最終更新日:2025/5/1

イチネングループ[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • リース・レンタル
  • 化学
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 自動車・自動車部品
  • ガラス・セラミックス

基本情報

本社
東京都、大阪府
PHOTO
  • 10年目以内
  • 技術・研究系

「プラスチック=悪者」ではなく「味方」になることを示したい

  • M.T
  • 2019年入社
  • 取材日:2021年1月13日
  • (株)イチネンケミカルズ 研究開発センター 研究企画課
  • 化学製品の研究開発職

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 研究をメインにする仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
現在の仕事
  • 部署名(株)イチネンケミカルズ 研究開発センター 研究企画課

  • 勤務地神奈川県

  • 仕事内容化学製品の研究開発職

現在の仕事内容

ポリプロピレン(以下PP)やポリエチレン(以下PE)など、プラスチックに用いる植物由来バイオマス添加剤を開発しています。通常PPやPEは石油由来ですが、バイオマス添加物により植物由来の割合を高くできれば、CO2排出削減につながります。ポイントはPPやPEの物性を損なわずに添加できるか。物性の向上と、適応できるプラスチックの範囲を広げていくための研究に打ち込んでいます。


入社のきっかけは?

一番の理由は、工場向け製品だけでなく、BtoC製品の開発製造にも力を入れていることです。たとえば、当社のくもり止めクリーナー「クリンビュー」は手軽にホームセンターで購入し利用できます。実は、同じような一般の消費者向けの製品を扱っている化学メーカーは多くありません。自ら開発した製品が身近な人たちの生活に役立っている。そんな将来に期待が膨らみ、他の化学メーカーでは味わえない喜びを感じられると思いました。


これからの目標

プラスチックの種類は、無数にあります。そのすべてにバイオマス添加物を適合できれば、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に大きく貢献できます。私たちの目標は、バイオマス添加物の開発によってひとつでも多くの石油由来のプラスチックを減らすこと。さらに今後は、マクロプラスチックの問題にアプローチできる研究にも取り組んでいきたいと考えています。地球環境に対して「プラスチック=悪者」ではなく、「味方」になれることを示したいです。


とっておきのエピソード

バイオマス添加剤、ポリスチレン(以下PS)とは相性が悪いというのが暗黙の常識のようになっていました。ただ、それは頭の中の仮説で、実際に二つを混ぜ合わせたときの結果は誰も知りませんでした。やってみる前に、結論を出すのはやめよう。そんな思いからPSへの添加実験を試みると、考えていたよりも相性が悪くないことがわかりました。PS用の添加剤開発への道が拓き、今まさに実験を重ねています。机上で終わらず、手を動かして答えを出すことが、何よりも大事であることをあらためて感じました。


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