最終更新日:2025/4/22

全国健康保険協会【協会けんぽ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • シンクタンク・マーケティング・調査

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ジョブローテーションで様々な業務を経験、健康保険のプロへと大きく成長。

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ワークライフバランスの整った理想的な環境です!

浅野 功暉さん
本部 保健部 保健第二グループ
健康医療科学部 スポーツ健康医科学科卒/2021年入社

大学で学んだ「健康」に関する知識を活かせ、ひとの「健康」に貢献できる業務内容が入社の決め手になったという浅野さん。ワークライフバランスの整った職場で、仕事にも趣味にも本気で打ち込み、着実に成長を遂げている。

浅野さんのキャリア

ジョブローテーションで様々な業務を経験し、仕事の全体像を掴んでいく。「その都度、研修があり、先輩が丁寧にサポートしてくれるので、無理なく知識を習得できます」
滋賀支部を経て本部へ異動。「4,000万人という加入者の膨大なデータを分析することで、スケールの大きな仕事をしていると実感。モチベーションも上がっています」
わからないことや困ったことがあればすぐに相談できる。「最近では後輩を指導する機会も増え、自分の成長を感じる一方、憧れられる存在になろうという思いも芽生えました」

多様な研修を通して健康保険のプロとなり、ひとの「健康」に貢献できる業務が魅力

幼少期より取り組んでいたスポーツを、今度は指導者という立場になってひとに貢献したいという思いから教員免許の取得を考え、大学ではスポーツ健康医学科を専攻しました。実際に大学で健康医学について学ぶ中で、ひとの健康を社会保障制度の観点から支える健康保険の存在を知り、興味を持ちました。そんな時に参加した合同企業説明会で全国健康保険協会に出会い、私自身が学んできた知識を活かせることに加え、「ひとに貢献したい」という私の思いが叶えられる、まさに理想の職場であると魅力を感じました。

しかし、健康というキーワードを通して全国健康保険協会を知ったものの、私が今まで学んできたのは、スポーツを通した健康医学であり、健康保険については専門的な知識がないことに不安がありました。また、社名から「安定はしているけれども、堅苦しいのかな」という印象を抱えていました。しかし、説明会に足を運ぶにつれ、研修制度が充実しており、ジョブローテーションを通して、入社後に幅広く健康保険の知識を身に付けられること、またそういった不安などの相談にのってくださる職員の方々の親身な対応に惹かれ、入社を決意しました。

入社後は本部での2週間にわたる研修からスタートし、ビジネスマナーなど社会人としての基礎から健康保険制度など業務の基本となる知識について学びました。その後は配属された滋賀支部で半年間にわたって、企画総務・保健・業務・レセプトの4部門をローテーションし、実践的な知識を身に付けていきました。入社時だけではなく、半年後や3年後など定期的にフォローアップ研修もあったことで、全国各地にいる同期との絆も途切れることなく、コミュニケーションを取り合っています。今でも仕事だけに限らず、いろいろな相談をするなど気軽に交流を深めることができています。

企画総務・業務・保健の3部門を経験し、それぞれの学びを糧に成長

3年半にわたって勤務した滋賀支部では、企画総務、業務、保健の3グループをそれぞれ約1年ずつ経験しました。企画総務グループでは、まずは、支部の予算を管理する財務、後半は加入者の方に健康に関する情報を発信する広報を担当しました。財務はお金を扱う業務なので正確性が求められ、プレッシャーもありましたが、周りの先輩たちの丁寧なサポートがあり、なんとか乗り切ることができました。また、少しでも早く業務に慣れるために通信教育講座を活用し、自主的に知識の習得を行いました。受講にかかる費用の8割を当協会が負担してくれる制度があるので、自己研鑽もしやすい環境だと改めて感じました。

加入者のための広報誌やパンフレットの作成のほか、滋賀県のテレビ局の方々と共に健診の受診を促すCM制作をするという貴重な体験もしました。外部の担当者と綿密に打ち合わせを行い、さらに私もCMに出演しました。CMを通して多くの加入者に直接呼びかけることができ、大きなやりがいを感じました。

業務グループでは、傷病手当金や出産手当金など、加入者に給付を行う仕事を経験しました。スピードと正確さの両方が求められる仕事なので、ミスをしないように細心の注意を払いながら業務を行いました。

保健グループでは、主に健康診断の受診率向上を目指す取り組みに従事しました。企画総務グループでの業務経験を活かし、健診案内パンフレットのデザインを一新しました。健診の日程がより目立つようにメリハリを付けるなど、積極的に上司と意見交換を行い、よりわかりやすいパンフレットになるよう努めました。

