最終更新日:2025/4/2

(株)高橋書店

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 出版
  • 文具・事務機器関連
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

高橋書店の営業、書籍・手帳編集の仕事はこんなに面白い。若手でもココまでできる!

PHOTO

若手社員3名の挑戦と成長の軌跡

日記・手帳、カレンダー、書籍の3つの分野で、ロングセラー商品を生み出し続ける「高橋書店」。販売部・書籍事業部・日記事業部で活躍する3名に、仕事のやりがいやキャリアパスについて伺った。

■蛯原 綾麻さん(右)
 販売部 首都圏販売部 第1係
 2022年入社/経済学部卒

■丸山 瑛野さん(中央)
 書籍事業部 一般書 第1係
 2019年入社/情報コミュニケーション学部卒

■石井 里奈さん(左)
 日記事業部 第3課
 2022年入社/コミュニティ福祉学部卒

~仕事場拝見~

「出張先では、退勤後にご当地グルメを楽しんだり、名所旧跡を訪ねたりすることも。旅行好きの人におすすめの仕事です。仕事を思い切り楽しみましょう」(蛯原さん)
「つくった本をより多くの方へ届けられる、当社の“強い販売力”は、編集者としても心強いです」(丸山さん)
「毎日使うものだから、ちょっとした色味の違いやミリ単位のズレなど、デザインや品質には徹底的にこだわります。印刷・製造工場に足を運ぶこともあります」(石井さん)

【販売部】信頼できる仲間と切磋琢磨し励む、書店・文具店などへの営業活動(蛯原さん)

学生時代は準硬式野球部に所属する傍ら、渋谷の大型書店でのアルバイトに力を入れていました。就職活動では出版・マスコミ業界を中心にエントリー。当社を選んだ理由としては、手帳というジャンルで書店シェアNo.1を誇ること、業界最大規模の営業部隊を抱えていることが大きかったです。アルバイト先でも高橋書店の営業担当者を何度も目にしたことがありました。

入社後は販売部に配属。4月中は座学研修だけでなく、先輩社員に同行しルート営業の基本を学び、5月中に独り立ちとなりました。1年目は主に茨城県、2年目、3年目は千葉県の書店や文具店などを担当。書籍の商談時には、書棚の在庫をチェックし、店舗と全国の売上データの比較などを行った上で臨みます。新刊に限らず、季節や市場のニーズにあう既刊もご案内します。取引先の方と一緒に売場レイアウトを考えたり、平台を使ったフェアの提案を行ったりしながら、取引先の売上拡大を図るのが営業のミッションです。また、手帳・カレンダーの時期には、実績と売上予想をもとにどれくらいの量で、お店のどこにどのように展開するか商談をします。実際に店頭で商品を陳列し、発信力の高い売場づくりも行います。

当社には営業担当が多く所属している分、きめ細やかな販売促進活動が可能です。取引先の小売店に何度も通い、信頼関係を築けることは大きな強み。しかし、その信頼関係を前提としてカギとなるのは「いかにして取引先の売上に貢献する優れた提案ができるか」です。交渉で納得してもらうには、データや理論に基づく提案も重要です。こうした営業手法は、上司や先輩に助言を仰ぎつつ、試行錯誤を繰り返すことで自分のスタイルを構築してきました。同僚とは互いに切磋琢磨する仲で、チームワークは抜群。普段から情報共有を積極的に行っています。

販売部は、頑張れば頑張った分だけ評価される「成果主義」。年次に関係なく活躍できる環境が整っています。売上を大きく伸ばせたときはもちろん嬉しいですが、一番のやりがいは、営業活動を通して、小売店のご担当者様とのつながりを深め、Win-Winの関係を築けることです。高いモチベーションを保ち日々の仕事に取り組むことができています。今後の目標は、まずは自分の営業目標をしっかりクリアしていくこと。将来的には課長たちのように、取引先本部との大きな商談まで任されるようになりたいと思っています。

