最終更新日:2025/4/3

東京計器(株) 【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 精密機器
  • コンピュータ・通信機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

建設機械や地震観測装置、海上交通管制システムなど、多彩なフィールドで技術力を発揮

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異なる事業領域で製品開発に取り組む3名にインタビュー

幅広い領域でものづくりをしている東京計器株式会社。油圧機器、慣性センサ、マイクロ波レーダーといった、異なる分野の製品の設計開発に取り組んでいる3名の先輩社員に、それぞれの仕事について話を聞いた。

K.M.さん(右)
油圧機器事業 技術1課/2019年入社

W.N.さん(左)
慣性センサ事業 技術1課/2020年入社

H.Wさん(中)
海上交通事業 技術課/2022年入社

東京計器を選んだ理由

学生時代はメカトロニクスを勉強していたK.M.さん。学生時代に経験のなかった油圧に挑戦してみたいという想いから、地元の近くで働ける東京計器への就職を決めた。
学生時代は機械系学科で学んでいたW.N.さん。インフラや生活の基盤を支えるようなものづくりに携わりたいとの想いから、計測器に興味を持ち、東京計器に入社。
学生時代は電気電子工学科で学んでいたH.Wさん。就職活動では研究室の先輩が働いていたことから東京計器を検討、マイクロ波の知識も生かせると考え入社を決めた。

【油圧機器事業/K.M.さん】産業機械や建設機械を動かす油圧機器の設計開発

油圧機器事業では、産業機械や建設機械向けに油圧機器の設計開発・製造・販売を行っています。ひとくちに油圧機器といっても、搭載される機械によって求められる仕様は異なります。射出成型機などの産業機械に搭載される油圧機器は、工場の生産性を上げるため、早いサイクルで機械を動かすことが求められます。一方、ショベルカーなどの建設機械に搭載されるものは、車両の燃費を良くするため、できるだけ軽量な仕様が求められますね。

私は建設機械用の油圧機器の機械設計を担当しています。建設機械用の油圧機器は、油圧ポンプの軽量化が開発の大きなテーマです。建設機械用の油圧機器は高圧なため、それに耐えうる強度を担保しつつ、軽量化しなければなりません。軽量化を追求するため、何度もシミュレーションや試作、テストを繰り返しています。既存製品から、さらなる軽量化を追求していくのは難しくも挑戦しがいのある仕事です。

とくに面白いのは、「油圧をどう制御するか」というところです。心臓部となる油圧源の役割をする油圧ポンプによって油圧回路内に油が供給されるわけですが、回路の設計によって機械全体の効率が変わるため、そこを工夫するのが楽しいですね。また、2年ほど開発してきた製品が市場に出しても問題のない状態まで仕上がり、お披露目できたときはうれしかったです。いろいろ試行錯誤しながらアイデアをかたちにできるのがものづくりの醍醐味です。

学生時代に油圧に触れた経験はなかったのですが、入社後のOJTで油圧の知識や設計の考え方を学ぶことができました。所属している部署は社外向けに油圧の講習会を開いたりもしているため、学びやすい環境でした。油圧技術はかなり成熟し、コスト競争の面が強くなってきています。コストでは人件費の安い国で作った製品に勝つのは難しい。だからこそ、性能面で高い付加価値のあるものづくりを追求していきたいですね。

【慣性センサ事業/W.N.さん】地震観測や自動操舵に必須の慣性センサ機器の設計開発

慣性センサ事業では、加速度計や直進アシスト装置などの設計開発・製造・販売を行なっています。加速度計は、工場の製造工程において振動を検知・除去する除振装置や地震の観測装置などに組み込まれています。一方、直進アシスト装置は主にトラクターなどの農業機械に組み込まれているものです。トラクターが田畑の凸凹道を直進できるよう、自動操舵でアシストします。私が主に担当しているのは加速度計の設計になります。

設計開発では主に既存製品の改善やコストダウンを検討しています。私は電気回路の設計をメインで担当していますが、機械設計の担当者と一緒に制御設計にも関わったりしています。加速度計などの慣性装置は、それを搭載する最終製品の使い勝手を良くするため、小型化が求められます。限られたスペースのなかで、「どこまで機能を充実させるのか」あるいは「どの機能を捨てるのか」といったバランス感覚が重要になります。

最近携わった製品も、小型の基板にさまざまな機能を追加する仕様でした。限られたスペースに収まる部品を探し出してきては検証するというのを繰り返し、最終的に完成させることができました。難しい仕様であるほど、できたときの達成感は大きいですね。私たちが作っている装置は表から見えませんが、世の中のいたるところで生活の基盤を支えています。お客様から「おかげで最終製品が作れた」と聞くと、それが実感できます。

私は学生時代、電気系の専攻ではなかったのですが、電気回路の設計は入社してからOJTで教えてもらいました。ほぼ何もわからない状態から先輩に手取り足取り教えてもらい、会社で教科書を買ってもらったりもし、仕事をしながら知識が身につけられました。現在は電気回路設計や制御設計をしていますが、機械設計やソフトウェア設計はほかの人に頼っています。電気回路をマスターしたら、今度は機械設計も自分自身でやってみたいですね。

