最終更新日:2025/4/24

(株)日本シューター【村田機械グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 機械
  • 医療用機器・医療関連
  • 環境・リサイクル
  • 福祉サービス
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日本の医療を支える総合コンサルタントとして、社会に貢献できる仕事

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提案力を武器に、日々成長を続ける社員たち

エアーシューターの製造販売のみならず、多彩なビジネスを展開している日本シューター。中堅&新人のお二人にお話を伺い、同社の仕事の醍醐味を浮き彫りにしていきます。

■大内 拓海さん(左)/FA営業部
経済学部経済学科卒
2017年入社

■藤井 成明さん(右)/医療営業部
商経学部商学科卒
2023年入社

先輩から一言

「4年目の一時期は海外案件を担当していました。競争が激しい海外市場を見た経験は刺激的で、いつかまたチャレンジしてみたいと思っています」(大内さん)
「将来的には医療事業の拡大に貢献したいですね。廃棄物容器の販売、介護用品レンタルなども手掛けているので、可能性は十分にあると思っています」(藤井さん)
自社製品を販売する大内さんと、商社的にさまざまな商材を扱う藤井さん。部署が異なると全く別角度のビジネスに挑戦できるのが日本シューターで働く面白みの一つだ。

【大内さん】営業職としてさまざまな部門を経験。新しい事業にもチャレンジできる!

学生時代、私は商社志望だったのですが、たまたま参加した日本シューターの説明会でメーカーの面白さに気付いたことが転機となりました。実際、自分たちの手で開発から設計、生産、メンテナスのすべてを手掛けられるのは興味深かったですし、エアーシューターやMoCSといった主力製品を病院以外にも展開していこうとしていた時期だったので、ビジネスとして広がりがあるとの期待感から当社への道を選択しました。

最初の2年間は今で言うリニューアル営業部に所属。既に当社製品を導入済みの病院に対して、点検や補修作業、設備更新などを提案していました。今でも記憶に残っているのは、初めて一人で獲得した部品交換の案件。金額的には小さかったものの、何とか商談をまとめ上げた自信はその後の財産になりました。リニューアル営業時代の最後には、オフィスビルのメンテナンス案件を受注するなど、新領域の開拓にも貢献できました。

その後は医療廃棄物の回収という全く違ったビジネスを担当。最初は戸惑いもあったものの、売るモノやサービスは変われど、最終的にはお客さまが何を考え、何を求めているかを汲み取っていくという点は共通しています。丹念にコミュニケーションを重ねて信頼を勝ち得ていくことを心がけて取り組みました。

4年目からの約4年間は、病院に対して搬送システムの導入を提案しています。病院内では昔からモノの搬送にエアーシューターなどを活用しており、例えば、採血した血液を検査室に瞬時に送るためによく用いられます。また、当社は近年「スマートホスピタル構想」の提案に注力しており、単に搬送設備を入れるのではなく、病院内の各種システムと連携してより効率的な病院環境をつくろうとしています。

エアーシューターの場合、後付けが難しいので、新築の設計段階で提案しなくてはならないのが難しいところ。しかも、建て替えなどの情報が出てから実際に開院されるまでは10年スパンの営業になることもしばしば。人手不足や働き方改革の問題に直面している日本において、搬送システムを通した省力化の実現には期待が高まっていると実感しています。今後も地道にニーズを伺い、形にしていく努力を重ねていきたいと考えています。

【藤井さん】医療廃棄物の回収を提案。一歩ずつ成長を実感できる!

就職活動では医療業界を志望し、当初は製薬会社のMRになろうと考えていました。しかし、そこから視野を広げて医療にかかわる企業を幅広く探していたときに、当社と出会いました。面接では社員のみなさんが真摯に向き合ってくれたおかげで、私も思いの丈を十分に伝えることができ、人を大切にする温かな社風を垣間見たことが入社の決め手となりました。

2週間ほどの新人研修を経て医療営業部に配属になってからは、血液が付いた脱脂綿や注射針、メスといった医療廃棄物を回収して処分場まで運搬する感染性廃棄物処理事業に携わっています。主な業務は、既に取引のある首都圏の病院を中心に、廃棄物処理の提案をすること。さらに、その中でキャッチしたさまざまな課題の解決をサポートすることです。実際、内装工事を請け負うこともあれば、ちょっとした物品の販売を手掛けたりすることも多く、文字通り“病院内の何でも屋”として多角的に支援活動を展開しています。当社では、搬送システムでの物品搬送を動脈物流、院内から院外に搬送する物流(医療廃棄物やリネンサプライなど)を静脈物流と呼んでいます。医療営業部は、この静脈物流のプロフェッショナルとしてお客さまの課題解決に注力しています。そういった意味では、コンサルタント的な役割や対応も求められているのがこの仕事の面白いところです。

1年目の約1年間はOJT期間で、先輩方の営業活動に同行しながら多くの物事を吸収することができました。商社的な側面が濃い部署ですので、協力メーカーと一緒に病院を訪問することが多かったのも知見を広げるきっかけとなりました。また、現在は病院の新規開拓にもチャレンジしています。まだ案件として形にはなっていませんが、サービスの形態や見積もりなどをお客さまに提案する経験を通して、企画力や責任感が身に付いていると感じています。

2年目になった今は神奈川を中心とするエリアを一人で受け持っています。先輩たちが簡単そうに手配していた医療廃棄物の回収も、実は想像以上に大変なことが多く、まだまだ経験が浅いと痛感している毎日です。それでもお客さまの問い合わせに自分で応えられるようになるなど、少しずつですが成長を実感しています。2年目ならではのフレッシュな空気感を武器に、元気よく営業を重ねることで、信頼関係の構築に勤しんでいます。

二人の先輩が語るめざしたい未来像、会社の“よさ”とは?

