最終更新日:2025/6/5

(株)ナプラ

  • 正社員

業種

  • 化粧品
  • 化学
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

研究の現場で、成長を実感。得た知識をすぐにアウトプットできる楽しさがある!

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1年目から商品開発を任され、学生時代からの夢が叶う

■研究開発/平澤 ちひろ 2021年入社(生物資源学科卒)

ヘアケア製品の研究職を目指して大学、大学院へと進み、学んできた平澤さん。現在は、望んでいた部署で、仕事を任される立場になった。現在までの軌跡と、次なる夢を語ってもらった。

ビーカースケールでのサンプルづくり。営業社員を通じてサロンでも評価していただき、プロならではの意見を商品に反映しています。
営業社員との打ち合わせには、サンプルのほか新商品にまつわる資料も作成して説明。意見交換しながら、商品化までには何度も改良を繰り返します。
新しいカラーやトリートメントのサンプルは、上司と一緒に評価。意見交換しながら、よりよい商品へと改良します。

ヘアケア製品を作りたい強い思いで、望んでいた研究職に!

大学時代は海藻の機能性について研究していました。海藻について日々研究する中で、『フノリ』が古来から洗髪・整髪に使われており、厳しい生育環境から高い保湿効果を有するため化粧品への応用が期待できると学び、昔から興味があった化粧品業界を受けることにしました。その中でも、自分の憧れだったヘアケア製品の研究職に就きたいと考え、就職活動はヘアケアメーカーの研究職に絞っていましたが、募集が少なく、募集しているメーカーでも研究職は2、3人と狭き門でした。
さらに、私の年の就職活動は新型コロナウイルスが蔓延し始めた頃で、今までに経験のないオンラインでのリモート面接がメインでした。通常であれば、直接会社へ出向いて社内の雰囲気を味わうことができ、自分に合う合わないを判断する重要なポイントになるはずでした。そのため、対面型のインターンシップに参加した会社は、社風も肌で感じることができていたので必ず選考を受けようと思っていました。
その一つがナプラでした。その時のインターンシップの課題が【ヘアミストを作る】ことだったのですが、他のヘアケアメーカーと比べ、お題に沿った処方を一からグループで話し合い作り上げるというものでした。実際に原料を手で触ってみたりと処方づくりを体験する中で、一つの成分が異なるだけでも質感に大きな差が出ることを学び、自分の手で商品を作り上げることの難しさや納得のいく商品ができたときの楽しさを知り、より一層化粧品の研究者になりたいという思いが強くなりました。
そして、この思いを面接の中で強くアピールし続け、今ナプラの一研究員として働いています。

入社後、オリジナル商品の開発を任され、学生時代からの夢が現実に

入社し新人研修を終えてから、サロン様のオリジナル商品に携わるというチャンスに恵まれました。営業担当者と何度も打ち合わせをし、特に質感にこだわりのあるサロン様だったので研究社員だけではなく内勤の社員にもサンプルを配ってヒアリングの結果から改良するという繰り返しの毎日です。壁にぶつかったときは、上司や原料メーカーに相談して、いろいろな情報を収集しつつ、自分でも試行錯誤を重ねてサロン様の望む質感の良い商品を目指しています。入社後すぐに10年来の私の夢が現実になりました。このように即戦力として、商品開発を任せてもらえるところがナプラの魅力だと思います。
次に携わりたいのは、ナプラの一番の強みといっても過言ではないヘアカラー剤です。ヘアカラー剤は処方的に難しいのですが、学術的な本を読んだり、先輩社員に話を聞きながら日々勉強の毎日です。やる気さえあれば、いろんなことを吸収しやすい環境にあり、入社後、技術や知識は確実に増えてきていることを実感しています。その先にある目標は、ナプラが業界トップになるために、「N.(エヌドット)」と並ぶ、もう一つの大きなブランドを作ることです。二つのブランドで市場を席巻して、業界で一番の会社になることを目指しています。

