最終更新日:2024/10/21

岐阜車体工業(株)【トヨタ車体グループ】

業種

  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

我が社自慢の制度・社風

研修、勤務時間、人事評価。みなさんが気になる制度はしっかりと整えています。

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働く上で役立つ岐阜車体の制度を紹介。

(写真左)山本 宇海/工務部 部品調達室 部品管理グループ/2021年入社
(写真右)椿井 克嘉/工場技術部 工場技術室 組立グループ/2019年入社

トヨタグループの一員である岐阜車体工業。同社には、社員の仕事や成長をサポートするどんな制度があるのか。どんな社風の中で働いているのか。今回は若手の先輩ふたりに、自分が働く上で、各種制度がどのように活かせているかを聞きました。

一押しの職場環境

「先輩たちのまじめでおっとりとした雰囲気に惹かれて入社しました。コミュニケーションが取りやすく、自然とみんなで協力できる社風です」と山本さん。
「有給休暇もとりやすい職場です。1年目から徐々に増え、5年目以降は年間20日。規定日数をきちんと消化しようと声かけもお互いにできています」と椿井さん。
多様な働き方に応じられる職場を目指して、福利厚生の充実をはじめとした職場環境改善に力を入れています。育児休暇取得実績も多数あります。

仕事への理解を深められ、社内につながりもできる入社1年目の手厚い研修制度。

岐阜車体工業では、入社1年目に約半年間の研修プログラムが設けられています。最初の1ヶ月は、社会人マナーや社内制度について学ぶ座学中心の期間。グループでゴール地点を目指して歩く歩行訓練など、社員同士の距離を縮める機会も。その後、5月から8月にかけて、本配属先と異なる複数の部署で業務に就く現場実習を行います。私は、研修後に部品の管理や手配を担当する部署への配属が決まっていて、その業務とも関わりのある4つの部署を1ヶ月ずつ経験しました。

具体的には、製造ラインで製品が規定通りの品質になっているかチェックする業務、「かんばん」と呼ばれる部品の種類や使用歴をデータで管理する用紙の処理、部品の状態で出荷する製品の梱包、テープ状の塗料を手作業で貼る塗装の4つです。当社の製品が作り上げられる工程には、たくさんの細分化された業務があります。イメージがしやすい製造ライン上での組立や塗装だけでなく、検査、在庫管理、発注など、高品質のものを滞りなく作り続けるための仕組みが整えられている。いくつもの部署とそれぞれの業務がどうつながっているのかを、実務研修を通して体感できました。

現場実習の後、工務部 部品調達室 部品管理グループに配属され、製造ラインで使用する部品のデータの入力、更新を担当しています。自動車の改良や仕様変更によって必要な部品も変わるもの。どの部品にいつから切り替わるのか、発注や製造の根拠となる情報を管理する仕事です。部品の変更に際して、それまで使っていた部品の残量チェックなどもします。基本は端末上でデータを扱う業務ですが、ずっとデスクに向き合っているばかりではありません。データと現場の動きにズレがないか確かめるために、足を運ぶのも大切です。あるいは、データ上で問題があれば、その原因を突き止めなくてはいけない。現場実習中もこうしたやりとりを目にし、部署間のコミュニケーションの大切さを学びました。

現場実習で、いろいろな部署の人とつながりができたのもよかったです。部品管理グループは、在庫のチェックなど現場へお願いをする機会も多くあります。そんな時、面識があるおかげで1年目でも頼みごとがしやすい。研修で得たものが実務でしっかりと生きています。
(山本 宇海)

働く時間を柔軟に調整できる“フレックス制度”と、実績や目標を可視化できる“評価制度”。

私は、工場技術部 工場技術室 組立グループに所属し、組立作業用の設備の改修、維持管理を担当しています。設備に不具合があれば、原因を突き止めて解決し、再発防止の対策を講じる。製品の仕様変更があれば、それに合わせて設備を入れ替えるための段取りをする。入社以来、こうした業務を担当してきました。

