最終更新日:2025/5/15

日本ホイスト(株)

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 機械設計

基本情報

本社
広島県

取材情報

事業について伝えたい

福山から日本全国へ、多彩なものづくりを支える『日本ホイスト』という唯一無二の舞台

PHOTO

クレーン業界をけん引する『日本ホイスト』の最前線を語る。

スマホや食品、自動車、さらにはロケットまで――
あらゆるものづくりの現場に欠かせないクレーン。そんなクレーン業界の最前線を走る『日本ホイスト』の未来を担う若手2人に、仕事の魅力とやりがいを聞いた。

最大つり上げ重量はなんと200t!
(※200tは体重65kgの方、約3100名分の重さに相当)
小型から大型まで多種多彩なクレーンシステムを開発・設計・製造・販売の製販一貫で展開する唯一無二のクレーンメーカー『日本ホイスト』。
自動車から造船、家電、住宅、土木、電力、鉄鋼、繊維、製紙、精密機器、食品まで、あらゆるものづくりの舞台で、今日のこの瞬間も懸命に支え続けている。

『日本ホイスト』で働く醍醐味、ココにあり!

「まったく同じものを作ることはないので、常に学びと成長を感じられること。自分の開発技術が自社製品のスタンダードになる喜びはひとしおです」――設計部・服部将平
「自社開発だからこそ部品一つからクレーンシステム一式まで、幅広い提案ができることが当社の強み。それが営業のしやすさにもつながっています」――静岡営業所・門田将義
「国内トップクラスのメーカーとして、日々業界の最前線に立つ誇りと自信を持って仕事に臨めること。その分、期待に応え続ける努力も不可欠です」

【設計】あらゆる場面で最大能力を発揮する、“ものづくりを支えるものづくり”に挑む。

クレーンというといわゆる「クレーン車」を想像する人も多いと思いますが、必ずしも車両化されているわけではなく、建屋内に固定された天井クレーンや地上に敷設したレール上を移動する橋形クレーンなどさまざまな形態があります。いずれも巻上機・ガーダー(桁)・サドル(駆動装置)の3つのパーツで構成され、これらが連動して重量物をつり上げたり水平に運搬したりします。そのうち「巻上機」の設計を専門に行うのが、私が在籍するホイストグループです。

巻上機の主な働きは、荷物をつり上げて運搬することです。工場内の空間を有効活用するために、巻上機を小さく軽くしたい。しかし、大きな荷重に耐えるためには部材が大きく重くなる。また、クライアントから要望される器機を搭載すると、スペースを確保するために巻上機が大きくなる。いかにコンパクトに軽く設計できるか。それを常に考えています。加えて、海に近ければ防錆を強化したり、精密機器工場では粉塵が出ない特殊塗料にしたりするなど、使用環境への対応も必要です。いろいろな面からユーザーの期待を超えるクレーンを日々目指しています。

とはいえ、当社のクライアントは自動車業界から家電メーカー、鉄鋼、電力、繊維、精密機器まで幅広く、求められる機能・性能も実にさまざま。部材を小さく軽く、ギリギリな設計にすると、耐久性が劣り製品寿命が短くなります。逆に、耐久性を考えて設計すると、大きく分厚い部材を使用することになり、大きく重くなります。使用状況は個々で異なり、正解があるわけではないので、1件1件、試行錯誤の繰り返しです。根気強く最上級のベターを追求し続けることで、一歩一歩確実により良いものづくりに近づいていく。その手応えと、常に伸びしろを感じられることが、この仕事の最大の面白さであり醍醐味だと感じています。
【設計部 ホイストグループ 服部将平/2015年入社】

【営業】クレーン業界に新風を巻き起こす!自社最大の新工場の未来を切り拓く存在に。

クレーンを構成する巻上機・ガーダー・サドルの3要素は、多くの場合、それぞれ異なる会社が設計・製作します。けれど当社ではその3要素すべてを自社で開発・設計・製造し、一体化した自社製クレーンシステムとして展開。お客さまのニーズにより細やかに対応できるのに加え、全国5拠点で稼働する自社工場で製造技術をお客さまに直接ご案内できる環境があることも、私たち営業職にとっては大きな強みのひとつとなっています。
もちろん、扱う商材が多岐に渡ればわたるほど、必然的に私たち営業職に求められる情報量も膨大になります。一年半の研修を通じて最低限の知識は身に着けたつもりの私でしたが、いざお客さまの前に出ると質問に答えられず慌てたり、提案に自信が持てなかったり、ということも多々ありました。

そんな私がクレーンの営業として仕事ができているのは、やはり、貪欲に学ぶ姿勢に徹したことが大きかったのではないでしょうか。ひとつでも即答できないことがあれば、過去の資料を見返したり上司や先輩に教わったりしながら、次に同じ不手際がないように備える。日々のやり取りを議事録に残し、商談の際は素材や原価知識までしっかり頭に入れて臨む。後輩の教育指導を任されるようになってからは、お客さまからの問い合わせの有無に関わらず製造工程や製品の特性をより詳細に記録するようになり、私自身の知識もいっそう深化。最近は商談前のお客さまとのコミュニケーションも円滑になり、ご要望やお困りごともより細やかに引き出せるようになってきたと感じています。

