最終更新日:2024/7/17

(株)太陽工機【DMG MORIグループ/東証スタンダード上場】

  • 上場企業

業種

  • 機械
  • 精密機器

基本情報

本社
新潟県

取材情報

先輩100人100の就活

オンリーワンの工作機械を創るメーカーで、技術者として活躍する道を選んだ先輩たち

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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充実した社内制度や福利厚生も魅力です!

独自の技術力で勝負する工作機械メーカー、(株)太陽工機。新潟県長岡市に本社を置く同社では、それぞれ異なる理由で入社した若手社員が技術者として生き生きと活躍しています。

(写真左から)
◆Kさん/製造部 立会検収1課/2022年入社
大学で電子電気工学を学びながら、学生委員会の活動やアルバイトにも注力。大学院ではマイクロ波を高周波数帯で発信させる実験の解析に取り組んだ。
◆Uさん/制御部 制御設計2課/2023年入社
学生時代は電気電子工学科で電気関連の分野を学ぶとともに、新入生を中心に学生の悩みや心配事の解決を支援する学生委員会のリーダーも務めた。
◆Tさん/技術部 カスタム設計1課/2022年入社
高等専門学校と専攻科で計7年間機械工学について学び、高等専門学校在学中には、中学生に数学などを教える塾講師のアルバイトにも力を注いだ。

〈入社して実感!太陽工機の良さ〉

「今年4月から社員食堂が無料化され、かなり助かっています。また、私は一人暮らしをしているため、住宅手当として2万円補助してくれることも有り難いです」(Tさん)
「社員にとって良い方向に支援制度を柔軟に拡充してくれる会社です。たとえば有給休暇を20日間に増やすだけではなく、必ず取得することを会社が推奨しています」(Uさん)
「私が在籍している立会検収課なら研削盤の仕上げから納入までの対応力、制御部なら電気の知識など、高度な専門スキルが身につくことは間違いないです」(Kさん)

工作機械メーカーの中でも、独自の技術を保有していることに魅力を感じました。

高等専門学校を卒業後、さらに専攻科で2年間学んだ私は、就職活動を始めたのが少し遅かったように感じます。大学生でいえば3年生にあたる専攻科1年生の年末頃から動き出しました。最初に取り組んだのは、合同企業説明会への参加です。並行して就職情報サイトでもどんな企業があるのかを調べました。主にチェックしたのは機械系の企業です。業種は特に限定せず、まずは幅広く見ていきました。

機械系の企業について調べていくうちに、重要視するようになったのが、私の地元である新潟県で働くこと。新潟県には世界で活躍している企業がたくさんあることが分かり、地元に貢献するという意味でも新潟県で就職したいと考えるようになりました。それに加え、私は学生時代に金属加工に関する研究を行っていたため、その知識を活かせる企業がいいかもしれないと思い、調べる中で興味を持ったのが工作機械業界です。

企業を絞り込む段階では、各企業のホームページをチェックしたり、会社説明会に参加したりしたほか、学生時代の先輩の就職レポートなども参考にしました。工作機械の中でも当社は、部品製造の最終工程で使用される研削盤を専門としています。より高い加工精度が求められることにやりがいや面白味があると思いましたし、立形研削盤という独自製品を生み出す技術を保有していることにも魅力を感じました。また、会社説明会で見学した工場が綺麗で、社員食堂を備えていることなどからも働きやすい環境だと思いました。

エントリーシートは数社に提出しましたが、最終的に面接を受けたのは当社のみです。私は当社で働きたい気持ちが強かったため、内定をもらった時点で他社の面接を受けることはやめました。ちなみに面接対策としては、想定した質問に対する回答を文字として書き起こし、さらに研究室のメンバーとお互いに質問と回答をし合う模擬面接をしていました。

入社した今は、お客様が望まれる加工精度や機能を満たす、円筒研削盤などの特注設計を担当しています。やりがいを感じるのは、自分が設計したユニットが狙い通りの動作をした時ですね。3年目の今はまだまだ知らないことがたくさんあるため、知識をもっと増やしていきたいですし、まずは自分に与えられた仕事を納期に余裕を持ってこなせるようになりたいです。(Tさん)

地元・新潟県で働きたい!工作機械のスケールの大きさにも惹かれて当社に決めました。

私が就職を意識するようになったのは、大学3年生の夏頃からです。電気関連のことを学んでいましたが、当初はそれとは関係のない文系就職を考えていました。初めは大規模な建物づくりに携わる仕事はやりがいがありそうだと思い、建築業界に目を向けていました。そのため建築業界をメインに大手企業の総合職も視野に入れながら、勤務地として地元の新潟県で働くことを重視し、合同企業説明会へ参加したり、知り合いに勧められた企業について調べたりして絞り込んでいきました。

ただ、結果として志望していた建築業界への就職は叶わず、4年生の5月頃には、就職活動に対して少し投げやりな気持ちになってしまいました。切羽詰まっていた時に、登録していた就職情報サイトからちょうどいいタイミングで、当社の紹介オファーが届いたのです。建築物と同様に、工作機械はサイズ的にも価格的にも大きいことに興味をひかれました。また、本社は長岡市にあり、新潟市にある私の家から約70km離れているのですが、通勤のための高速道路利用料と燃料代を支給してもらえることも魅力を感じたポイントの一つです。面接対策としては、大学での専門的な学びについて分かりやすく説明ができるように準備をしました。この時には工作機械業界で勝負をしていく覚悟が固まっていたため、内定をもらった段階で即入社を決めました。