――これからの目標を教えてください!
(大内さん)FA営業部に異動した現在は、病院の枠を飛び出しており、工場に対してエアーシューターやMoCSの提案を重ねています。近年、モノづくりの世界では「スマートファクトリー」化が進んでいますが、エアーシューターを活用している工場は少数派だからこそ、可能性が大きいと思っています。工場のことを詳しく知らないと提案もできないので、まずは学びを重ねて、新しい提案をするための土台づくりをしたいですね。

(藤井さん)大型病院の新規獲得が現在の目標です。担当する神奈川県内は病院数も多いだけに、まだまだ多くの可能性が潜んでいるはず。後輩たちに「ここは私が担当したんだよ!」と胸を張って言える案件を獲得したいですね。先輩からはよく「お客さまには思った以上に顔を出した方がいい」とアドバイスを受けています。足繁く通いつめる努力を重ねるのが、大きな目標の達成の一歩になると思っています。

――会社の雰囲気は?
(大内さん)コミュニケーションを取りやすい会社だと感じています。営業のみならず、技術系の部署との距離も近く、困ったときに頼りになる存在が近くにいるのは大きいですね。

(藤井さん)面接時に感じた印象通り、柔らかな印象の先輩がそろっています。企業風土も自由闊達。オフィス内はフリーアドレスなので、他部署の人との交流もとてもしやすいです。

(大内さん)自由というところで言えば、社内を見渡すと十人十色でさまざまな性格の人材が集まっています。それぞれのスタイルで自在に営業ができるのも当社のよさです。

――学生の皆さんにアドバイスをお願いします!
(大内さん)私が企業研究・就職活動していた頃を振り返ると、“楽しかった”の一言に尽きます。興味のある会社に訪れ、そこで出会った人に話を聞き、業界の理解を深めていく経験は刺激も多かったですし、そうした繰り返しの中で自分の行きたい分野も定まりました。ぜひ視野を広げて企業を見ていってほしいですね。

(藤井さん)さまざまな企業を見ていく上で、選択の基準となる軸を持つのを忘れないでください。仕事内容、福利厚生、安定性など何でも構いません。確かな軸があれば迷うこともありませんし、自己PRもしやすくなると思いますよ。

学生の方へメッセージ

就活では「この会社なら働いてみたい」といったような、自分の納得した会社で働くことが大切だと思います。そのためにまずは自分のやりたいことを探す、自分を知るということを意識してみてはどうでしょうか。できること/できないこと、やってみたいこと/やりたくないことなど、自分の考えや気持ちを知るために、自己分析を行ってもいいでしょう。自分を知るのは就活に役立つだけではなく、これからの自分の生き方にもプラスになるはずです。

当社は、さまざまな事業に取り組んでいることも大きな魅力の一つといえます。一つの事業が振るわないときもほかの事業が盛り立てている、といった構造で業績不調になりにくい。ここで紹介した事業以外にも、OAフロアの営業などがあります。

当社について興味をもってくれたならば、当社の事業や仕事のほか働く環境についても調べてみてください。ワーク・ライフ・バランスを実現していくにあたって、さまざまな形で社員が働きやすくなる環境を整えています。社員それぞれに最適な働き方を自分自身で選択できるようにすることで、生産性の向上に取り組んでいます。

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リフレッシュをかねて楽しそうに雑談を交わすことも。働きやすい環境づくりの取り組みの一つとして、オフィスの一角にカフェスペースが設けられている。

マイナビ編集部から

同社は病院内物流に関する事業を長らく手がけており、搬送機器メーカーとして国内で高いシェアを誇る。開発から営業までの一貫した事業を行っているため、営業や管理部門だけでなく、技術系でも自動搬送システムの電気回路設計・ソフトウェア設計・情報通信設計・機械設計・制御設計などさまざまなポジションが用意されている。関連学部で学んでいる方にはその点にも注目してほしい。

今回の取材では、同社が手掛ける事業の幅広さや、自由な社風、働く環境のよさを感じ取ることができた。職場環境については、会社を挙げて取り組んでいる点だと人事の方も語っている。本社は2019年にリニューアルし、見通しのいい空間でフリーアドレスで働けるようになった。また無料でドリンクが飲めるちょっとしたカフェスペースも設けられており、そこで雑談や打ち合わせも行われている。コロナ禍以前からテレワークを推進しており、それは現在も変わらず進めているとのこと。ほかにもビジネスカジュアルの推進、時差出勤、1時間単位で有給休暇が取れる制度、有給休暇奨励日、残業抑制への取り組みなど多方面から社員の働きやすさをサポートする。

今後は医療従事者の業務効率化をめざす「スマートホスピタル」を実現していく方針。人手不足や医療現場の労働環境の改善など、同社で働くことが社会課題の解決につながる点は大きなやりがいとなるだろう。

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本社オフィスは見通しのいい空間が広がっている。フリーアドレス制となっていて、仕切りもないため活発にコミュニケーションが図られ、働きやすい環境だ。

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