【書籍事業部】まだ世の中にない、役立つものをつくりたい! 高橋書店の編集の魅力(丸山さん)

私が当社への入社を決めたのは「児童書・実用書の編集者になりたい」という思いがあったからです。児童書・実用書は、ページごとにレイアウトを工夫したり、多彩な写真・イラストを使ってデザインを効かせたり、小ネタを挟んだりと創意工夫の余地が非常に大きいのが特徴です。高橋書店は、児童書・実用書をはじめ、語学書・就職書などのジャンルで多くの実績をあげていたので、「ここでなら、きっとこだわりにこだわった本づくりができる!」と感じました。

入社1年目は販売部で、茨城県全域及び福島県いわき市の書店・文具店などを担当し、2年目に書籍事業部へ異動しました。はじめは重版物や改訂を担当するチームに配属となり、実務を通して編集業務の基礎を学ぶ傍ら、自分の企画を練り上げていきました。企画が採用された入社3年目の春に書籍編集のチームへ異動となり、念願の児童書・実用書の製作に本格的に取り組めるようになりました。

当社の編集者は、いわばディレクター業。著者や監修の先生、デザイナー、イラストレーター、カメラマン、ライターといったスタッフでチームを組み、さまざまなアイデアをすくいあげ、半年から1年程の時間をかけて、本という一つの形に仕上げていきます。本づくりの基礎となる企画やデザイン、フォーマットには徹底的にこだわりますが、私のポリシーは「世の中にないものをつくること」です。その点でも、入社1年目に販売部で数多くの書店をまわり、さまざまな本が売れる現場を学んだ経験が、企画づくりに役立っています。

これまで担当したすべての本に思い入れがありますが、特に印象に残っているのはミリオンセラーの『ざんねんないきもの事典』シリーズの続刊を任せてもらったことです。会社にとって大切な商品を、当時2年目の私のような若手に任せてもらえたのは本当に嬉しかったです。自分でゼロから企画した本で印象深いものは、最近手掛けた『超効率! TOEIC(R) L&R TEST 頻出単語』です。これはデータサイエンティストの方に執筆いただいた商品で、わずか254個の例文を中心に覚えればTOEIC試験に出てくる約1万語のうち99%の単語をマスターできるという画期的な単語帳です。これまでにない切り口で、多くの人々の役に立つ商品をつくることができたと自負しています。今後の目標は新シリーズを生み出し大ヒットさせること。現在、新たな児童書の企画が採用され、目下製作中です!

【日記事業部】お客様の人生に寄り添い、長く愛される商品をつくる! こだわりの手帳づくり(石井さん)

中学校でソフトボール、高校ではチアダンスと、スポーツが好きだった私は、スポーツや健康、栄養学などについて学べる学部へ進学。学業以外に、サッカー部の活動にも力を入れていました。就職活動では「人々の生活に寄り添える仕事」を軸に、衣食住に関わる業界を幅広くみていました。当社の選考を受けたのは、手帳という商材が「人々の生活に欠かせないツール」だと考えたからです。手帳の書店シェアNo.1メーカーであることはもちろん、先輩社員が誇りを持って仕事に臨む様子に感銘を受けたことも入社の決め手となりました。

入社1年目は販売部で、東京・多摩地区及び神奈川県北部の書店・文具店などを担当。レンタカーでさまざまな店舗をまわる中で、営業目標の達成に向けて計画的に物事を進めることの大切さや、数字を追求するだけでなく、コミュニケーションを通して取引先との信頼関係を築きあげることの大切さを学びました。

