最終更新日:2025/4/25

しげる工業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
群馬県

取材情報

研修・教育について伝えたい

会社自慢の研修「ものづくり研修」を企画・運営する若手たちの活躍にフォーカス!

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研修を通じて「しげる工業」の未来をつくる

横堀さん/管理部 人事課/2019年入社
三宅さん/管理部 人事課/2020年入社
長谷部さん/管理部 人事課/2021年入社

大手自動車メーカーのパートナー企業として、主要内装部品の企画・開発・製造をトータルに手掛けるしげる工業。同社が持つ技術力の根幹とも呼べるのが、今回紹介してもらう「ものづくり研修」だ。経験した社員からの満足度が高く、総じて評価も高いという自慢の研修について、現在中心となって運営を担っている3人の若手社員たちに詳しく話を聞いてみた。

研修以外に伝えたい会社の魅力は?

「若手が多く活躍しており、入社して間もない頃からそのフレッシュな感性を存分に発揮できるところ。意見を発信しやすい風通しの良さがあります」(横堀さん)
「ものづくりは未経験では難しいというイメージがありましたが、当社では風通しの良さから知識の共有が盛んで、未経験でも自分らしく働くことができます」(三宅さん)
「事業における明確な強みがあるところです。主力製品であるインストルメントパネルは、大手自動車メーカーのOEM製品を除く全車種を100%受注しています」(長谷部さん)

事務系職も含む全ての新入社員が体験する「ものづくり研修」。その概要とは──

──「ものづくり研修」をスタートしたきっかけは?

横堀さん/「ものづくり研修」は、社員たちの早期の成長や活躍を後押しするため、2018年より当社内でスタートした新人向け研修制度です。春に入社した社員が、新入社員研修を受けて各部門へ配属され、職場や仕事に慣れてきた1年目の秋頃、約3カ月間にわたって実施されます。背景には、はやい段階で会社全体への理解を深めてもらい、そこで培った人脈や知識を業務へ生かしてもらいたいという育成目的もありましたし、それまで当社には「部門を超えた連携や情報共有がしにくい」といった課題がありましたので、それをこの研修を通じて解決していきたいという思いもありました。

──どんな研修なのですか?具体的に教えてください。

長谷部さん/私は、入社した2021年にこの研修に参加しました。毎年テーマが決められており、この年のテーマは「クルマに装着するアイデア商品を考えよう」というものでした。10名程度のチームに分かれて、アイデア出しから、形状のデザイン、図面の作成、生産設備の製作までトータルに行い、研修のラストには社長や役員に向けてプレゼンもしましたね。ちなみに私のチームが考えたのは、車内に入ってしまった蚊を捕獲・殺虫して手を汚すことなく廃棄できる商品。当社のものづくりの流れを一から理解できたとともに、図面作成や溶接なども初めて経験して、ものづくりの楽しさを存分に味わうことができました。

──会社探し中にこの研修を知って、どのように感じましたか?

三宅さん/説明会で「ものづくり研修」を知って、まずはほっとした気持ちがありましたね。私は文系出身だったので、ものづくりに関する経験や知識はゼロ。地域に貢献したいという思いで当社を志望したものの「私で本当に大丈夫だろうか」という不安もありました。そうしたなかで、ものづくりを一から学べる機会があることを知って安心感を覚えましたし、新入社員の育成に力を入れてくれている、つまり人にしっかり投資してくれている会社であることもわかって、「ここなら安心して働きつづけられる」と志望度がますます高まりました。いま、人事担当として多くの学生さんと接していますが、この「ものづくり研修」に魅力を感じてエントリーしたという方も多いように感じます。

研修を通じて得られるものは、ものづくりの知識やスキルだけじゃない!

──実際に研修に参加してみて、どのように感じましたか?

長谷部さん/当社全体の仕事の流れを理解できたのはありがたかったですし、私の場合はリーダー役も任されていたので、チームをまとめる難しさややりがいも経験できました。それぞれ異なる価値観を持つメンバー同士が同じ目標を持って進んでいくためには、まずは積極的に意見を出し合い、お互いを理解することが大切。そのことを、この研修を通じて理解することができました。あともう一つ、これまであまり交流機会がなかった理系出身者たちと仲良くなれたのも私にとってはうれしいポイントでした。

三宅さん/私も長谷部君と同じくリーダーを経験して、意見をまとめていく難しさを実感しました。チームの中には、他人の意見に合わせてしまうタイプの人もいれば、自身の意見を押し通そうとするタイプの人もいます。そうしたなかで大切にしたのは、どんなタイプの人の意見もリーダーとしてしっかり引き出して尊重することでした。「この人にはどうやって接すれば話しやすいと感じてもらえるだろうか」といったことをこの研修中はいつも考えていましたね。そうした経験が、いま、多くの学生さんと接する人事の仕事に生きています。

横堀さん/やはり、ものづくりの経験を最初から最後まで経験できたこと、これが私の中で一番大きいです。自身のアイデアが形になる喜びを実感できましたし、この仕事では直接ものづくりには関わっていませんが、社内で働く仲間たちがこうした喜びや苦労を日々味わい、仕事と向き合っているのだということを、身をもって理解できました。あとは、社内の人脈を広げられたことですね。人事の仕事は部門を超えた調整事がとても多いので、知っている人が各部署にいるととても心強いです。

──横堀さんは、若手ながら講師役もすでに経験されたそうですね。

横堀さん/2021年にメンターを、22年に講師を経験しました。メンターに関しては、新入社員たちの初々しい反応に触れることができ、自身の新人時代の新鮮な気持ちがよみがえってきました。講師に関しては、「人に伝える」難しさを実感しましたね。ただ一方的に知識を伝えても、それが相手の知識になるとは限りません。なるべく興味が湧くよう、自身の失敗談や成功例を交えて話したり、質問を投げかけたりして工夫を凝らしましたが、まだ「やりきった」という満足には至っていません。

さらなる発展を遂げる「ものづくり研修」。その進化の一翼を担っていきたい!