今は制御部で、機械を正確に動かすためのソフトの組み込みと動作確認をはじめ、お客様の工場に研削盤を納入した後にトラブルが発生した際の問い合わせ対応や、お客様からオプション機能の追加の依頼があった際の見積もり作成などを行っています。ソフトの組み込みについては、一度で上手くいくことは滅多になく、必ず何かしらの不具合が発生します。その際に原因を想定して対策を施し、スムーズに解決できた時は爽快な気分になりますね。学生時代に身につけた電気に関する基礎知識は仕事の役に立っています。今はまだ入社2年目で先輩に意見を仰ぐことが多いため、今後はチーム内で完結できる仕事について先輩の助けを借りずに自分一人でやりきれるようになりたいです。もう一つの目標として、難易度の高い開発業務を担当させてもらえるようになりたいと思っています。(Uさん)

社員想いの充実した各種手当や給与を含めた待遇面の良さが当社を選んだ決め手です。

大学院に進んだ私が就職活動を始めたのは周りのみんなと比べると遅いほうで、大学院1年生の3月頃です。まずはモノづくり関連の企業を中心に、あとは電気やガスなどのインフラ系の企業も選択肢に入れて、どんな企業があるのかを調べることから始めました。エントリーシートについてはインターネットで調べるなどして仕上げ、面接対策についても、ほかの人に相談するのではなく自分自身で、質問に対する回答の大元になる部分だけを考えて練習していました。

モノづくり企業を軸に、大学や大学院で学んだ電気関連の仕事に就く漠然としたイメージは持っていましたが、業界や業種へのこだわりはありませんでした。興味を持った企業の仕事内容や福利厚生、勤務地などをチェックしていく中で、希望に合致したのが太陽工機でした。私は正直、仕事内容よりも給料や福利厚生を重要視していたところがあり、当社の給料面や技能手当、住宅手当などの各種手当が充実していることにとても魅力を感じました。

就職試験を受けたのは9社程度です。面接では、志望動機や学生時代に力を入れたことについては事前に考えたことをそのまま話しましたが、それ以外の質問に対しては、その場で思ったことを素直に答えて面接官としっかりコミュニケーションをとることを大切にしました。最終的に当社を選んだ決め手は、興味のある業界・仕事だったことはもちろん、各種手当を含めた待遇面の良さですね。

今はお客様からご注文いただいた研削盤を社内で立ち上げ、実際にワーク(加工対象の金属部品)のテストカットを行うことから、仕上げた研削盤をお客様にご覧いただく際の現場立会い、そしてお客様の工場へ納入、試運転までを担当しています。自分が携わった研削盤のテストカットで精度の高い加工ができた時はもちろん嬉しいですし、無事に納入を完了できた時には安堵するとともに達成感が得られます。また今年からは従来の仕事に加え、研削盤を制御するソフトウェアの開発にも携わるようになりました。まだまだ分からないことが多いため、知識を深めて自分でプログラムも組めるようになりたいですね。(Kさん)

企業研究のポイント

将来自分が何をやりたいのか、初めは分からない方が多いと思います。私もそうでしたから、不安にならなくても大丈夫です! 世の中には学生の皆さんが想像している以上にたくさんの企業があります。まずは広く浅くではありませんが、できるだけ数多くの企業を見て、そこから自分が少しでも面白そうだと感じた企業を徐々に絞り込んでいけば良いと思います。(Tさん)

こだわりを持って企業研究をすることも良いですが、企業の選択肢は数多くありますし、やりたいと思っていなかったことが実際にやってみると自分に合っていることもあります。だからこそ、適度に肩の力を抜いてたくさんの業種業界から企業の絞り込みを進めていくと、いいのではないでしょうか。はじめは手さぐりでも体操選手のように最後はきれいにまとまった着地ができると思いますよ。(Uさん)

私自身が大学・大学院での学びとは直接関係のない企業を選んだ経験を踏まえ、どんな業種や業界が自分に合っているのか迷っている方は、学生時代の学びにこだわらず、まずは広い視野で企業を調べることをおすすめします。また、興味を持った企業については、その企業が手がけている事業の強みや売りをチェックしておくことも忘れないようにしましょう。(Kさん)

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太陽工機は指導員制度やeラーニングなどの教育制度が充実しているため、学生時代に機械や電気、制御などについて学んでいなくても技術者として活躍することができる。

マイナビ編集部から

新潟県長岡市に本社を構える(株)太陽工機は、1986年(昭和61年)に設立された工作機械メーカー。工作機械は「機械をつくるための機械」で、さまざまなモノづくりに必要不可欠なものである。同社は高精度な加工が求められる研削盤を専業としており、その優れた技術力は多方面から高く評価されている。同社が手がける機械の多くはセミカスタムやフルオーダーで、お客様の要望に応える仕様を実現するために常に新しいチャレンジをしている。そのため、モノづくりの醍醐味を存分に味わえると同時に、技術者として高い専門スキルを養うことができる。

仕事のやりがいもさることながら、取材を通して分かった同社の魅力は、支援制度や福利厚生が充実していることだ。たとえば社員食堂を備えているだけではなく、健康面を考えて全メニューが無料化されたというから驚きだ。また、技能(資格)検定や語学検定の成績に応じた技能手当や住宅手当、通勤手当、家族手当など各種手当を支給しているほか、独身者向けの借り上げ社宅も用意。3名の会話からも福利厚生に対する満足感が伝わってきた。さらに、繁忙期でも出勤してから必ず12時間以内に退勤する「12時間インターバル制度」を採用するなど、社員を大切にしている企業だと強く感じた。

モノづくりに携わりたい、新潟県で働きたいという人は、同社の事業や仕事だけではなく、支援制度や福利厚生にもぜひ注目してほしい。

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働きやすい環境づくりに力を注ぐ太陽工機には社員食堂があり、日替わりメニュー6種類から選べるだけではなく、2024年4月から全メニューを完全無料化した。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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