最終更新日:2025/3/28

富士フイルムロジスティックス(株)

  • 正社員

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 海運
  • 空輸

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

物流の世界には、ダイナミックなやりがいがある!

PHOTO

富士フイルムグループを支える醍醐味は格別です。

富士フイルムグループの物流を担う富士フイルムロジスティックス。効率的な物流システムを構築している同社では、国内外に活躍のシーンが広がっている。それぞれの仕事内容をはじめ、社内制度、やりがいに迫った。

椎名 紀子さん/国際物流業務部FB貿易業務グループ グループ長/2004年入社【中央】
松本 隼人さん/FB国内物流部東日本支店東京第一営業所/2019年入社【右】
安藤 貴城さん/FF国内物流部神奈川・富士宮流通センター/2022年入社【左】

学生のみなさんへのメッセージ

「社会人になると“考える力”がこれまで以上に求められてきます。指示通りに動くだけではなく、自分なりの考えで動けるようになってほしいですね」(椎名さん)
「気になる会社があったら実際に説明会などへ足を運んで雰囲気をつかんでみてください。自分にあっている会社かどうか、社風を感じることが大切だと思います」(松本さん)
「就活では自分がどういう人間かを見つめ直すいい機会です。自分自身に向き合う事で、本当にやりたい仕事を見つけるきっかけになります。」(安藤さん)

若手社員たちの活躍のチャンスはこれからどんどん増えていきます。【椎名さん】

私がグループ長を務めるFB貿易業務グループは、富士フイルムグループ企業で作られる製品の輸出入を手がけるセクションです。主に複合機やプロダクションプリンター、スキャナー、シュレッダーといった精密機器をはじめ、消耗品となるトナーカートリッジや生産に用いられる部品なども扱っています。

物流という大きな枠の中で私たちが担当するのは基本的に「輸出倉庫出荷から現地Portまで」。製品が輸出倉庫に納品されてから港までの輸送、製品を乗せた船を港から港へと送り出す一連の流れに関して手配を行っています。具体的な流れとしては、荷主であるグループ企業からきた出荷の依頼に応じて、製品を保管している倉庫に出荷日や出荷量を伝えます。一方で製品を積み込む船の手配、船積みの指示出し、通関に必要な書類の作成と輸出申告、さらに船荷証券や輸出許可書の取り扱いも業務の範疇です。これは輸出の流れですが、輸入に関する業務も行っています。

この仕事のやりがいは、富士フイルムグループの事業を支えていることを実感できる点。計画通りに製品を届けることができたときは、安心すると同時に達成感も味わえます。外国を相手に輸出入を行う貿易は、世界情勢の影響も大きくなってきます。例えば、とある地域で紛争が起きれば、その周辺海域は避けて別のルートで物流を計画するといったことも起こり得るわけです。そういう事態も踏まえて最適な物流ルートを荷主へ提案し、手配を行うので常に世界の動きからは目が離せません。

FB貿易業務グループのメンバーは約30名。私はそのメンバーのマネジメントと教育を担当しています。教育は主に「改善」に関することで、自分たちが手がける物流の効率性をいかに上げていくかを考えるように指導しています。今後、グループ会社が世界的に販路を広げていくという背景もあり、それに応じて物流の新たなルートも開拓していかなければなりません。若手社員の活躍のチャンスはこれからどんどん増えていくので、成長を後押ししていきたいです。

育児のために約1ヵ月の休暇を取得。働きやすさの面でも満足しています。【松本さん】

学生時代、私はゼミで物流関連の勉強をしていました。物流の効率性をDX (デジタルトランスフォーメーション)の推進やAIの活用によって追求する点に面白さを感じ、就職先として物流業界が視野に入ってきました。また、物流会社でアルバイトをしていて現場の面白さを知ったことも大きかったですね。たくさんの荷物の動きを見ていると「物流が社会を支えている」実感が得られました。物流会社の中で当社を選んだのは、富士フイルムグループの安定感に加えて、扱っている製品の幅広さにやりがいを予感したため。また、働きやすい環境が整っていることにも魅力を覚えました。

現在、私が所属しているのはFB国内物流部。ここでは複合機やプリンター、デジタル印刷機といった製品を扱っています。仕事内容としては配送依頼に応じて、各種必要な手配を進めていくというものになります。倉庫にある製品を梱包し、トラックに積んで配送するための指示を出すのが基本的な流れですが、扱う製品は精密機器だけにデリケートな対応が必要。例えばデジタル印刷機の場合、価格が数百万円にのぼりますし、重量もトン単位のものが珍しくありません。製品を安全かつ確実に運ぶように計画を立てるのも、この仕事の面白さですね。当社では協力会社の倉庫やトラックを活用しているため、協力会社のみなさんとの密な連携は欠かせません。仕事を進める上では常に円滑なコミュニケーションを心がけています。

