(株)北海道建設新聞社

記者と聞いて皆さんはどんなことを想像されますか。

映画やドラマにて正義感に燃え巨悪を倒す記者は概ね社会部の記者と呼ばれます。
その他にも、政治家を問いただす政治部の記者や、経済の企業の動向を追い経営者を問いただす経済部の記者、海外の動きを追っている国際部あるいは外信部の記者、芸術などに関する記事は文化部の記者、スポーツに関する記事はスポーツ部または運動部の記者など、様々なジャンルの記者が存在しております。
テレビ局やインターネットに登場してくる石破首相や林官房長官が首相官邸にて行う記者会見には、主に政治部の記者を先頭に質問します。ですが新聞社以外の記者も存在します。例えば、NHKの記者や民放の日本放送、フジテレビ、TBSなどのテレビ局に在籍している放送記者、更には首相の記者会見に出席できない地方の新聞社などに会見記事を配信する時事通信社や共同通信社といった通信社の記者も存在しています。
前述の通り、様々な記者が存在しています。更に新聞社の中にも社内で仕事をする整理部、校正部という記者が在籍しています。その中でも整理部の仕事内容としましては、取材記者が原稿にしてきた記事を整理します。整理部記者の机には新聞紙一枚分がかたどられた画面が張り付いているやや大きめのディスプレイが置かれているため、ディスプレイ上の紙面に記事や写真、図面などを割り振りして見出しをつけていきます。読者に対して有益でより伝えたいと判断できれば大きく扱って目立つように写真や図、グラフなどを拡大して掲載するなど、記事の扱いによって新聞の売り上げも左右される重要な職務を全うしています。
様々な記者が存在していることから、多種多様な新聞が作られ読者に直接届きます。そのため社会貢献、地域貢献の手応えを感じられることが、この仕事の醍醐味です。