【海上交通事業/H.Wさん】海上交通の管制システムに搭載される装置の設計開発

海上交通事業では、海上交通センターの管制システムとそれに組み込まれる固体化レーダー装置、AIS(船舶自動識別システム)装置などの設計開発・製造・販売を行なっています。海上保安庁が運営する海上交通センターは、東京湾や大阪湾、瀬戸内海など、船舶の通航が多い海峡や港湾にあり、海難事故を未然に防ぎ、効率的で安全な運航を支援するため、管制を行なっています。その管制システムが私たちの作っている製品です。

私は主に固体化レーダー装置の設計を担当しています。基本的なところに関しては、機械、電気、電子(アナログ、デジタル)、ソフトウェアのすべての設計を行なっていますね。細かい機構設計などは機械設計専任のスタッフに依頼しています。開発に際しては、電波法や関連法規、ほかの電波との干渉などを考慮しつつ、マイクロ波の出力を抑えたり、装置をコンパクトにしたりといった改善に取り組んでいます。

昨年度は管制システムの換装プロジェクトがあり、私はレーダー映像信号を新しい方式で圧縮する装置の開発に携わりました。この装置の完成により、各無人施設で稼働するレーダー装置から海上交通センターに伝送されるデータ量が削減できるようになりました。国が運営する大規模なシステムに新しい技術を反映させて改善させることができ、大きなやりがいを感じました。大手メーカーなどの場合は一つの装置でも機能ごとに設計業務が細分化されていますが、当社は装置全体の設計に関われるのが面白いですね。

学生時代はマイクロ波の研究室にいましたが、装置設計の知識は入社後に指導員の先輩によるOJTで身につけてきました。一から学ぶことができるため、入社後に身についた知識や技術は多いですね。同じチームの先輩方は製品について熟知していますが、私はまだまだ。まずは担当しているレーダー装置について何でも答えられるようになりたい。さらにその先は装置だけでなく、システム全体を熟知できるようになりたいですね。

学生の方へのメッセージ

東京計器では、船舶港湾、油圧制御、計測、消火設備、印刷検査、慣性センサ、情報通信、RF機器、防衛、海上交通、鉄道保線と幅広い領域で事業を展開。コアテクノロジーが多数あり、例えばマイクロ波の技術は、防衛装備品として戦闘機などに搭載されるレーダー警戒装置に用いられるほか、地表観測用の人工衛星に搭載され、地表に向けて発するレーダー信号を増幅させるマイクロ波増幅器や、豪雨などによる河川の水位上昇をいち早く知らせる電波レベル計に生かされています。さまざまな知識を生かして活躍できるフィールドがあることから、自分に合う事業領域が見つかるでしょう。

また、設計開発は多くの場合、機能や開発フェーズごとに担当を細分化しておらず、少数精鋭体制で行っています。担当製品によっては営業同行して仕様を固めるところから生産に繋がるところまで携われ、一つの製品に深く関わることが可能。「この製品は自分が作った」とものづくりのやりがいを強く実感できます。そのほか研究、生産技術、サービスなど、技術知識を生かしたさまざまな働き方ができる環境です。

現在進行中の中期経営計画では既存の事業を強化しつつ、事業領域の拡大にも注力。水素エネルギーシステムの開発や宇宙ビジネスの拡大のため、工場に新棟を建設し宇宙関連の企業との協業を進めております。このように活躍のフィールドが広がり続ける東京計器で是非、あなたの強みを発揮してください!

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「さまざまな事業領域があり、誰もが自分のやりたいことを見つけられる環境です。船舶、防衛、センサ…etc.人々の生活を支える仕事をしていけます」(採用担当)

マイナビ編集部から

油圧、マイクロ波、慣性センサなど、さまざまなコアテクノロジーを持ち、幅広い市場に製品を提供している東京計器。船舶の安全な航行も、農業の効率化も、半導体の製造も、インフラの管理も、見えないところで同社の製品が支えている。「東京計器」の名は知らずとも、同社の仕事がもたらす恩恵には、誰もが何かしらのかたちであずかっていることだろう。

今回はそんな製品の設計開発に携わっている3名に話を聞いたが、若手の社員であっても自分なりのアイデアを生かしながら、主体的にものづくりを行っている点が印象的だった。聞けば、少数精鋭体制ということもあり、自分ごとと捉えて仕事に取り組むメンバーばかりなのだという。仕事を通じて学んでいけることもあり、入社後の成長スピードは早い。

同社では、2030年に向け、より社会に役立つ技術を磨いていくという目標を立てているが、それに伴い新規の開発プロジェクトが次々と立ち上がっている状況である。若手であっても興味深い開発プロジェクトに挑戦するチャンスが豊富にあるという。学生時代に専門に学んできた分野であっても、それ以外でも、やりがいに満ちた仕事をしていけるだろう。

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設計は、営業や生産管理、資材調達など、さまざまな部署と連携しながら進めている。部署間の壁なく、コミュニケーションが取りやすく、何でも相談できる職場だという。

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