自分の裁量で仕事ができる自由さと、チームワークのよさがナプラの強み

今、やりがいを感じているのは、得た知識をすぐにアウトプットできて、商品開発に生かせることです。これが、ナプラの研究職の強みでもあり、仕事をする面白さでもあると思います。さらに、もっと学びたいというモチベーションにもつながっていて、とてもいい環境です。
また自社商品がネット上でどのように評価を受けているのか常にチェックするようにしています。SNSや口コミサイトの意見を見ながら、どのように工夫したら良いものができるのか想像を膨らませています。自分の仕事をすべて終えてから、新しい商品開発に向けて手を動かし、シャンプー、トリートメントを作ることもあります。意外と遊び感覚で作ったものが良かったりすることが面白いところです。一人が担当する案件が多いので経験を積み重ねやすいし、自分のペースで仕事ができる社風です。ただ一人で黙々と手を動かしているのではなく、先輩社員と意見交換をしながら業務を進めているので、研究者としての視野が狭くならずにいられると思います。それぞれの知識を持ち寄って一つの商品を作り上げていくチームワークの良さもあり、他部署の営業職やデザイナーとの間にも、まったく壁がないところもナプラの良さです。
フロアは分かれていますが、営業社員が、商品についてわからないことがあれば気軽に尋ねに来やすい環境で、その機会にサンプルを渡したり、意見をもらったりすることも多々あります。サロンを通じてのお客様の声や、業界の情報も気になることは何でも聞くことができフランクな関係です。そのような恵まれた環境の中で今、研究職としての幅がますます広がっていくのを感じています。

学生の方へメッセージ

ナプラの研究開発者に必要なことは、真面目でやる気があることはもちろんですが、営業社員と一緒に開発コンセプトを練ったり、提案したりする場面がとても多いので、コミュニケーション力が不可欠だと感じています。原料メーカーなど、外部の人ともコミュニケーションをとり、意見を聞きながらも自分の意見を発する能力がとても大事だと思います。先輩方は、将来こういうことをしたいと明確な目標を持っている人が多く、それに向けて各自が勉強していますが、一つの商品を開発するとなると、それぞれが持っている知識や情報を集約して共有し、みんなで一緒に作り上げていくことが、とても良いところだと思います。
 現在、企業研究を進めている皆さんには、入社は決してゴールではないということをポイントとして伝えたいと思います。 「あの会社で働きたい」と目標を立てるのは良いことですが、その先も考えることが大切で、その会社に入ったら何がしたいのか、目標や夢をしっかり持って、興味のある企業への理解やイメージを深めてほしいと思います。また、そのような向上心がある人を見れば周りも助けてあげようという気持ちになり、一緒に頑張ろうという気持ちになるので、周囲にも良い影響を与えると思います。納得した選択ができるよう企業研究にぜひ尽力してください。

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一人ひとりの知識をみんなで共有して、みんなで良いものを作り上げるのがナプラの良いところです。率直な意見を出し合えるのは、全員に共通する軸があるからだと思います。

マイナビ編集部から

今回取材した平澤さんは、ヘアケア商品の開発という学生時代からの夢が入社早々に叶い、充実した仕事内容についての実体験を聞かせてくれた。そして、夢が叶ったことで満足したり、立ち止まったりせず、次の目標に向かって主体的に動き、学びを深めていることについても活き活きと語ってくれた。

社員それぞれの個性を活かした活動を尊重し、若手の「やってみたい!」という声に耳を傾ける。そして、先輩社員がきちんとフォローしてくれるという温かな社風がナプラの魅力。平澤さんの例からも、自由な社風だからこそ受け身でいるのではなく、自分から行動することが同社で活躍するためのカギであることが伝わってきた。

また、研究職の先輩や営業をはじめとした他部署の社員との距離の近さについても、自社の魅力として平澤さんは紹介している。ナプラでは企業理念に「全員参加の経営を目指す」ことを謳っており、実際に部署の垣根を越えて、必要であればチームや部署という概念をなくし、みんながサポートし合える環境がある。

自社の利益を生み出すために、まずは業界が発展していくための活動に注力し、今後の美容業界発展を視野に入れたイベントなどに積極的に取り組んでいるのもナプラの特徴。「とにかく美容が好き!」という熱い想いがあり、何事にも一生懸命に取り組める人にとっては、若手のうちから大きなチャンスが与えられる企業といえるだろう。

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「ナチュラルをプラスする」をコンセプトとし、自然の恵みを活かした髪や頭皮にも優しい商品を提供。お客様目線でのモノづくりに徹底してこだわっている。
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