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最終更新日:2025/4/7
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取材情報
半導体の検査工程で欠かせないプローブカードの製造で、技術・シェア共に世界をリードする日本電子材料株式会社。その開発拠点である熊本事業所で働く先輩社員のみなさんに仕事の内容ややりがいを聞きました。
■中村さん<設備技術/2005年入社/熊本県立技術大学校生産技術科(当時)卒業>■小山さん<メモリ構造設計/2011年入社/九州東海大学機械システム工学科卒業>同じ会社の中でも部署が違うと、仕事の内容も相手も異なるのも同社の魅力。それでも一つの方向を向いて、風通しの良さやコミュニケーションを感じるのは、ワンフロアで仕事をしているから。
自分で考えたものがモノとしてできあがるところに魅力を感じて、大学の機械科に進学しました。卒業研究では、ロボットキットを加工してスケボーを作ったりしたことが楽しかったですね。地元で仕事ができるというところ、また機械系で研究開発職というところに魅力を感じて応募しました。メモリ構造設計の仕事には、プローブカードの電気的な設計と、メカ的な設計があるのですが、私が担当するのは後者です。構造変更がある場合、強度的に大丈夫なのか、パソコンのシミュレーションで計算した後、実際にモノを作って強度試験をしたりします。新しいプローブカードになった場合の試作試験や、お客さまに出荷した後の不具合の改善要求に対するやりとりなども担当しています。どちらかというと作ったものに対する評価の仕事が中心で、思ったような数値がでた時は嬉しいし、やりがいを感じます。また当社は海外にも子会社があって、場合によっては実際に現地に行ってお客さまの話を聞いたり、処理状況を確認したりすることもあります。お客さまから不具合を指摘された場合は、社内で構造の評価をして、海外で部材の改造をして、現地で人に指示をします。自分で成長を感じるところは、報告資料や調査資料を作る際、相手に分かりやすいようにデータをまとめたり、見やすくするように工夫するようになった点でしょうか。また、期限内に終わらせるようにチームで協力できるようになったことも、学生時代にはできなかった部分です。今後は後輩も入ってくるので、個人として成長しつつ、チームでより効率的に仕事をしていけるようなリーダ的存在になりたいと思っています。(小山さん)
高校時代、ものづくりが好きだった私は、機械の加工だけでなく、それを動かす制御も学びたいと進路を選びました。在学時代は、図面を描いて加工し組み立てるという一連の作業を通して、自分で思い描いたものを形にできたことが何より楽しかったですね。機械メーカーの求人が多いなか、当社は開発部門があり、設計から開発まで募集していたことが、入社の決め手となりました。設備技術の主な業務は、新しい機械の「開発」と、開発したものに対する「改善」、安定的に動かすための「保全」の3つです。中でも私が担当しているのは、開発と改善です。プローブカードの設備はほぼオーダーメードなので、社内で基礎評価を行う必要があります。このため、品質管理のプロセスに対して事前に社内検証を行うことで、トラブルを未然に防ぎます。パソコンでシミュレーションを行って試作機を作り、完成した後は装置メーカーに仕様書を書いて相談します。実際に製品にした後の不具合に対応するのが、改善です。ライフサイクルが長い製品の場合、お客さまからより品質を良くしてほしいという要望に対応することも少なくありません。お客さまから求められる精度はどんどん高くなるので、常に勉強しないとついていけません。大変な部分もありますが、そういう経験を経て、モノができた時には達成感があります。みんなで協力しながら1つのものを創り上げるところも楽しいですね。時には、頑張って検討してもうまくいかないこともあります。失敗したなりに数値として残すことで、次につながるように心がけています。年齢的にも中堅になってきたので、今後は技術的な部分はもちろん、人としての姿勢に関しても、後輩の目標となれるようになりたいと思っています。(中村さん)
「半導体業界を知らない人も気にしないで入社してほしいですね。拠点が海外にもあるので、海外で仕事をしたい人にもチャンスがいっぱいあります」(小山さん)「若手のチャレンジに対して好意的な会社だと思います。自分が希望すれば、セミナーや展示会にも参加できるし、業務も任せてもらえますよ。向上心のある人におすすめの会社です」(中村さん)
半導体のことは知っていても、プローブカードのことを詳しく知る人は、そう多くはないのではないだろうか。プローブカードとは、半導体の製造工程の中でウエハーテストと呼ばれる電気的な検査を行う工程で用いられるものだ。半導体の品質を支える上で、欠かせないものとなっている。日本電子材料は、1970年に日本で初めてプローブカードの製造を開始して以来、技術、シェア共に世界をリードしてきた。さらに半導体の世界市場展開に伴って、拠点を海外にも広げ、その一翼を担っている。一方で同社は、福利厚生やフレックスなどの制度もあり、誰もが育児休暇を取りやすいなど働きやすい環境も整っている。日々進化する半導体技術と共に、プローブカードに求められるものもさらに高まっている。技術開発によって社会に貢献できる仕事だ。ものづくりが好きな人はもちろん、仕事と生活のバランスを取って、技術的にも人間的にも成長しながらグローバルに活躍したい人にチャレンジしてもらいたい。