最終更新日:2025/5/9

日本コンピュータシステム(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

インフラエンジニアの挑戦と成長の軌跡

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電話のネットワーク開発・保守。その魅力、やりがいとは

金融・公共・社会インフラ等の各種システム開発、インフラ基盤の構築など幅広くITソリューションを提供している日本コンピュータシステム(株)。同社で活躍中の若手インフラエンジニアに話を伺った。

社会インフラソリューション部
池田光希さん(2019年入社/理工学部卒)

若手は語る

「新入社員研修ではチームに分かれて、掲示板的なウェブサイトをJavaで作成。同期との交流を深めるきっかけになりました」
「学生時代に学んでいたことが、実際の現場で必要になることは少ないが、論理的な思考の面ではかなり活きています。課題について深く、細かく考える力ですね」
「社会インフラソリューション部には、電話のほかにも、スマートメーターや自動運転システムに関連したプロジェクトに参画しているメンバーもいます」

数学の研究からITの世界へ。入社のきっかけはインターンシップ

学生時代は理工学部で数学を専攻。基礎数学から応用数学、情報数学まで幅広く学びながら教職課程の勉強にも力を入れていました。研究室では代数学のなかでも主に整数論について研究。データの暗号化やブロックチェーンにつながる数学的な基礎理論の研究に取り組んでいました。研究の中でコンピュータを使うことはそれほどありませんでしたが、情報数学の講義ではコンピュータの歴史やネットワークの原理、C言語やJavaScriptの基礎、計算理論等について学ぶ機会も多くありました。

元々教員を目指していたのですが、自分の可能性について見つめ直してみようと思いさまざまな企業のインターンシップに参加することに。そのなかで「モノづくりがしたい」「モノづくりを通して社会に貢献したい」との思いが強くなり、IT企業への目を向けるようになりました。当社との出会いもインターンシップに参加したのがきっかけです。インターンシップでは事業内容の紹介のほか、コミュニケーションに関するワークショップに参加。人事担当者と話をするなかで会社全体の雰囲気の良さを感じ、社員同士のコミュニケーションを大切にする会社だということが伝わってきました。こうした点に魅力を感じ、当社へ志望しました。金融関係や公共機関、社会インフラなど幅広い分野でシステム開発やインフラ基盤構築を手掛ける事業内容の幅広さも魅力的でした。

入社後は、まず約3ヶ月間の新入社員研修です。基本的なビジネスマナーやヒューマンスキル研修、プログラミング研修などチームに分かれてウェブサイトをつくる実践的な演習がありました。充実した研修制度のおかげで「知識・スキルを着実に伸ばしていけば、何とかやっていけるだろう」という自信を得ることができました。研修終了後は、社会インフラソリューション部に配属。約1ヶ月間外部研修やeラーニングを通して、ロジカルシンキングやコミュニケーションスキル、オペレーションシステムに関する基本的な知識・スキルを学んだ上で、夏頃から実際の現場に配属されることになりました。

インフラエンジニアとして、電話ネットワークの開発・保守の現場へ

最初の現場配属から一貫しインフラエンジニアとして、電話のネットワーク開発・保守に携わっています。ハードウェアからソフトウェア、アプリケーション、ネットワークまで幅広く扱っており、お客さまの業務をサポートするのが私のミッションです。基本的には電話交換システムのサーバーが置かれたデータセンターで、お客さま先の担当者を含めて5人くらいのチームを組んで仕事をすることが多いですね。サーバー等のハードウェアをラックにマウントする業務もあれば、サーバーやネットワーク機器の設定を行ったり、実際の機器を使って検証試験を行ったりと多岐にわたる業務に携わっています。

具体的な仕事内容については、現場に配属されて最初の2ヶ月間はOJTで試験環境のサーバーを構築する業務に取り組んだ後に、先輩社員とネットワーク機器の設定などサービス環境の整備に従事。入社2年目から現場でのプロジェクトのメンバーとして仕事をすることになりました。最初に取り組んだのは、企業向け内線電話アプリのバックボーンのシステムを構築するプロジェクトで、電話の試験検証からスタートして、アプリケーションやネットワーク機器の細かな設定に取り組み、サービス環境の作業も任せてもらえるようになりました。

内線電話アプリのプロジェクトを約2年半経験した後は、固定電話系のサービスに関するプロジェクトに参画。着信課金電話番号などを固定電話の番号に変化したり、複数の電話に振り分けたりするシステムの保守、セキュリティ強化に取り組みました。そして、2023年10月からは、スマートフォンに入っている電話アプリのバックボーンのシステムに関わっています。作業としては、2024年春に予定されている3G回線の停波に伴うネットワーク機器の設定や通信経路の変更に携わることも多いですね。作業そのものは設定を変更するだけですので、それほど大変なものではありませんが影響範囲の広い、責任の重い仕事だけに、試験検証はかなり綿密に行っています。

