(株)グリーンアンドアーツ【オリエンタルランドグループ】

植物に関わる仕事に就きたいと元々考えていました。具体的に職種を考えていたわけではないのですが、大好きなテーマパークに何度も来園するうちに、パークの植栽に興味がわいてきました。インターンシップにも参加して、そこでの大きなやりがいが入社を決めた理由です。

私は、フラワー班という花壇管理を担当する班に所属しており、その中で主に3つの業務に携わっています。
1つ目は花壇の植え替えです。花抜き、耕うん、整地、植え付けの順番で行い、パーク内の大きな花壇を植え替えていきます。
2つ目は補植です。補植はパーク内の花壇を見回って、枯れたり状態の悪くなった花を植え直して、花壇をきれいな状態に保つ仕事です。
3つ目は宿根草エリアの管理です。きれいに整えて植える花壇とは別に、その場で植栽地のバランスを見ながら、手持ちの花材を使って植え付けていきます。

フラワー班の仕事はとても忙しく、大変だと思うことがあります。ただ、パーク内でゲストの目によくとまる花壇を管理するのは花形の仕事でもあると思っています。それぞれの花壇に決まりがあって、その通りに植えるには技術が必要です。フラワー班に入りたての頃に比べてだんだん技術が上がっていくのを自分で感じる瞬間はとても嬉しくなります。うまく植えられた花壇をゲストに写真に撮ってもらったり、SNSに上がっているのを見た時は、自分の仕事を見てもらえていることを実感し、やりがいにつながっています。

この仕事は、天気の良し悪しに関わらず、基本的に外での作業になります。雨の日は作業内容を変更したりすることもありますが、スケジュールの都合どうしてもその日に行わなければならないこともあり、雨の中植え替えをすることもあります。
また、夏の猛暑や冬の極寒など、季節でも状況は変化します。もちろん、外には冷房も暖房もなく、特に冬の寒い日は家から出たくないこともあります。
一番作業のしやすい春と秋の時期が短く感じて寂しく思うこともあります。

パークでは、季節ごとのイベントで華やかに彩られていきます。私たちの仕事は、どちらかと言えば裏方の仕事になりますが、イベントの切り替え作業の時は、パーク内がだんだんと装飾されていく姿を見ることが出来て、とてもワクワクします。夜勤や早出で作業するのは大変ですが、パークの様子が変わっていく工程を見ていくことが出来るのは、裏方の仕事ならではだと思います。