最終更新日:2025/4/9

真田KOA(株)【KOAグループ】

  • 正社員

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • コンピュータ・通信機器
  • ガラス・セラミックス

基本情報

本社
長野県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

さまざまな業界を支える電子部品を手がける仕事!若手が主役となって活躍できる

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入社4年目の若手エンジニアのキャリアステップを紹介!

宇宙開発で使われる抵抗器の設計・開発を経て、プラント設備の制御に欠かせない温度センサの生産プロセスを開発している吉川さん。入社のきっかけや仕事のやりがい、今後の目標などを伺いました。

製品技術グループ
吉川 和宏さん
2021年入社
工学部応用化学科卒

若手エンジニアのある1日

プラント設備の制御に欠かせない、温度センサの生産プロセスを開発している吉川さん。午前中は計画に沿って、材料の加工方法を検討するための実験を行っていく。
ランチ後は、午前に実施した実験結果の評価、分析を行う。新たな課題が見つかったら、温度や時間、電力などを変更しながら実験を繰り返し、PDCAサイクルをまわしていく。
各部署間の連携もよく、成長を後押しするサポート体制が充実しています。コミュニケーションの取りやすい職場で自分の目標にチャレンジできる環境です。

宇宙開発の最前線で使われるモノづくり!入社1年目から主担当として働けるのが魅力

大学時代は、EV車の安全性を高める全固体電池の研究に携わっていました。就職活動で当社に注目したきっかけは、同じ学部の先輩が活躍している会社だったから。製品の設計から評価まで幅広く携われると聞き、エンジニアとして多くの学びを得られそうだと思って興味を持ちました。最終的には、技術力の高さに惹かれて入社。特に、高度な技術が求められる宇宙開発事業を手がけていることを知り、「この会社で働きたい」と気持ちが固まりました。

入社後は、会社のルールや製品知識を身につけ、“報連相”の大切さを学ぶ、2週間の新人研修に参加。その後、製造現場での約半年間にわたる工程研修がスタートしました。生産ラインに入って、温度センサの製造を経験。実際にモノづくりにあたることで、製品への理解を深めることができました。また、特性を追求するだけでよかった大学時代と違って、コストを意識することの重要性を学べたのも大きな収穫です。

本配属後に任されたのは、宇宙開発で使われる抵抗器の設計・開発です。抵抗器は電流や電圧を制御し、さまざまな電子部品の負担を軽減する重要なパーツ。私は主に抵抗器の材料を変更しつつも、同じ特性を維持するという仕事に携わりました。材料の変更が必要になる理由は、コストダウンや法規制などさまざまです。新たな材料を選定し、試作、実験、評価、改善を行っていくのですが、多いときには30回ほどトライ&エラーを繰り返しました。

当社の魅力は、入社1年目から主担当として働けること。大きな裁量を与えられ、早くから自分が中心となってモノづくりに携われるのが特徴です。だからこそ、製品が完成したときの達成感はひとしお。最初に担当した仕事をやり遂げたとき、工場長から評価いただいたときは、大きな自信になりました。また、実験で想定どおりの結果が得られたときもうれしい瞬間です。しかも、自分が手がけた抵抗器は、宇宙開発の最前線で使われるもの。入社1年目からチャレンジングな仕事に携わり、大きな働きがいを得ることができました。

入社4年目で材料加工のレシピを考える仕事へ!製品の品質向上を支えられるのがやりがい

入社4年目からは、抵抗器と並ぶ当社の主力製品のひとつ、温度センサを担当することになりました。自動車のさまざまなシステムの温度を監視し、適切な動作を維持するために使われるほか、さまざまなプラント設備の制御にも欠かせない製品。私は主に、プラント設備の温度センサを扱っています。担当する製品は変わりましたが、新人時代の工程研修を通して温度センサの製品知識を身につけていたため、特に戸惑うことはありませんでした。

現在は、製品の設計・開発ではなく、生産プロセスの開発に携わっています。具体的には、材料の加工方法を検討する仕事を担当。温度や時間、電力などを変更しながら何度も化学反応の実験を重ね、評価、改善を繰り返し、ベストな加工方法を見つけることがミッションです。料理に例えるなら、メニューのレシピを考える仕事だと言えるでしょう。ちなみに、当社は設備投資に積極的な会社です。日々の実験には1億円以上する高性能の装置を使用しており、大変満足できる環境で働くことができています。

生産プロセスの開発を進めていくうえで大変なのは、クオリティだけでなく、加工に要する時間やコストも意識しなければいけないことです。いくら生産プロセスが優れていても、加工するのが難しかったり、採算が合わなかったりしたら、まったく意味がありません。多方面に気を配らなければいけないので日々苦労の連続ですが、壁が高ければ高いほど、挑戦意欲が刺激されます。

生産プロセスの開発は、当社製品の品質向上にダイレクトにつながります。仕事の成果が、製品の不良率の減少などの数字にハッキリ表れるのが大きなやりがい。“不良品ゼロ”という究極の目標に向けて、高いモチベーションで働くことができています。また、私が担当している温度センサは、幅広い業界のモノづくりの現場で使われるもの。しかも、プラント設備の制御に関わる重要なパーツなので、責任の重さに比例して大きなやりがいを感じています。

若手のうちから幅広い経験ができることが、エンジニアとしての大きな武器に!