入社2年目に日記事業部に異動し、現在は既刊商品のリニューアルや新刊の企画に携わっています。主に担当しているのは、毎年異なるチェック柄の装丁が特徴のマンスリー手帳『メルクレール』を中心とした4シリーズのリニューアルです。1月始まりの手帳の場合には、発売前年の10月頃から企画を開始し、デザイナーとやり取りしながらカバーや暦ページについての検討を進めていきます。心掛けているのは「毎日書き続けたい」「ずっと持っていたい」と思っていただけるような“長く愛される商品“をつくることです。やりがいを感じるのは、商品が完成し、お客様に無事お届けすることができたとき。また、街中で当社の手帳を使っている方を目にしたときや、アンケートハガキを通して「この手帳がないと生きていけません」「20年以上使い続けています」といったご感想をいただけたときは本当に嬉しいです。

働きやすい環境も当社の魅力の一つ。若手でも有休を気兼ねなく取得できるので、仕事もプライベートもしっかりと両立できています。最近はよさこいチームに所属し、休日はお祭りに出演するなど活動的な日々を過ごしています。私生活でもさまざまな人と交流し刺激を得ることが商品づくりにも活きていると感じます。今後は、老若男女に愛され、まだ手帳を使ったことのない方にも手に取っていただける商品を生み出すべく、創意工夫を重ねていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

(蛯原さん)
当社の営業は、学業や部活、アルバイトを含め、これまでの人生におけるあらゆる経験を活かすことができる仕事です。同じ目標に向かって、チームワークを発揮しながら、自分の裁量で創意工夫して取り組むことができる仕事です。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

(丸山さん)
就職活動はたくさんの会社を自分の目で見て話を聞ける、またとない機会です。さまざまな会社の説明会に参加して、仕事内容や福利厚生など、気になることは積極的に質問してみてください。一見同じような仕事でも、大切にしていることや社員の雰囲気などは会社によって全く違うもの。私も実際に当社の先輩社員と話し、そのあたたかく気さくな様子を見て、志望度があがりました。選考結果に一喜一憂せず、自分に合った会社を選んでくださいね。

(石井さん)
新入社員のときに限らず、部署を異動した際もOJTがマンツーマンで付き、親身になって指導してくれます。先輩社員のもとで、仕事の基本を着実に身につけることができるのも当社の魅力だと思います。皆さんの中には「やりたいことがわからない」という方も少なくないと思います。そんなときは「自分の好きなこと」「やっていて楽しいと思えること」を起点にして、少しずつ深掘りすることをおすすめします。後悔のない選択をしてください!

PHOTO
新入社員研修やOJT制度など教育体制も充実。若手社員一人ひとりを会社全体で育てていこうというカルチャーが浸透している。

マイナビ編集部から

手帳・カレンダー業界でNo.1のシェアを誇るだけでなく、生活実用書や語学書、児童書などでもヒット商品・ロングセラー商品を生み出し続ける「高橋書店」。今回、販売部・書籍事業部・日記事業部で活躍中の社員3名にお話を伺って感銘を受けたのは、若手のうちから主体的に仕事に取り組み、着実に成長を遂げていることだった。

こうしたことが可能なのは、優しく支えてくれる上司・先輩の存在はもちろん、さまざまな部門の社員がワンフロアに集まり、“顔の見える”関係で仕事をしていることも大きいだろう。わからないこと、困ったことがあれば、誰にでも気兼ねなく質問・相談できるし、失敗を恐れることなくチャレンジできる。こうしたカルチャーをつくりあげ、浸透させている点に、設立70周年を迎えたトップメーカーの強さを垣間見たのである。

本や手帳に関わる仕事に興味関心をお持ちの方はもちろん、「チームで頑張りたい」方や、「若手のうちから活躍したい」「人々の生活を豊かにする商品に携わりたい」と望む方にぜひ注目してほしい一社である。そこには、風通しがよく、仕事を思い切り楽しむことができる最高の環境が待っているはずだ。

PHOTO
本社は池袋サンシャインシティの14階。ワンフロアのオフィスにはフリースペースがあり、打ち合わせや意見交換などの交流の場に。社長室の扉も常にオープンだという。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)高橋書店の取材情報