日本電気計器検定所

現在私は標準部に所属し、主に計測器の校正を担当しています。
校正とは、お客様から依頼を受けた計測器に対して国家計量標準から値付けを行い、その値が国家標準にトレーサブルであることの証明を行うというものです。
産業界では校正のニーズが高まり、既存の量目だけでなく、新しい量目のトレーサビリティ体系を構築していくことも私たちのミッションです。
校正の内容も電気の分野だけでなく、光、温度、質量など多岐に渡っているので、皆さんが学んだことを、必ずどこかで活かせる業務です。

入所して感じた魅力は、様々な人と関わって仕事ができるということです。
各分野のスペシャリストが社内にいるのはもちろんですが、業務内容は研究的な要素も多いため、国内外を問わず調査に行ったり成果を発表したりできる場もあります。
そのような中で所外の人のお話を聞けるのも、貴重な経験だと感じました。

様々な分野の校正業務に従事したいと考えています。
電気の校正でも、直流・交流、低周波・高周波、結線方法、計測方法など各々の要因が、値に大きな影響を及ぼします。それらを総合的に考え、評価できるような校正者になりたいです。

好奇心を大事にしながら就職活動を行うといいと思います。
様々な業界に触れることで、自分の得意なこと、苦手なことが明確になってくると思います。
意外な仕事が自分に合っていたりすることもあると思うので、好奇心をもってチャレンジしていってください。