最終更新日:2025/6/2

(株)エーアイテイー【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 物流・倉庫
  • 海運
  • 空輸

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世界中で貨物が動いて日本の店頭へ。それをデザインするダイナミズム。

PHOTO

世界と繋がる、仲間と繋がる、視野も広がる

岡本 一真さん(写真左)
◆東京営業部
◆2020年入社、経済学部卒

鈴木 眸美さん(写真右)
◆東京通関部
◆通関士
◆2020年入社、交流文化学部卒

国際物流の一貫サービスと輸出入通関業務をご提供する、東証プライム上場企業“エーアイテイー”。その最前線で活躍する2名を通して、職場の実態をご紹介する。その仕事とは?ねらいとは?そして、視線の先にあるものは?

広がる景色、広がる世界

「中国で商品を製造し、日本に運ばれて、全国の店頭で販売されています。各工程のコスト、モノの流れなど、一般にはわからない実態が見えてくるのは面白い」岡本さん
「日本から布地を送る申告を行い、それが半年後商品化されて日本全国へ。この流れを知ったときはハッとして嬉しくなりました。見えてくる世界も面白い」鈴木さん
20~30代が多い、風通しのよい風土。部門を問わず、質問や相談は親身に応じてもらえる心強さが嬉しい。「メリハリのよい働き方も魅力」という意見も共通だ。

<営業>入社1年目から大口顧客を担当。+αを生む提案に挑戦!

大学では経済学部に所属していたこともあり、金融志望の友人が多かったですが、私が目を向けたのは国際物流でした。というのも、父が船会社に勤めており、子どもの頃は海外の貿易港に住んでいた経験もあり、私にとって「国際貨物輸送」は身近でもありました。そもそも、輸出入が不可欠の島国・日本。世界とともに仕事をするスケールの大きさ、仕事内容そのものに興味が湧きました。
業界のなかで当社を志望した理由は、物量が大きい輸送に関われる事業体、つまり上場企業であること。かつ、入社後すぐにフォワーダー業務に挑戦できること。その点にとても魅力を感じました。

任される環境は想像以上で、入社3カ月後には上司のサポートのもと、大手得意先の担当になりました。それは、中国からの輸入で年間4000コンテナを当社が担当するアパレル事業者様。4年を経て東南アジアの手配も増え、お客様の売上増とともに取り扱い量も増えていく、そんな手応えを感じています。一般認知度の高いブランドを複数お持ちですが、街で目にするたびに「自分が輸入した!」という嬉しさを味わっています。

私が大切にしていることはまず、お客様の考えや状況を正しく理解すること。そして、お客様が描いた絵に対して、ときには逆転の発想で+αの価値を生むことです。実際、こんなエピソードも生まれています。それは、私の新規のお客様でした。中国から東京へ、東京の倉庫から日本各地へという商品の物流形態をお持ちで、都内の倉庫不足が課題でした。私は社内の倉庫スペシャリストと連携して、「倉庫保管料が抑えられる中国側に倉庫を置き、仕分けも行い、直接日本各地へ」とご提案。結果的に、課題解決に加えコストダウンも実現し、とても喜んでいただきました。

当社は各部門がプロフェッショナルで、通関、倉庫をはじめ、社内の知見を活かせることが営業の強みです。私の上長は、国際物流全般にわたる知識を持つ人物で、不測の事態にも心強いサポートが得られます。たとえば、イレギュラーなことが発生した際に、臨機応変な判断力、特殊貨物にも及ぶ広範な知識、現地での対応力すべてが大きな学びでした。本音で「こうなりたい」と目指せる存在が身近にいて、刺激を受けながら成長できる環境が嬉しいです。(岡本さん)

<通関>入社3年目で通関士取得。専門性を高めながらお客様に貢献!

