(株)学陽書房

営業部には外に出て書店を直接回る営業職と、オフィスワークを中心とした営業事務の2種類の仕事があります。私が担当している営業事務は、主に電話応対や書類作成、データ入力などを基本として、営業職をサポートする業務を多岐にこなします。具体的には、受注した書籍の手配やお問い合わせの対応、電子書籍の手配、書店に向けた新刊案内・注文書の作成、雑誌・新聞などに掲載する広告原稿の校正、自治体や団体等へ向けたDMを発送する等、様々な業務があります。

「即売」という、講演会に関連する書籍を直接販売する仕事に行ったことです。営業事務は普段外に出ることはない職種ですので、対面販売では緊張の連続でした。販売する書籍は50点以上あり、熱心なお客様からは内容について質問もたくさんいただきますが、「いつも職場に学陽書房さんの本を置いて仕事に使ってます」「新しい本が出たらチェックしているよ」等とお声かけいただき、緊張がほぐれました。たくさんの人に役立つ書籍を世の中に提供しているのだと実感し、嬉しさと誇らしい気持ちでいっぱいになりました。

生み出された書籍が読者の手に渡るまでには、様々な行程を経ています。私の仕事は、読者の手に正しく早く届けるように手配することです。新しい書籍の発売が決まると、まず取次会社への見本の手配がありますが、各取次会社に添付する書類やデータはそれぞれ違います。一つの書籍を、もれなく無事に送り出す毎に達成感や面白さを感じる日々です。