますが、数か月~1年近くにわたり新入社員研修を実施しています。K.I.さんもいろんな部署を回ったんですか?

【K.I.】仕事で関わりがある工場関連の部署を一通り経験しました。バルク(中身)の製造やバルクを充填する生産ライン、製品開発、生産技術や生産管理、購買、業務などを1~2週間ずつですが、製造や充填以外はどんな業務かわからなかったので、知ることができてよかったです。

【M.O.】A.S.さんの研修の思い出は?

【A.S.】一番印象的なのは、自分たちで製品を作ったことです。化粧水、乳液、ボディソープ、シャンプー、トリートメントなど、いろんな製品を作り、原料を量るところから全て経験できて面白かったです。ドラム缶を運んだり、製造釜の中を撹拌したりして、体力がつきましたね(笑)。

【M.O.】その経験は今に活かせていますか?

【A.S.】活かされています!ビーカースケールなら難なくできても5t、10tレベルでは撹拌しづらく、製品の状態も変わります。研修を通して、そのことを実体験として知ることができたからこそ、今の仕事にも活かされています。また、製品化では私たちが開発の中心となり、営業をはじめ、工場や薬事、品質保証など多岐にわたって、分析から製品の状態、法律的なことまで、密にやり取りする機会が多く、自ずとコミュニケーションスキルも高められています。

<東洋ビューティの魅力は?>やりたいことができ、若手の発言を積極的に取り入れてくれること!

【M.O.】印象に残っている仕事はなんですか?

【A.S.】入社2年目の終わりなので、ちょうど今のK.I.さんくらいの頃に誰もが知っている有名ブランドのトリートメントの開発依頼を受けたんです。他社とのコンペになったんですが、私たちが勝ち取り商品化!いつも利用するドラッグストアに自分が開発した商品が並んでいるのを見て、感動したのを覚えています。これまで何度も試作を重ねたものが、形になった瞬間は大きな自信につながりますし、この仕事の醍醐味でもあります。

【M.O.】K.I.さんは、どうですか?

【K.I.】品質管理にとって測定機器はとても大事なもの。正確な検査のため、機器自体も小まめにチェックし、「正しく機能している」という校正記録を作成しなければなりません。ある機器は説明書が英語でそのチェックがスムーズにいかず、工夫して証明書を作成。試薬も高額のため、何度も失敗するわけにはいかず、うまくいかなかったら…という不安もありましたが、部品も試薬も買い足すことなくメンテナンスができてホッとしましたね。

【M.O.】思い通りに進まないこともありますよね。そんな時に、モチベーションを保つ秘訣はなんですか?

【K.I.】検査はやってみるしかないので、失敗してもモチベーションが下がることはないですが、以前検査の途中で菌が入り込んでしまったことがあります。自分のミスで合格までの期間が延びてしまったと思うと、さすがにへこみました。とはいえ、落ち込んでいても仕方ないので「次回は今以上の結果を出す!」と前を向き、結果が出たら自信につながるので、それを目指しています。

【M.O.】お二人のような若手が活躍している東洋ビューティは素敵だと改めて思いました。お二人にとって、この会社の魅力はなんでしょう?

【A.S.】私の部署では、上司が仕事を振り分けるのではなく、自ら「これをやります」と手を挙げることができるんです。私はトリートメントが好きで、積極的にトリートメントの仕事を取っています。この自由な風土が魅力です。

【K.I.】「新しい風を取り入れたい」と前向きに考えてくださっているので、新入社員も恐れずに発言できます。個人を尊重しつつ協力もしてくれる、このほどよい距離感も私は気に入っていますし、化粧品の知識が身につくのも嬉しいです。東洋ビューティに入社して、さまざまなことに挑戦してみようという思いがさらに強くなりました。

学生の方へメッセージ

安心して社会人としてのスタートを切っていただけるよう、東洋ビューティは内定者と新入社員のフォローに力を入れています。内定が決まった方には、入社までに全4回の研修などを実施。同期と交流し、社会人としての意識を高めながら、会社への理解も深めていただけたらと考えています。入社後は2週間程度の集合研修の後、配属部署ごとに研修カリキュラムを組んでいます。ものづくりの基礎を身につけた上で実務に就くという流れです。上記で先輩も話してくれていますが、製品開発統括部は工場を中心に幅広く、品質保証統括部も製造関連の業務を一通り体験していただきます。約3か月から半年を目安に工場や他部署で研修を行い、配属部署に戻ります。

どの部署もやさしい先輩揃いなので、わからないことはなんでもお聞きください。若手社員にもどんどん任せるけれど、一人にすることはなく手厚いフォローをするのが当社の社風。部署の違う先輩も気にかける、そんな温かさがあります。実は私も人事担当としては長いですが、当社の社員としてはまだ1年目。だからこそ、東洋ビューティには“社員を大切にする”気風があると実感しています。任せてもらえる、社員を大切にする当社が求めるのは、「自立・自律的」な方。やりたいことを自ら発信できる方ならきっと活躍し、成長していけるはずです。
【人事統括部/M.O.さん】

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同期とともに集合研修を受けた後、一人ひとりにあわせて数か月~1年近く各部署を経験できる手厚い研修を用意。この経験が後の自身の仕事につながることも多いという。

マイナビ編集部から

ドラッグストアで販売されるシャンプーやトリートメント、スキンケア商品の種類は年々増え、「●●不使用」と書かれた肌にやさしいタイプも多い。それらをラボで開発し、厳格な検査を行った上で世に送り出している東洋ビューティ。今回は、最前線で活躍する先輩たちの話を伺い、私たち消費者は「こういうものが欲しい」と気軽に口にするが、その「こういうもの」を安定的に安全な状態で提供するため、ODM/OEMメーカーである同社が日々試行錯誤を続けていることを知り、感謝の気持ちが湧いた。

その中で品質管理を担当するK.I.さんも、製品開発を行うA.S.さんも壁にぶつかることはある。しかし、好きなものに携わっているからなのか、お二人の表情は明るく、壁にぶつかることより乗り越えていく楽しさの方が大きいと語っていた。充実した研修体制も、若手社員を支えている。A.S.さんは評価や分析、基礎研究などの部署も経験。1年目の終盤にようやく所属の製品開発部に戻った。K.I.さんもさまざまな部署を体験し、「生産管理は効率化を検討する部署で、業務は在庫管理や納入物の管理、生産技術はスケールアップの検討など。初めてのことばかりで新鮮な気持ちでした」と教えてくれた。

入社歴や年次ではなく、実力で評価する同社。若手でも大きな案件を任される可能性は十分にあり、上司や先輩も背中を後押ししてくれる。化粧品やものづくりに興味があるならぜひアプローチしてほしい。

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市場ニーズに応える化粧品のコンセプトを企画したり、新たな検査手順を考案して実践したりもできる。先輩たちが持つ知識とノウハウを吸収しながら成長できる環境だ。
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