入社1~3年目で抵抗器の設計・開発に携わり、入社4年目から温度センサの生産プロセスの開発を任されている私のように、当社は若手のうちから幅広い仕事にチャレンジできる会社です。ひとつの分野に特化するのではなく、さまざまな知識をつけることは、エンジニアとして成長していくうえで大きな武器になると感じています。また、抵抗器の設計・開発で培った知識やスキルが、温度センサの生産プロセスの開発に生かせることも少なくありません。点と点だった知識が線でつながったときには、自分の成長を実感できます。

入社後しばらくは先輩のアシスタント業務に携わるのではなく、早くから主担当を任されることも、当社で働く大きな魅力だと言えるでしょう。しかも、任せたら任せっぱなしではなく、周囲のサポート体制も万全です。困ったことがあれば同じ部署の先輩たちだけでなく、製造部門や品質保証部門、材料調達部門のメンバーたちに気軽に相談できるのもポイント。だからこそ、私たち若手は失敗を恐れることなく、積極的に新しいことにチャレンジしていけるのです。

当社では、若手の成長を後押しする手厚い教育制度を整備。KOAグループの研修も毎月実施されているなど、常に学び続けられる環境が整っています。また半年に1回、上司とマンツーマンでキャリア面談を実施。これまでの振り返りを行い、今後の目標を立てて、一人ひとりが理想とするキャリアの実現をしっかりサポートしてもらえます。

入社4年目の今は、まだまだ自分の実力不足を実感しています。まずは、与えられている技術テーマについて、より正確かつ効率的にPDCAサイクルをまわせるようになることが目標。また、今後は抵抗器や温度センサと並ぶ主力製品のバリスタに関わる仕事にもチャレンジしてみたいです。ゆくゆくは、管理職にキャリアアップすることも目標のひとつ。30代前半の若さでマネージャーを任されている先輩もいるので、私も少しでも早く上のポストを目指していきたいです。

学生の方へメッセージ

当社はモノづくりに携わりたい方にとって、理想的な環境です。まず、入社1年目から担当を任されるので、大きな裁量のもとで主体的に仕事に取り組めるでしょう。私のように、早くからさまざまな経験ができるチャンスがあるのも特徴です。また、私たちが手がけている製品は幅広いジャンルで活躍。当社でなら、大きな働きがいを得られると思います。

入社後、半年間の工程研修を通して製品知識を学べるので、抵抗器・温度センサ・バリスタに関する知識がなくても大丈夫。また、毎月技術に関するさまざまなテーマの研修が対面&オンラインで開催されているため、学びたいことを自由に学び、スキルアップにつなげていくことができるでしょう。

ラインリーダー→マネージャー→ゼネラルマネージャーと、長期的にキャリアを形成していけるのも当社の特徴です。ゼネラルマネージャーになれば、担当製品の全責任を担うトップとして活躍できます。

知的好奇心が旺盛な方や研究熱心な方、向上心が高い方。いずれかひとつでも当てはまる方は、ぜひ当社に注目してもらいたいです。就職活動では自分がそこで働くイメージができるかどうかが大事。ぜひ多くの社員から仕事や職場の話を引き出し、理想の会社を見つけてください。

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社を挙げて、若手を育てようという風土が根づいているのが当社の特徴。エンジニア同士で成果を共有する場もあり、協力し合いながらお互いを高めていける環境だ。

マイナビ編集部から

80年以上にわたって培ってきたエレクトロニクス技術を武器に、多彩なフィールドで事業を展開している「真田KOA」。同社が手がけた抵抗器は、日本が打ち上げたロケットや人工衛星の多くに採用されているという。車載用の温度センサの開発・製造でも豊富な実績を誇っているほか、同社のバリスタは通信インフラを支える重要なパーツである。

現状に満足せず、常に新しい挑戦を通して進化し続けている。現在も収益の最大化を目指し、事業構造改革を推進中だ。すでに着々と準備を整えつつあり、26卒の新入社員が入社する頃には、成果が出始める見通しだという。これからも事業のさらなる発展に注力していく見込みであり、今後の動向から目が離せない。

総合職採用には、多彩な活躍のフィールドが広がっている。製品や生産プロセスの開発のほか、生産設備の設計・開発・製作やIoT化に携わることもできる。理系のさまざまな知識を生かせるのが、大きな魅力だ。
エンジニアは組織の歯車としてではなく、一人ひとりが主役となって活躍できるのが特徴。また、若手のうちから幅広い経験を通して、スピーディにキャリアアップしていける。今回取材した吉川さんの話からも、さまざまな仕事を通して自分の可能性を広げていける職場だということがよくわかった。モノづくりの醍醐味を存分に味わえる会社なので、少しでも興味を持った方はぜひエントリーしてみてほしい。

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年間休日は120日以上で、有給の平均取得日数は14.8日と、ワークライフバランスが抜群。育児休業取得実績もあり、ライフステージが変化しても安心して働ける。
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