今後の目標は、当社最大にして最新鋭の製造システムを搭載した新工場の成長をけん引する存在になること。そのためにも、タッグを組む後輩の育成にもいっそう力を注いでいきたいと思っています。【静岡営業所 門田将義/2015年入社】

【設計・営業】充実した研修と挑戦を後押しする社風が、着実な成長へと導いてくれる。

――『日本ホイスト』を志望したきっかけは?
<設計/服部>大学の専門が知能機械だったので、学んだ技術を生かせる仕事に就きたいと考えたのがきっかけです。中でも当社は、部品だけでなくクレーンシステムそのものを自社で開発・設計・製造するメーカー。自社ブランドとして最終製品に責任を持って設計に取り組めると思い志望しました。

<営業/門田>クレーンは一般の人が身近に触れられる機械ではありませんが、ものづくりの現場では欠かせないものであり、常に需要があります。その意味では、馴染みはないけど実はとても身近な存在。『日本ホイスト』といえば地元の優良企業として知名度も高く、両親に勧められたこともひとつのきっかけになりましたね。


――入社後からこれまでの成長過程やキャリアは?
<営業/門田>1年半の本社工場研修を経て静岡営業所に配属され、担当顧客を持てるようになったのは2年目の秋ごろ。営業といっても技術的知識も求められる仕事なので、ひとり立ちできるようになるまでには、時間がかかります。現在は新入社員研修期間が半年になっているようですが、ひとり立ちできるようになるまでは、やはり配属後のOJT研修期間を含めて1年半~2年程度は必要でしょうね。

<設計/服部>私は研修後に現在の設計部ホイストグループに配属されましたが、その後開発部門に異動して2年ほど新規開発プロジェクトに従事。現在は再びホイストグループに在籍していますが、同じ技術職でもさまざまなプロジェクトに携わるチャンスがあるので、知識的・技術的な振り幅も大きくなり、同じ仕事をするのでもより高い精度・品質を追求できるようになりました。


――今実感している会社の魅力は?
<営業/門田>良い緊張感とフランクな雰囲気の中で、自分で考えて、それを実行できる環境があります。特に私が在籍する静岡営業所は最近若手が増えたこともあり、以前にも増して活気が出てきたような気がしますね。

<設計/服部>経験の浅いうちからどんどんチャンスを与えてもらえる環境は、技術者としてとても恵まれていると思いますね。一方で新入社員研修がとても充実していて、若手をじっくり育てようという気風が感じられるのも魅力だと思います。

学生の方へメッセージ

「メイドインジャパン」が信頼の証となるほど、圧倒的な品質の高さを誇る“ものづくり大国”日本。そんな“一流”のものづくりを、同じく“一流”のものづくりで支えているのが私たち『日本ホイスト』です。

クレーン業界は一般には馴染みが薄く、決してものづくりの表舞台に立つ存在ではありません。当社の存在も「ここで初めて知った」という人もいることでしょう。けれど車も、食品や衣類、スマートフォンに至るまで、身の回りのあらゆるものづくりの現場でクレーンは使われています。時に原料の搬入で、そして時に製造や出荷の工程で。毎日数十t、数百tもの材料・製品を運搬するものづくりの世界において、クレーンは決して欠かすことのできない存在。そしてその中でも当社は、クレーンシステム一式を開発から製造、販売まで製販一貫で手掛ける数少ないメーカーとして、業界をけん引し続けています。

社会には、当社のように、多くの人の目には触れないところで力強く世の中を支えている製品・企業が実はたくさんあります。みなさんも、そんな未知なる分野にもぜひ積極的に目を向けてみてください。そこに秘められた大きな可能性に気づくよい機会となるはずです。

PHOTO
2021年4月に稼働開始した新工場「おどろきの工場」では、最新式の技術を用いたクレーン製造を実現。工場のイメージを覆す明るく清潔な環境も自慢のひとつです。

マイナビ編集部から

自動車から土木、家電、繊維、精密機器、食品まで製品の大小を問わずありとあらゆる製造業で活躍するクレーンだが、そのメーカーというと実は国内にも数えるほどしかない。中でも1950年創業の同社は、社名に掲げるホイスト、つまり巻上機ひとつからスタートした後発メーカー。にもかかわらず、その後クレーンシステム一式を手掛けるメーカーへと進化し、小型クレーン、特に巻上機の分野で圧倒的なシェアを誇る国内トップクラスメーカーへと飛躍を遂げた。

そういうと、総従業員数数千人クラスの大所帯をイメージする人もいるかもしれない。けれど、同社の社員数は約500人。地方の企業としては確かに少なくはないが、決して特別多いとも言えないだろう。それでも同社がこうして日本を代表するクレーンメーカーとして存在感を発揮しているのは、社員一人ひとりが誰一人として埋もれることなく、みずからの存在感を示し続けているからに他ならない。

取材をして感じたのは、若手もベテランも関係なく、意欲さえあればいくらでもチャンスが与えられる環境であること。経験や立場によらず、誰もがやりがいと責任ある仕事を担える。その恵まれた環境は、飛躍を目指す者にとっては格好の舞台になるに違いない。

PHOTO
本社前での若手営業スタッフたち。拠点拡大に伴い若手技術者・営業職も続々と増え、以前にも増して活気ある社内の雰囲気が広がっている。
  1. トップ
  2. 日本ホイスト(株)の取材情報