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最終更新日:2025/3/4
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勤務地東京都
仕事内容医師向け専門メディア『日経メディカル Online』の記者
医師向けの『日経メディカル Online』の編集記者です。医師の日常診療の一助となるような幅広い情報を提供しています。新たな治療法や新薬などのトレンド、最新の研究成果、診療の事例、医療制度といった情報を主に扱っています。 自分の裁量で多様な仕事を任せてもらっています。既に企画立案、取材、原稿執筆までを1人でこなしています。もちろん、記事の企画・執筆段階では、先輩記者が折に触れ指導をしてくれます。取材スキルや企画力などはまだまだ先輩たちには及びませんが、主体的に動くのはあくまでも一記者である自分です。 取材する相手は、医師、特に各分野の第一人者であることが多いです。病院や大学は全国に散らばっているため、主要都市のみならず、地方出張も多くなります。行政、製薬・医療機器メーカー、弁護士など法曹関係者を取材することもあります。学会も取材対象です。常に突発的なニュースを追いかけているというよりは、複数の専門家に時間をかけて取材して、深掘りした記事を執筆することが主です。記者としての仕事以外にも、医師などが寄稿している連載記事の原稿編集といった、編集者としての業務もあります。
知らなかった世界のことについて、その道の第一人者から詳しく話を聞けることは、記者の醍醐味です。同時に自分自身も勉強することで、「知識の地平」を広げていける感覚があります。 取材した内容が記事として世の中に出ていくときにも、充実感を覚えます。日経BPの記事は、執筆者の名前を記事に入れることが原則になっています。結果、記事についての反応が直接自分に返ってくるので、緊張感につながるとともに大きなやり甲斐にもなっています。 これは入社してから気づいたのですが、実は記者の仕事は、大学院の研究室における活動と共通点が多いのです。私は大学院で天文学を専攻していました。研究はまず、背景情報を集め、どこに課題があるのか、何がまだ分かっていないのか、どう掘り下げて調べればよいのかを考えることから始めます。その後、実験や観測などを行い、その結果判明したことを論文としてまとめ、発表します。最初の情報収集を企画立案、実験や観測を取材、論文を記事と読み替えれば、進め方の流れはあまり変わりません。もちろん、取り組む期間の違いや、トピックの広狭や深浅の差はかなりありますが、プロセスはよく似ていると感じます。
元々文章を書くのが好きでした。科学研究の面白さも当然知っていますが、むしろその成果や面白さを、自らの手で誰かに伝えていきたいという気持ちの方が大きかったと思います。日経BPは、一般的な出版社と違い、社員が企画から執筆までを一手に担うため、そこに魅力を感じました。日経BPであれば、記者が媒介となり、最先端の専門情報やその意義をかみ砕いて発信できそうだと思いました。1つの専門分野を扱う出版社もありますが、日経BPは多様な専門媒体を運営していることから、望めば様々な分野に関われる可能性があるということも大きかったと思います。 就職活動の際には、出版社の他に、省庁や独立行政法人の採用試験も受けました。規模が大きくやり甲斐のある仕事はできそうに思えましたが、あくまでも大きな組織の一員としてしか動けず、自分がやりたい仕事を主体的にできるようになるには時間がかかりそうな印象を受けました。
入社間もない頃に宇宙飛行士の金井宣茂さんを取材したことです。実は金井さんは、宇宙飛行士であると同時に医師でもあります。無重力の宇宙では体に様々な変化が起こりますが、もし体調不良や病気になってもすぐには地上に戻れない。そのため、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士の中には、医学的知識を有するクルーが含まれます。金井さん以外にも、地上から宇宙飛行士の体調管理をバックアップし、ミッション前後を通じて宇宙飛行士の健康を守る航空宇宙医師(フライトサージャン)など、実は宇宙開発には様々な医療関係者が関わっています。 私が研究していた天文学は宇宙開発とは別の領域なので、興味こそあれ、宇宙飛行士という職種やその仕事については未知の世界でした。自分の専門分野と関わりがある領域ですら、別の角度からは全く異なる見方ができると気付けたのは、とても貴重な体験でした。
入社3カ月で突然、スペイン・バルセロナ出張に行くことになりました。当然単独渡航です。目的は、欧州高血圧学会の取材と速報記事の執筆です。 入社して間もない頃ですから、高血圧についての知識もさることながら、取材のイロハをようやく覚えた程度の時期です。さすがに焦りましたが、とにかく渡航前の準備で取材の成功可否の9割は決まると思い、先輩記者に何度も相談しました。循環器疾患について何十年と取材しているベテラン記者から、渡航前に現地でのアポを取り付けておくべき医師や、現地でどのように取材すべきかなどを聞いて準備しました。自分でも、過去の記事や専門書を読んで勉強しました。取材はなんとか無事終えることができ、何だかんだ「やってやれないことはない」という自信に繋がりました。