最終更新日:2025/4/25

(株)メルヘン

  • 正社員

業種

  • 専門店(食品・日用品)
  • 外食・レストラン
  • 食品
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 通販・ネット販売

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまに最高のサンドイッチを届けるために

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製造から販売まで。食品のプロとして成長できる舞台がある

スイーツから惣菜まで、手作りにこだわったサンドイッチ専門店を展開しているメルヘン。店長として活躍している3人の先輩社員のインタビュー。これまでのキャリアや仕事内容、大事にしていることなどを伺った。

■池田 圭歩(歩は旧字) 2017年入社  
ラゾーナ川崎店 店長(写真右端)

■昆野 楓耶 2021年入社  
高島屋日本橋店 店長(写真左端)

■関口 杏珠 2022年入社 
三越日本橋店 店長(写真中央)

おすすめのサンドイッチ

「和風チキン竜田です。チキンがやわらかくてボリュームがあり、食べ応えがあります。チキンに大葉を使っていますが相性も良くておすすめです」(池田)
「トマトミックスですね。ハムときゅうりとトマトと卵が入っていていろいろな具材を楽しめます。緑、黄色、赤の3色で断面もすごくきれいです」(昆野)
「おすすめはショコラバナナ生クリーム。甘さ控えめのクリームと濃厚なチョコソースの生クリームを使っています。バナナと生クリームの相性は抜群!」(関口)

上司や先輩、みんなに支えられてピンチを乗り切りました

大学で健康栄養学を学んでいたため、将来は食品に関わる仕事がしたいと思っていました。なるべく幅広い食材を扱いたいと思っていたところ、メルヘンにはスイーツも惣菜もあることを知り、さまざまな食材の製造と販売に関われる会社はなかなかないと思い志望しました。

入社後はエキュート品川店に配属になり、4年ほど勤務しました。まずは販売、製造、発注、衛生面の基本的な業務からスタート。エキュートは駅ナカの店舗でお客さまが多く、電車の時間もあるので急いでいる方もたくさんいます。少しでも早く提供するために効率よく作業する方法を学びました。

一番頑張ったのは限られた時間の中で“綺麗かつ美味く”作ることですね。教わった通りに作っても最初は先輩と仕上がりが違っていて、カットや具材の置き方、袋への入れ方、綴じ方まで、先輩のやり方を一つひとつ見て身に付けました。

新人のときは“事件”もありました。年末に発注先の長期休みの手紙を見逃してしまい、食材を発注できなかったのです。休みなので配送は絶対にできないとのことで、どうしようもなくて本社に相談しました。そうしたら車を出してくれて、お店の近くに停めてみんなで台車で運んでくれたのです。おかげでピンチを乗り切ることができ、周りに相談することの大切さを実感しました。メルヘンは風通しがすごくよい会社だからこそ新人でも本社に気軽に相談できたと思います。

2021年に店長になり、今はラゾーナ川崎店の店長をやっています。店長になると「売上を上げなきゃいけない。でもみんなのモチベーションも大切にしたい」と思うようになりました。それが難しいのですが、売上目標の数字に近づいたり、自分がいない日に売り上げが良かった時は一緒に喜ぶようにしています。うちのお店のスタッフは元々モチベーションが高く、忙しかった日は「なんか楽しくなってきた!」と言ってくれる素晴らしいメンバー。もちろんそのときも「素晴らしい!」と感謝の気持ちを口にしています。前任の店長が上手に運営していたので最初は不安でしたが、徐々に関係性が良くなってきたかなと思います。今の目標はクリスマスと年末の繁忙期を乗り切ること。不安はありますがチームワークで乗り切ります!
(池田圭歩 ラゾーナ川崎店店長)

みんなが楽しく働ける声掛けをたくさんしています

就活のときはコロナ禍で多くの業界がダメージを受けていました。そんな中でも安定して求められていたのが食品。それがこの業界に興味を持ったきっかけです。製造も販売もやりたかったけど、多くのケーキ屋さんは専門学校卒でないと製造ができません。メルヘンは両方に携われることが一番の魅力でした。

駅ナカはアルバイトの数も多く、入社してすぐにアルバイトの指導を任されました。私も知識がないので不安でしたね。先輩たちも忙しいので何とかしなければいけないと腹をくくりました。分からないことは本社に電話して聞くなど、自分で調べる力がかなり鍛えられました。

大変だったけどうれしかったこともあります。後輩の指導係をしたときのことです。最初はみんなより製造が遅いと焦るものですが、不安を感じないように「急ぐことも大事だけど、まずはきれいに作れるようになろうね」と話しかけました。時には「一緒に頑張ろうね!」と励ますことも。日々のコミュニケーションの積み重ねで関係性を築いていったことで、異動のときに「昆野さんと働けてよかった。初めての先輩が昆野さんでよかったです!」と手紙をもらえて、このときはすごく感激しましたね。

店長となった今でもサンドイッチ一つひとつをきれいに作ることや、ショーケース全体がきれいに見えるように意識しています。中央に目立たない商品と定番商品を並べるなど工夫しており、並び替えて売上が上がったときは「成功した!」とやりがいを感じます。また、スタッフのモチベーションが上がる声掛けは今も続けていますね。早くしてほしいときはせかさず「みんなで頑張ろう!」「ここが頑張り時!」という感じで、楽しく働ける職場作りを心掛けています。いずれは売上が大きな店舗の店長に挑戦してみたいです。