当社では、全社でフレックス制度を導入しており、8時半から17時半の勤務を基本としつつ、柔軟に勤務時間をずらすことも可能です。例えば私の部署は、毎日のサイクルが固定されてはいないので、その時々の業務内容に応じた調整が比較的しやすいです。そこで、最近はリモートワークも上手く使って、仕事の合間の2、3時間を、家事にあてたり子どもの世話をしたりもしています。一旦業務を離れる旨を伝えておけば大丈夫です。逆に、設備の入れ替えなどで忙しく、時間外労働が必要な時期もあります。その場合、時間外労働を余裕のある時期の勤務時間に振り替えるのもOK。臨機応変に働く時間を決められる職場だといえるでしょう。趣味の時間などプライベートも充実させやすい環境だと思います。

人事制度もきちんと整えられています。年功序列ではない完全実力主義。年1回の評価によって待遇が決まります。評価は、全社共通の観点によるもの。自分自身と上司の評価を踏まえて個別面談を行い、認識をすり合わせます。「チーム内でのコミュニケーションがしっかりとれた」「他部署との連携をもっと意識していこう」。自分の1年間の仕事を、主観と客観の両面で可視化できる機会です。振り返りとともに、先々のビジョンを考えられます。次の目標を明確に伝えることで、周りのフォローも得られる。ステップアップにつなげやすい評価の仕組みです。組織自体の規模が大きすぎないので、上司ともちゃんと顔の見える距離感でつながれます。自分への評価を聞くと、ちゃんと見守ってもらえていると実感でき、安心して仕事に臨めるはずです。
(椿井 克嘉)

企業研究のポイント

長く安心して勤められる職場かどうか判断する上で、福利厚生の内容は注目すべきポイントです。当社では近年、福利厚生についてふたつの取り組みに力を入れています。

ひとつ目は「カフェテリアプラン」。トヨタグループで採用されている仕組みです。毎年ポイントが与えられ、100以上のサービスから好きなものを選んで利用できます。食堂での割引、資格取得の支援、旅行や趣味の資金など、内容は様々。特定のサービスに限るのではなく、選択制にすることで、全社員が平等に活用できます。

またもうひとつ「ライフステージに合わせて働き続け、活躍できる職場づくり」を進めています。人それぞれに様々なライフイベントがあるものですが、当社では誰でもライフステージに合わせた働き方ができる制度を整えてきました。例えば、育児休暇は最大3年まで延長可能。今後もさらに注力していくつもりです。

このように、仕事内容だけでなく、職場環境についても詳しくチェックして、企業を比較する材料にしてみてください。

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人事を担当する平田さん。岐阜車体工業では、トヨタグループの水準に合わせた福利厚生が採用されています。知りたいことがあれば、なんでも気軽に聞いてください。

マイナビ編集部から

トヨタグループの一員として完成車製造を手がける岐阜車体。私たちにとって身近な、一般的に広く知られる車を世に送り出している。1940年の設立から80年以上の歴史と実績を刻み続け、完成車メーカーとして、その仕事のクオリティーの高さへの評価も受けてきた。

伝統を礎にしつつ、事業のあり方も時代に合わせた変化をし続けている。人事を担当する平田さんによれば、完成車の輸出など海外へと製品が広がる流れもあり、今までとは異なる場所での活躍のチャンスは増えているという。

そして、今回のテーマである社内の制度や社風に関しても、新しい取り組みを積極的に導入するなど、環境改善に力を入れていることが取材を通して感じられた。山本さん、椿井さんのお話からは、若手社員がスムーズに岐阜車体工業の職場に馴染み、成長できることが窺えた。社内の制度は、社員たちが足並みをそろえていくためにも大切なもの。きちんと仕組みが整えられている企業だからこそできる働き方に注目してもらいたい。

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広々としたキレイな食堂では、おいしい食事を食べられます。カフェテリアプランでどんな福利厚生が利用できるのか、ぜひ注目してみてください。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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