協和ファーマケミカル(株)【キリングループ】

酵素反応における不純物の除去検討を行っており、特定の不純物の残存率を5%以下から0%にすることが目標です。一つの工程が上手くいっても、また別の工程で不純物が検出されるので、どの工程で不純物をどれだけ抜かなければならないかを考えるのが非常に難しく感じています。学生時代とは違うことに取り組んでいるので、挑戦の毎日です。

プロセスの開発段階として、数 mg～数十 gスケールでの実験検討を行っていました。不純物の除去がうまくいったときはとてもやりがいを感じました。中間体不純物の除去法確立がプロセスの要であり、数カ月間精製法を検討しました。検討の結果、除去法を確立し、初期プロセスのルート開発を終えることができました。研究室で培った「観察力」を活かして仕事を進めることができ、楽しさと同時に難しさも感じ、とても良い経験になりました。

私は酵素反応を活かしたプロセス開発を行っているという点に惹かれ、この会社を選びました。就職活動は北陸を中心に行っており、その中で独自の技術力を活かしたプロセス開発を行っているという点が他の企業と比べて魅力的に感じ、応募しました。また、座談会の際にも会社の雰囲気が直に伝わり、自分の意見を言いやすい環境だと感じました。最後に、選考を通じて会社の方々と会話をすることで、働いている方々の人柄の良さも最終的な会社を選ぶ決め手となりました。

技術部　医薬品原薬のプロセス開発

就職活動は数多の企業の中から、実際に働く一つの企業を選ぶという非常に難しいことだと考えています。悩むことも多く、大変なこともありますが、その中で自分が感じる直観というものを信じてもらいたいです。直観は、自分が働きたい部署で働く人の表情や言葉を聞いて、「いいな」とか「合わないな」といった感情のことで、時にはそういった感情に任せることで決断がしやすくなると思います。自分を信じて、がんばってください！