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最終更新日:2025/7/1
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部署名製造部
仕事内容高精度歯車の精密加工
大学で機械工学を学んでいましたが、強度計算や図面製作などが中心で、歯車自体を研究していたわけではありません。ただ、とにかくものづくりに携わりたいという希望があったので、製造業を中心にさまざまな企業を訪問し、大和歯車製作に出会いました。最初に工場を見学させてもらった時のインパクトは、今でも覚えています。高精度の歯車を削り出すさまざまな機械が何台も置かれている工場内を見て、その場で「ここで働きたい!」と思いました。まさに一目惚れのような感じです。選考会後に社長から「一緒に頑張ってほしい」という直筆の手紙をいただいた時は、本当にうれしかったですね。
軸から伝わる動力を、歯車などに効率良く伝えるために必要なのが“キー”と呼ばれる部品です。このキーをはめ込む場所を“キー溝”といい、軸側にキーの形状にあわせた溝を掘らなければなりません。現在私が担当しているのが、この“キー溝”を加工する工程です。<br>軸部分は、直径17センチ・長さ1メートルもある大きなものから、直径1センチ・長さ5センチの小さなものまでさまざまなサイズがあります。また素材によって硬さも異なるため、加工の際には、素材の特性や削り方などをすべて頭に入れて作業しなければなりません。機械に表示される寸法をにらみながら、手動で溝を削っていきますが、一瞬の気の緩みが失敗につながるので、常に集中して作業を進めています。
キー溝加工は製造工程のほぼ最終段階。失敗するとそれまでの、旋削、歯切り、焼入れ、研磨などの工程がすべて台無しになってしまいます。また、加工に許される誤差は、わずか100分の1ミリ台。仕上がりが製品の品質にも大きく影響するので、担当者としては責任重大です。最初の頃は、機械を動かす手が震えたのを覚えています。<br>ただ、常に緊張感はありますが、それだけに、やりがいも大きい仕事です。一発で図面通りの寸法に削れた時などは、すごくうれしいですね。<br>また、どうすれば正確に効率良く作業できるかを、常に考え工夫していますので、同じような部品の製作で、時間を短縮できたときは、技術の上達を実感することができます。技術的には、まだまだ未熟な部分も多いですが、入社当時に比べると少しは役に立てるようになったかなと思っています。
社内の平均年齢が40歳と、若い社員が多いですね。年齢の近い先輩や上司がいる、アットホームな雰囲気なので、仕事でわからないことがあっても、気兼ねなく質問することができます。入社時の新入社員教育も充実していますし、先輩方も一から丁寧に教えてくれるので、学ぶ意欲があればどんどん技術を吸収することができますよ。<br>現在は工場近くの社員寮に入っており、平日は寮生活。工場のある和歌山県日高郡周辺は、自然に恵まれた場所なので、オフにはドライブを楽しみながら、大自然を満喫しています。
当面の目標としては、不良ゼロを目指して腕を磨き、技術を身につけていきたいですね。技術や知識をどんどん吸収して、どんな部署でも通用する人材になることが今の目標です。<br>現在大和歯車製作では、航空機の分野にも進出していますが、この製品を手掛けられるのは工場でも、グリーンの色のキャップを被った、ごく一部の先輩だけ。私自身もさらに高度な技術を身につけ、一日でも早くグリーンのキャップをかぶれるよう、努力していきたいと思っています。