プロフェッショナルのインフラエンジニアを目指して

入社してからインフラエンジニアとしてさまざまなプロジェクトに携わってきて、やりがいに感じるのはシステムのリリースが完了し自分の携わってきたサービスがカタチになったとき。そして、お客様から感謝の言葉を掛けていただけたときですね。また、電話という社会インフラを支えることにより人々の豊かな生活に貢献できるのも大きなやりがいにつながっています。今でも難しいと思うのはお客さまとのコミュニケーション。いかにして信頼関係を強化していくかという部分です。自分の仕事の進捗状況をお客様から聞かれる前に報告するなどいわゆる“報連相”を徹底すること。お客様に安心感を持っていただくように心掛けています。当社の働き方に関しては「残業しなくてもいいように効率的に仕事をしよう」「有給休暇もしっかり取得しよう」と上長から言われています。実際、有給休暇も取りやすく働きやすい環境が整っていると思っています。

今後の目標ですが、まずは技術力に磨きを掛けていくことです。電話は古くからあるシステムですが5Gなど新しい技術が導入され、まだまだ進化しています。基礎的なネットワークやサーバー、オペレーションシステムに関する知識、技術もしっかりと身に付けて、プロフェッショナルのインフラエンジニアを目指したいと思っています。日頃から、ネットで情報を集めたり、専門書を読んだりと自身のスキルアップに励んでいますが、電話・通信のエキスパートであるお客様から教えてもらうこともあります。インフラエンジニアとしての成長、キャリアを考えると最高の環境といっていいでしょう。将来的には、大規模なプロジェクトのリーダーにも挑戦してみたいですね。

学生の方へメッセージ

日本コンピュータシステムは、とにかく雰囲気のいい会社です。当社では、文系・理系を問わず、さまざまなバックグラウンドを持った社員が活躍しています。プログラミングが得意な人や、ネットワークに関する豊富な知識を持っている人など、技術力をコツコツと磨き続けている社員。それから、チームをまとめたり、スケジュール管理をしたりするのが得意な社員など、多種多彩なメンバーが協力し、支え合いながら業務に取り組んでいます。社員一人ひとりが自らの強みや得意分野を生かしながら、自由にのびのびと仕事ができる会社なんです。

また、3ヶ月に一度程度、同世代の社員が集まる研修を開催し、その後に懇親会を行うなど、社員同士のコミュニケーションを大切にしているのも大きな魅力です。新入社員研修や社内研修、資格取得支援制度などの教育・研修制度も充実しており、学生時代の専攻を問わず、活躍できる環境が整っている会社ですので、ITに興味がある方は是非、弊社にも興味をもっていただきたいと思います。
(池田さん)

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「3ヶ月に一度程度の研修。その後の懇親会は、多様なプロジェクトに携わっている同期と情報交換を行い、知識を広げる絶好の機会になっています」(池田さん)

マイナビ編集部から

金融・公共・社会インフラなど各種システムの開発、インフラ基盤の構築、クラウドサービスの提供などのITサービスを提供しているソリューションプロバイダ「日本コンピュータシステム(株)」。今回同社の社会インフラソリューション事業部の池田さんにお話を伺って、若手のうちから電話のネットワークの開発・保守という社会インフラを支えるプロジェクトで活躍されている点はもとより、彼のコミュニケーション力の高さに驚かされた。専門的になりがちな仕事内容に関しても専門外の人にも理解できるように噛み砕いて話してくれる。また仕事への思い、やりがいなどの抽象的な質問を投げ掛けても、自分の言葉でわかりやすく伝えてくれた。

同社には池田さんのように、技術力とコミュニケーション力を兼ね備えた社員が揃っている。こうしたことが可能なのは、充実した教育・研修制度の存在もさることながら、会社全体に育てるカルチャー文化が浸透しているからだろう。筆者はここに、1980年の創業以来、40年以上にわたって成長を続ける同社の強さを垣間見たのである。ITに興味関心をお持ちの方のなかでも、チームの仲間とともに着実に成長していきたいという人は大いに活躍できるだろうと感じることができた。

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企業理念は「一歩先を行くソリューションプロバイダを目指して」。2023年2月からはSOMPOグループの一員として、さらなる挑戦と成長を目指す。

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