それぞれのグループで培った経験は、新たなグループで仕事をする際にも活かされていると実感しています。すべての業務はつながっており、新たな業務を経験する度に成長を実感できるので、仕事に取り組む姿勢にも一段と熱が入るようになりました。

異動を経験したことで培った多角的な思考

2024年10月に滋賀支部から本部の保健部へ異動しました。もちろん異動には不安もありましたが、自分のスキルアップのため、より大きな規模の事業に携わりたいと考えていました。現在の部署では、協会けんぽ全体の健康診断の受診率や保健指導の実施率など、データの集計、分析を行い、全国の支部へ展開しています。本部でもわからないことは気兼ねなく質問できる環境のため、安心してスムーズに業務を進めることができています。

滋賀支部では扱うデータも30万人ほどでしたが、本部では全国4,000万人のデータを扱うため、スケールの大きさを改めて実感しています。自分が集計・分析したデータが支部で活用され、健康診断の受診率が上がった時には、やりがいを感じますし、多くのひとの役に立てると思うと、モチベーションが上がります。異動を経てスケールの違う業務を経験したことで、視野が広がり、より多角的な思考で日々の業務に取り組めるようになりました。

当協会は、一人で仕事を抱え込むのではなく、チームで動くことが多いため、残業が少なく、ワークライフバランスを実現できることも大きな魅力です。異動後の東京でも大好きな野球を続けており、平日は仕事終わりにジムでトレーニングをし、週末はチーム練習や大会への出場など、仕事も趣味も本気で取り組める環境です。職場の仲間たちと親睦をかねた野球もしています。一緒に汗を流す中で、職場とはまた違う一面を見られたり、グループの垣根を超えたつながりが生まれたりと、明日への活力も湧いてきます。

これからも、同期と切磋琢磨し、新しい仕事にも前向きに取り組んでいきたいと思っています。後輩から憧れられるような、先輩からも「任せて安心」と言われる存在になっていきたいです。

学生の方へメッセージ

自分に合う、自分を活かせる場所で働きたいと、誰しもが思うことでしょう。そのためには、私はまず「自分を知る」ことが大事だと考え、自己分析に力を入れていました。そして自分を知った上で、どのような企業、団体、職場があるのか、どんどん視野を広げていきました。企業や団体はたくさんあるので、すべてを見ることはできませんが、少しでも興味を持ったところには、積極的に足を運んでみると良いと思います。

私が当協会を知ったのは、友人に誘われて参加した合同企業説明会の場でしたが、そういう意味では自己判断だけではなく、友人や先輩の意見を参考にすることも一つの方法です。特に大学のキャリアセンターの経験豊富な職員のアドバイスはとても有用です。私も情報収集だけではなく、面接の練習などもさせてもらいました。その様子を録音しておき、後から振り返り「伝えたいことを言えているのか」などの改善点をチェックし、クオリティを上げる努力もしました。

加入者4,000万人という多くのひとの役に立てる仕事であること、ワークライフバランスを実現しやすい環境であることが決め手になり、当協会への入社を決めたのですが、皆さんもそれぞれ重視しているものがあると思います。しっかりと軸を持ち、それに合う職場が見つかるように、まずは行動することから始めてほしいと思います。
(浅野さん)

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仕事もプライベートも充実させたいというひとにはピッタリの環境です。有休はもちろん、育児との両立支援など社内制度も整っており、自分らしく働くことができます。

マイナビ編集部から

日本は国民皆保険制度があり、自営業やフリーランスが加入する「国民健康保険」、民間企業や公務員が加入する「被用者保険」、高齢者が加入する「後期高齢者医療制度」と、健康保険は主に3つの種類に分かれる。全国健康保険協会が提供する健康保険は「被用者保険」で、加入者は中小企業の会社員が多く、4,000万人とスケールが大きい。

「専門的な知識が必要なのではないか」「堅苦しい職場ではないか」という浅野さんの最初のイメージとは逆に、実際には、どの職場も優しい職員ばかりで、質問や相談がしやすい環境だという。最初は皆、専門知識ゼロからのスタート。だからこそ後輩に寄り添い、行き届いた指導ができているのだろう。研修制度についても、定期的な研修の機会が用意されており、全国の同期と再会しながら、さらなる絆を深めているという。仕事だけの割り切った関係ではなく、公私共に充実した関係が築けているからこそ、同協会の「ひとに寄り添う社風」が根付いているのだろう。

業務の幅も広く、今回紹介した企画総務グループ・業務グループ・保健グループのほかに、医療費の請求書を点検するレセプトグループもある。今回の取材を通して、同協会では様々な業務を経験でき、自身をバージョンアップさせるチャンスは無限にあると感じた。

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チームワークを大切にする職場環境。協力し、業務を遂行していく風土が根付いているため、日頃から部門や世代を超えたコミュニケーションが盛んです。

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