国際物流に興味を持ったきっかけは、大学時代に取得した貿易実務検定です。気づけば、身の回りの食品や洋服は輸入品がほとんど。「物流は身近」だと気づいたこと、もともと海外の文化に親しんでいたことから、「海外との繋がりを感じられる国際物流業界」を志望しました。当社に惹かれた理由は、フォワーダー業務と通関業務両方の事業を幅広く行い、いろいろな経験を楽しめそうだと感じたからです。私は好奇心が強いタイプ。新しく知ることは面白いですし、自分の幅も広がります。

入社後は通関部審査課で、申告書類の作成業務を担当しました。並行して、通関士資格の勉強を進め、3年目に取得。取得後は、通関士として、申告書類のチェックと実際の申告を担当しました。嬉しかったのは、初めて通関士として申告を行い、許可証に記載された自分の通関士コードを見たときです。書類作成の経験があるとはいえ、申告の最終責任を持ち、実際に申告するのは通関士。とても緊張していたのですが、許可証がでたときには「おめでとう」とみんなに声をかけてもらいました。街で担当した商品を見るのは嬉しいものですが、私が通関士として担当した商品は、いっそう特別に感じました。

現在は通関部で「お客様担当」という新しい挑戦をスタートしたところです。私の担当は主に商社で、雑貨やアパレルなどの輸入を取り扱います。「到着予定・商品内容・量・納品先・納品日」などのご依頼を伺い、社内の配送手配部門とやりとりして、進捗を管理して納品までサポート。急ぎのご要望に応えられたときのお客様からの「ありがとう」という言葉に、新たなやりがいを感じるようになりました。

私が心がけていることは、通関の専門用語をかみ砕いて、わかりやすい言葉を使うことです。お客様によって物流知識も異なりますし、通関の商品分類に応じて関税率が変わるため、正確かつスムーズに理解していただくことが大切です。そして目指すのは、「先を予測して、一つ先のご提案を行う」ことです。台風など不測の事態がつきものなのが、この仕事の常。先輩は「この状況でこういう事態が考えられるため、こういう方法に変更してはいかがでしょうか」など、丁寧にサポートを行っています。普段からお客様や協力会社とのやりとりは楽しそうで、信頼の厚さが伝わってきます。お客様に寄り添う、その先にあるものが心から楽しみです。(鈴木さん)

ワークスタイル、社風、そしてこれから

◆岡本さん
繁閑がつきものの業界で、繁忙期には残業も発生しますが、土日はしっかりと休んでいます。趣味はロードバイクで、東京・山中湖間の疾走が自己最長記録。プライベートも元気に楽しんでいます。ちなみに私は学生時代はサッカーをしていて、当社のフットサル同好会にも所属し、毎月活動中です。もともと、風通しのよい職場ですが、社内の他部署にもフットサルの繋がりができ、仕事上でもいっそう相談しやすくなりました。
この仕事は、社内外・国内外に、縁の下の力持ちがたくさんいるチームプレー。みんなで困難を乗り越えて、ゴールを目指す一体感もサッカーと同じです。

続けるほどやりがいを感じるのは、新規顧客の開拓です。現在、担当先へのご提案を中心としつつ、新規は個々の裁量に任されています。私にとって新規開拓は、さまざまな商材やビジネスに触れることができ、法令などの関連知識も増えていくチャンス。新規や大口案件の契約は達成感もあり、知らないことを知るのは楽しいです。今後も、物量が大きい仕事で付加価値を生む、そんな挑戦を広げていきたい。中国などアジアに強い当社ですが、それ以外の地域にも挑戦したい。本当に面白くなるのはこれからです!