──今後、「ものづくり研修」をどのように進化させていきたいですか?

三宅さん/自身が参加して以降の3回、そして参加する前の2回の研修のアウトプットを見せてもらいましたが、年を追うごとに明らかに研修のレベルが上がっているんです。研修を実施している側がノウハウを身に付け、高い完成度を目指せるようになったというのもあると思いますが、何より、この研修に参加してくれるメンターや講師たちの「新人たちの期待に応えてあげたい」という意欲や熱意が年々高まっていることが背景にあるのだと思います。近い将来、私もメンターや講師を担うことになると思いますが、意欲や熱意を先輩たちと同じように高く持って、新人たちの「やりたい」を力強くサポートしてあげたいですね。

長谷部さん/採用に関わっている立場として、いずれはこの「ものづくり研修」を当社の採用PRの柱にしていきたいですね。当社は社員数1,000名以上の規模を誇る会社ですが、同じエリアにある超大手企業と比較すると、組織の大きさやネームバリューという観点では追いつけない部分もあると思います。ただ、「研修の手厚さ」という観点ではかなり充実している会社だと自負していますし、それをしっかりと学生の皆さんに伝えるとい同時に、もっとこの研修を良いものにしていきたいと思っています。「研修」と聞くと「知識を詰め込む学び」と想像される人がいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、ものづくりの楽しさを存分に味わえる機会だと捉えていただければ嬉しいです。

横堀さん/今年、5回目の「ものづくり研修」を実施してみて、三宅さんの言葉のとおり「年を追うごとに進化しているな」と実感しています。当初あった「部門を超えた連携や情報共有がしにくい」といった課題は明らかに解決に向かっていますし、「所属部門に関係なく新人たちをみんなで育てていこう」という意識も社内全体に広がっています。それでも、メンターと講師の両方を経験したのは私を含めて30名程度とまだまだ少なく、社員数と比較するとわずか3%です。この比率をこれからどんどん増やしていき、社内における研修の認知度をもっと上げていきたいですし、若手ならではの視点を生かしながら、新人にも既存のメンバーたちにも十分メリットを感じてもらえる研修へと進化させていくことが、今の私にとっての大きな目標です。

学生の方へメッセージ

「ものづくり研修」は、今回登場した社員3名をはじめとする20代の若手たちが中心になって企画・運営しています。また、採用活動におけるインターンシップや会社説明会を企画・運営しているのも、つい最近、会社探しを経験したばかりの20代の社員たち。学生の皆さんに寄り添いながら、少しでも会社探しのお役に立てるプログラムを考えて実施しています。そして、この記事をご覧いただいている皆様も、早い段階から活躍できるフィールドを見つけられると思います。私たちも、そのお手伝いに尽力する所存です。

当社の魅力は上記の研修や若手の活躍のフィールドの多さはもちろんですが、なんといってもモノづくりというお仕事自体も大きな魅力の一つです。作る部品も街中でよく見かける自動車の部品であり、興味のある人にとってはこの上ない体験ができる職場でもあると思います。

当社では、学部学科や専攻分野を問わず、「ものづくり」が好きな方、あるいは興味のある方を広く迎えたいと思っています。未経験でも、当社では楽しみながら「ものづくり」を続けていける環境、そして働きやすい社風が根付いているので、安心していただけると嬉しいです。
自動車、ものづくりに興味のある方は、ぜひご応募ください。

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会社全体の平均年齢は35歳前後。誰もが意見を言いやすい風通しの良さがあり、若手社員たちもそのフレッシュな感性を生かしながら存分に活躍することができる。

マイナビ編集部から

しげる工業は、1960年設立。以来、樹脂製品を中心とした自動車内外装部品の企画・開発・製造に取り組みつづけ、確かな信頼と実績を重ねてきた。なかでもインストルメントパネルに関しては、大手自動車メーカーのOEM製品を除く全車種を100%受注しており、同社の主力製品となっている。

今回は、そうした同社のものづくりの基盤を支える研修制度にフォーカスした。なかでも今回紹介した「ものづくり研修」は、主に新人育成を目的に導入されたもの。さらに、取材を通して「より働きやすい環境づくりのための促進剤にしたい」という、この研修への期待や強い思いを感じ取ることができた。その効果は早い段階から表れてきているそうで、研修が実施されてからは、新入社員のみならず先輩社員たちにも部門を超えた交流機会が増え、人脈が広がっているとのこと。今回取材に応じてくれた先輩たちも、その社内の変化を日々実感していると語ってくれた。

そうした同社の未来を左右する重要な研修を主導で企画・実施しているのが、入社5年目未満の社員たちであるというのも興味深い。そこからも、同社の若手たちへの期待が大いにうかがえる。業務に必要なスキルやノウハウは、入社後にしっかり身に付けられる環境がある。「キャリアの早い段階からやりがいのあるミッションにチャレンジしたい」という意欲あふれる人にも注目してもらいたい一社だ。

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誰もが知る大手自動車メーカーのパートナー企業として、主要内装部品の企画・開発・製造を担うしげる工業。その安定した経営環境も同社で働く魅力の一つだ。

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