働きやすさの面に関して言えば、私はこれまで子育てのために2週間の育児休暇と有給休暇をそれぞれ1回ずつ取得しました。合計で約1ヵ月は子供のために休ませてもらったことになりますね。妻も喜んでくれましたし、私自身も子育ての大変さとそれ以上の楽しさを知ることができて良かったと思っています。私の上司も子育て世代で、育児に理解があるので助かっています。アドバイスしあうことがコミュニケーションの一環にもなっています。

私にとって富士フイルムロジスティックスはやりがいが得られると同時に安心して働ける会社。ワークライフバランスの両立がスムーズなので、毎日が充実しています。

現場の声に耳を傾けながら効率性の高い物流を追求していきます。【安藤さん】

「どんなに時代が変わっても必要とされ続ける業界はなんだろう?」。はじめに業界研究をするにあたって考え、浮かんだのが「医療と物流」です。大学で物流のことを学んでいたので、もともと物流に興味がありましたが、ちょうどその頃は新型コロナウィルスが大流行していたとき。医療の重要性は誰もが認識する状況で富士フイルムグループがワクチンの開発製造の支援に取り組んでいることを知り、興味を持ちました。グループ企業には富士フイルムロジスティックスがあり、私の考えた「医療と物流」のどちらにも関わることができると思い、入社を希望したのです。

現在、私が担当しているのは「機能性フィルム」という製品です。スマートフォンやテレビなどのディスプレイに用いられる工業用素材で、生産者である富士フイルムからメーカーなどのお客様に届けるケースが多いです。仕事としては、納期に合わせて作成した配送プランに基づいて協力会社である倉庫会社や運送会社に連絡。ピックアップから配送までの流れを指示します。気をつけなければならないのは、納品先によってルールが異なるため、しっかりと伝えること。例えば指定された時間帯以外はトラックが敷地内に入れないといったこともあるんです。こうしたルールをしっかり踏まえて指示を出さないと現場のみなさんに迷惑をかけることになります。

また、地震や豪雨、積雪など自然災害の影響で物流がストップしてしまわないよう対応が求められることもあります。例えば予定していたルートが通行できなくなったら、すぐに別ルートを検討して変更するといった対応が必要になります。トラブルが起きてから対応策を練るのではなく、あらかじめトラブルを想定しておくといったリスク管理が大切だと思っています。

今後の目標は、現場の人たちの声に、よりいっそう耳を傾けながら効率性の高い物流を追求していくこと。いま以上に大きなやりがいを味わうために頑張っていきます。

採用担当者からのメッセージ

当社は富士フイルムグループの物流を担う企業としてさまざまな商材を取り扱っています。プロフェッショナルな現場で使われる印刷機器や最先端医療を支える医療機器、化粧品、デジタルカメラ、工業用素材など実に多種多彩です。こうした製品は国内だけではなく、海外へも運んでいきますし、また海外からの輸入も手がけています。そんな当社にはたくさんの活躍のシーンがあり、しかもそのフィールドは世界規模。スケールの大きなやりがいを求めている人は、ぜひ興味を持ってみてください。

当社の社風としては、自主的に意見が言えて行動できることがあげられます。たくさんの人たちの協力を得ながら仕事を動かしていくので、コミュニケーションをとることが好きな人は充実した毎日が過ごせると思います。また、福利厚生も充実していて、安心して長く働いていただける環境づくりにも積極的に取り組んでいます。

就活というこの限られた時期は多くの会社を知る絶好のチャンス。当社のことももちろんですが、ぜひ様々な会社を見て、みなさんが充実した就職活動をしてほしいと思っています。
(矢田明寿美さん/採用担当)

PHOTO
「私自身、就活の時期はいろいろな会社を見ることができて楽しかったという思い出があります。みなさんもぜひポジティブに就活に取り組んでくださいね」と矢田さん(右)。

マイナビ編集部から

「物流」とは、製品がユーザーのもとに届けられるまでのプロセス(包装・輸送・保管・荷役・情報など)のことを言う。まさに「物の流れ」を指すわけだが、その流れを効率的かつ迅速に、そして低コストで実現することが現代の物流企業には課せられている。その仕組み作りがすなわち「ロジスティックス」だ。富士フイルムロジスティックスは富士フイルムグループのさまざまな製品を最適な物流システムのもと国内外に届けている。そのフィールドは広大であり、それに伴ってやりがいも大きい。

今回の取材では3人の社員のみなさんからお話をうかがった。自らも改善を実施し、その大切さを後進に教えている椎名さん。デリケートな対応が求められる精密機器の物流を協力会社とともに実現している松本さん。リスク管理を徹底しながらスムーズな物流を追求している安藤さん。みなさんのお話からは、それぞれのアプローチでプロ意識をもった、同社ならではのロジスティックスを支えていることが伝わってきた。

物流業界のなかでも富士フイルムロジスティックスは、独自の存在感を放っていると取材を通して感じられた。物流業界を志す方にはぜひ企業研究に取り組んでいただきたい。

PHOTO
「“社員こそ資産”という考えを大切にしている当社。新入社員教育や階層別教育、選抜型教育など成長を後押しする制度も充実しています!」と採用担当のみなさん。
  1. トップ
  2. 富士フイルムロジスティックス(株)の取材情報