◆鈴木さん
土日祝の固定休はもちろん、有給休暇の取得も積極的な風土です。私は繁忙期以外、月1日ペースで取得し、平日のライブに利用しています。周りにも舞台が好きな人、旅行が好きな人など、みんな有効活用しています。お客様を担当していると休みにくいイメージもありますが、チーム制で協力的なので、一人で抱え込む雰囲気は全くありません。
また、デスクワークで静かな職場を想像していましたが、和気あいあいとしています。コミュニケーションが上手な人が多くて、雑談も楽しいですし、フラットな雰囲気も魅力です。

私は、この環境のもとで、より多くのお客様を担当しながら、経験値を高めたい。担当社数が増えても、丁寧に一社一社のお客様に寄り添いたいと考えています。また、貿易実務検定のB級A級の取得も目指しています。新たな知識を身につけて、お客様へ的確に還元できるようになりたいと考えています。そして私が担当でよかったという言葉をいただけたら、とても嬉しいこと。専門性を高めながら、上を目指します。

学生の方へメッセージ

◆積極的に話しかけましょう。
インターンシップなどでは、積極的に行動を起こしましょう。話しかければ答えが返ってきて、判断材料が増えます。時間は貴重ですから、受け身でいてはもったいないです。
企業研究は「どんな職種を志望するか」を考える機会でもあります。やりたいことが決まっていない方に、個人的にお勧めしたいのは「営業職」です。私は「営業は嫌」と思っていましたが、実際に営業活動している現在では、さまざまな人やその人それぞれの考え、事業や会社に触れられる、自己成長にも繋がる面白い仕事だと感じています。これはダメと決めつけず、選択肢を広げることが大事です。(岡本さん)

◆現場の声にヒントがあります。
同じ業界に訪問する機会が多くなるため、“ちがい”や“自分に合うか”を見極めることも大切です。たとえば国際物流業界では、扱う貨物が異なるだけでも、業務内容や働き方に影響します。実際に働く人が感じているやりがいや大変さ、その情報が大いに参考となりました。はじめから業界を絞り切らないことも有効です。私の場合は、国際物流、航空、商社を企業研究の対象にしました。実際に企業訪問すると、ここはちがう・意外に興味が湧いたなど、考えも定まっていきます。ぜひ、自分の可能性を広げるチャンスにしてください。(鈴木さん)

PHOTO
1988年設立以来の実績、東証プライム上場企業ならではの公正な労務管理や充実の福利厚生、教育、資格取得支援、フラットな社風…企業研究には多角的な視点が必要だ。

マイナビ編集部から

「フォワーダー」とは、荷主企業と実際の運送事業者の間に立ち、ニーズに合わせた物流プランをコーディネートする事業者のこと。自社倉庫や船舶、航空機、トラックなどの輸送手段を持たないため、自由度高く、最安・最速・最適を追求できる強みを持つ。東証プライム上場企業である同社は、親会社を持たない独立系フォワーダー。アジアを中心に世界約80のネットワークを擁し、とくに日中間海上輸送に長年の実績があり、アパレル、雑貨、家具、機械などの多種多様な貨物を取り扱う実力派だ。営業の岡本さんいわく「“早く安く”が優先されるのが業界の実態ですが、大口輸送では物流改革に挑戦できるチャンスも多い。そこに絡みたい」。視座の高い人材に選ばれる環境がある。

語学力を活かせるポジションもあり自己啓発などの研修も充実しているが、顧客の多くは日本企業であり、通関のやりとりは日本の税関となる。通関部の鈴木さんいわく「日常、目にするのはコンテナではなく、書類です。でも、世界との繋がりのなかで貨物が動く。不測の事態も起きて対処する。だからこそ、街中で、自分の担当した商品を目にすると嬉しいんです」。オフィスワークでありながら世界と繋がる手応えも伝わってきた。
研修やOJT、資格取得支援など教育体制も整う一方で、スペシャリストが集う刺激が多い風土も印象的。成長するほど“さらに上へ”と意欲の高まる環境も魅力である。

PHOTO
年間休日が充実しているので連休を取得し、プライベートを楽しんでいる社員も多い。時差出勤制度など、働きやすい環境づくりを徹底。全員で成長を目指す風土も魅力。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)エーアイテイー【東証プライム上場】の取材情報