私の企業研究は自分の身の回りのものから始まりました。例えば、目薬ならどの会社がそれをつくっているのかを調べ、気になる企業を深掘りしていったのです。当社を知ったのもこの方法で、冬用タイヤに松本油脂製薬が関わっていることを知り、「タイヤなのに製薬会社?」と疑問が湧き、直接電話したことから選考につながりました。
最終製品を生み出す企業は社名が出るため認知度も高いですが、世の中には当社のようにものづくりを陰で支える企業がたくさんあります。名前を知られていなくても、複数の大手メーカーのものづくりになくてはならない役割を担っている企業があることを、学生のみなさんにはぜひ知ってほしいと思います。
それともう一つ、企業研究を踏まえて選考に臨む際は素の自分を出し、本音を語ることを大切にしてください。それを認め、受け入れてくれた企業なら入社後のミスマッチもないはず。本当に自分に合う企業と出会うためにも、等身大の自分で企業に向き合うことを大切にしてほしいと思っています。