もしメルヘンのように店舗を持つ企業で働きたいなら、ぜひ近くのお店に行ってみてください。お店の雰囲気を感じて商品を味わって、いいなと思う会社を選んでほしいですね。メルヘンは若いうちから店長を任せてもらえることも魅力。早く成長したい人にもピッタリの職場です。
(昆野楓耶 高島屋日本橋店店長)

製造で身に付けた商品知識を接客に生かしています

もともと食べる事が大好きなことと、学生時代のアルバイトで接客が好きな自分に気付き、お客さまに食を提供する仕事がしたいと思いました。できればレストランのような大きな規模ではなく自分が見渡せる小規模な店がいい。デパ地下ならちょうどいいのではと思いました。デパ地下で惹かれたのがメルヘンのショーケースの美しさ。「こんなお店で働きたい!」と思い志望しました。

入社後は三越銀座店で接客や製造を学びました。メルヘンというほんわかした名前ですが、果物の箱を運ぶなど力仕事も結構あり、最初は大変でしたがだんだん慣れていきました。決められた時間で多く作れるようになると達成感がありましたね。

その時大事にしていたのは「分からないことを分からないままにしない」こと。店長や先輩社員たちが優しかったこともあり、何でも聞くようにしました。メルヘンには紙のマニュアルが少ないのでひたすらメモしました。店頭に並ぶ約30種類の商品の食材やレシピを頭に叩き込むのは大変でしたが、そのおかげでお客さまから質問されたときにしっかり説明することができました。レジに立ったばかりのころ「とても分かりやすかった!ありがとう」と言われてうれしかったです。

今年から店長として三越日本橋店で働いています。スタッフは30代や50代など全員私より年上なので、何かを指示するときは言い方に気を付けています。サンドイッチの予約が入った日は「今日は〇個作ってください」ではなく「今日は〇個あるので作ってみましょう!」とお願いする感じです。また、最近力を入れていることは新商品のPOP作りです。今年から社内のSNSチームにも所属して動画も作っています。自分のスキルでメルヘンの魅力をもっと発信していきたいですね。

食べる事が好きな方や、食品業界が気になっている方はぜひ現場を見に来てください。メルヘンには製造の現場を覗ける店舗もあるので雰囲気を感じてほしいですね。就活は大変だと思いますが、疲れた時はぜひメルヘンのサンドイッチを食べて癒されてください!
(関口杏珠 三越日本橋店店長)

学生の方へメッセージ

店長になるとシフト管理や書類作成、スタッフのマネジメントなどやることが一気に増えますが、風通しがよい会社なので上司に気軽に相談できます。みんなが支えてくれるので不安はありませんね。一緒に働きたいのはメルヘンのサンドイッチを美味しいと思ってくれる方。食に興味がある方にぜひ来ていただきたいですね。
(池田)

メルヘンは駅ナカやデパ地下、ショッピングモールなどいろいろな店舗があります。駅ナカはお客さまが多く、急いでいる方もいるのでスピード重視。デパ地下は相談して購入される方が多いので商品知識や接客力が求められます。さまざまな店舗で働けるので勉強になりますし、若いうちから店長を任せてもらえるので、早く成長したい人にもおすすめ。明るくチャレンジ精神が旺盛な方は大歓迎です!
(昆野)

メルヘンでは商品のラインナップや陳列方法、商品開発を店長とスタッフで決めることができます。私の店舗では三越さんの企画に合わせて新商品を作っており、最近は青海苔を使った商品を作る企画をいただきました。青海苔のタルタルソースでサーモンフライの商品を開発したところ好評でした。美味しいものが好きな人、仲間と協力して動くことが好きな人ならすごく楽しい職場ですよ。
(関口)

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スイーツから惣菜系まで種類は300以上。できたてにこだわり、全て店内の厨房で製造している。色鮮やかなサンドイッチが並ぶ店舗はデパ地下や駅ナカでも目を引く存在だ。

マイナビ編集部から

1982年の創業以来、本格手作りサンドイッチの製造・販売を行う「株式会社メルヘン」。『日本人の味覚に合った、繊細で奥行きのある味わいの、後味の良いサンドイッチ』を追求してきた同社は、すべての店舗で工場を持たず、店内の厨房で作り立ての商品を提供。現在、都内を中心に28店舗を展開している。

今回、店長として活躍中の若手および中堅社員3人に話を伺って感銘を受けたのは、若手のうちから店長職に挑戦し、着実に成長を遂げていること。そして、社長や専務など役員との距離感の近さだった。新商品の開発に関する相談はともかく、空いたショーウィンドウを埋めるための飾りについても、役員に直接相談できるというのは驚き以外の何ものでもない。経営トップとも“顔の見える関係”で仕事ができるのは、同社の魅力といっていいだろう。

ちなみに、同社の経営のモットーは「のんきな経営」なのだという。無論 “のんきに経営している”という意味ではない。「のんきな経営」を実現するために必要なことを真剣に考え、一生懸命努力する。理想と現実のギャップを常に考え、たゆみない改善を繰り返すという意味だ。飲食業界に興味関心をお持ちの全ての方に、おすすめしたい会社である。

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食品の製造から開発、販売まで関わることができる同社。現場の裁量が大きく店作りの醍醐味も味わえる。食品のことを深く学びたい人はやりがいを感じることができるだろう。

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