静岡県信用農業協同組合連合会【JAバンク静岡県信連】

農業部では、主に農業者向けの融資を行っています。その中でも私は、日本政策金融公庫の受託金融機関として、日本公庫で取り扱っている資金の受託事務を行っています。「受託事務」とは、農業者の公庫資金借入希望に際して、申込受付、各関係機関のスケジュール調整、融資審査等を日本公庫に代わって執り行うことです。融資審査では、お申込者の方の今後の展望や事業計画等について分析・評価し、融資の妥当性を判断します。
他にも、県下JAからの公庫資金の問い合わせに対して回答することも仕事の一つです。公庫資金や金融知識について日々勉強をし、正確・迅速に回答ができるよう努めています。

公庫資金の融資は、日本公庫、県下JA本支店、農業者の方をはじめ、複数の機関が関わりあって初めて実行することができます。入会当初は複雑で難しいと感じることも多々ありましたが、OJTの先輩職員や上司、関係機関の方々がその都度フォローしてくださり、様々なことを学ぶことができました。審査業務をしていると、分からなかったことが分かる瞬間を何度も経験することができ、知識が付いていることを実感できます。学んで得た知識が審査で役に立った時や、JAからの質問にスムーズに回答できた時にはやりがいを感じます。他にも、審査業務を1年目から任せてもらえることが、自分の自信ややりがいに繋がっていると感じます。

私は、「地元である静岡に貢献できる仕事」を就職活動の軸にしていました。また、大学生時代のいちご農園でのアルバイト経験から、農業者に関わることのできる仕事にも興味を持っていました。様々な企業を調べる中で、静岡県内の農業者向け融資を行っている本会の存在を知り、志望に至りました。農業に特化した金融機関という、他金融機関にない特徴が魅力の一つでした。他にも、就職活動中にお話をした先輩職員や採用担当の方の雰囲気も決めての一つです。分からないことは何でも聞いてほしい、自分が一番納得のいく就職先を選んでほしいなど、いつも声をかけ、気にかけてくださっていたことを覚えています。

農業部

就職活動という限られた時間の中で、自分に合った企業を一つ選択することはとても難しいことだと思います。様々な業種を調べ、妥協せず、自分が理想としている働き方により近い企業を選んでほしいと思います。
悩むこともたくさんあると思いますが、たまには息抜きをして、納得のいく就職活動になることを願っています。