最終更新日:2025/4/2

(株)UEX【東証スタンダード上場】

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東京都

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

150年の歴史を持つ老舗商社。社会に欠かせないステンレスとチタンを提供

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仕事におけるやりがい、入社理由などをインタビュー!

ステンレス・チタンの専門商社として、150年以上の歴史を持つ同社。どのような会社なのか、若手社員2名に登場いただき、人事担当の社員がリードする形で仕事や会社について話を聞いてもらいました。

中央:高橋 英恵さん(仕入部 仕入チーム/2021年新卒入社)
右:中村 慶一郎さん(ユーザー営業部 産機チーム/2021年新卒入社)
左:高泉 柊さん(総務部 総務人事チーム/2024年中途入社)

社員の皆さんから一言

私が迅速に対応しないと営業や製造メーカーへの情報共有にロスが生じることもあるので、業務ではスピーディーな対応を心がけています。(高橋さん)
難しいご要望でも、すぐにノーと判断しないのが信条です。どうすれば実現できるか、あるいは代替案はないか、あらゆる可能性を検討します。(中村さん)
営業の方々の業務内容を十分に把握できているわけではないので、今回の機会で仕事内容や考え方を知ることができ、大変勉強になりました。(高泉さん)

やりがいは「中村さんに頼んで良かった!という言葉」や「人をつなぐハブとしての役割を果たせること」

高泉さん:まずは現在、お二人が携わっている仕事について教えてください。

中村さん:私はユーザー営業部 産機チームに所属し、ステンレス鋼材や加工品の営業を担当しています。産機というのは産業機械のことを指し、当社ではいろいろな業界のお客さまと取引がありますが、私の主なお客さまはバルブメーカーや流量計のメーカーです。

高橋さん:私は仕入業務を担当しています。簡単に説明すると、営業担当が必要なときに必要な量を販売できるよう、ステンレスメーカーと打ち合わせながら適正な量と価格で商材を仕入れ、自社在庫に過不足が発生しないよう管理するのが主な業務です。社内外の様々な方と関わる仕事ですので、適宜コミュニケーションを取りつつ、円滑に業務を進めることを日々心がけています。

高泉さん:それぞれの業務で、どんなところにやりがいを感じていますか?

中村さん:最もやりがいを感じるのは、お客さまが材料に関する課題で困っている際に解決策を提案し、それが採用されて実際の製品化につながったときです。特に印象に残っているのは、お客さまのコスト削減の課題に対して提案した製造方法が採用された案件。「中村さんに頼んで良かった!」という言葉をいただいたときは、本当にうれしかったですね。昨今は物価高もあり、お客さまのコスト感覚もシビアです。そのご要望にお応えできたことがやりがいとなりました。また、ステンレスは街中でもよく見かける素材なので、自分が関わった仕事に関連する製品を目にすると、大きな達成感を覚えます。例えば、海岸沿いのオブジェや柵などにも、当社の供給したステンレスが使われることがありますよ。

高橋さん:私の仕事では、ステンレスメーカーとのやり取りや在庫の管理、営業からの要望への対応など、様々な立場の方と調整を行う必要があります。営業部門の要望をメーカーに伝えたり、逆にメーカーからいただいた情報を営業部門に提供したりと、双方向のコミュニケーションを取ることが重要です。社内外の人をつなぐハブとしての役割を果たせることが、仕事のやりがいになっています。例えば営業部門から納期に関する難しい要望があった際には、メーカーと粘り強く交渉しつつ、社内における納品スケジュールを工夫することで要望に応えています。そのため、営業部門との連携はとても重要で、日々情報交換やコミュニケーションを行うよう意識しています。

「身近なステンレス素材×働きやすさ」「自身の働く姿がイメージできた」のが入社理由

高泉さん:お二人はなぜ当社への入社を決めたのでしょうか。

中村さん:就職活動では営業職を軸に幅広く企業を見ていました。当社を選んだ理由は、会社説明会に参加した際に、ステンレスという身近な素材を扱う仕事に興味を持ったためです。また、先輩社員との会話を通じて、ワークスタイルや職場環境、待遇面などにも魅力を感じました。

高橋さん:私も就職活動では業界を絞らず、様々な企業の説明会に参加しました。当社の説明会の際に会社を訪問し、社員と交流する中で、自分がこの会社で働くイメージが具体的に湧いてきたことが決め手になりました。

高泉さん:ちなみに研修はどのようなことをしましたか?

中村さん:当社では入社直後に外部研修でビジネスマナーを学んだ後、すぐに実践的なOJTに移行します。特徴的なのはインストラクター制度と呼ばれるマンツーマン指導です。新入社員一人ひとりに先輩社員がつき、日々の業務を通じて指導を行います。ステンレスの基礎知識については、社内で作成された教材を活用しながら、インストラクターの指導のもと学んでいきます。基本的には部署内で年次の近い先輩社員がインストラクターとなります。

高橋さん:インストラクター制度のメリットは、疑問点をその場で気軽に質問できることです。大人数での研修ではためらってしまうような些細な質問でも、先輩方に気兼ねなく聞けます。また、常に隣で見守ってもらえる安心感があり、「この人に聞けば大丈夫!」という相談相手がいるので、新入社員も安心して業務に取り組めます。

高泉さん:お二人は当社の雰囲気について、どんな印象を持たれていますか?

中村さん:コミュニケーションが取りやすい印象ですね。当社は部門間や先輩後輩の垣根も低く、活発な意見交換が行われています。分からないことがあればノウハウを持った人にすぐに相談できる環境が整っています。

高橋さん:そうですね。部署を超えた連携が活発なのは特色のひとつだと私も思います。本社オフィスはワンフロアなので、自然とコミュニケーションが生まれやすく、必要な情報が迅速に共有されています。また、年次が近い先輩も多いことから、フランクな雰囲気の中で仕事に取り組めます。

好奇心の旺盛な人、コミュニケーションが楽しめる人なら、当社で活躍できます!

高泉さん:当社の魅力はどこにあると思いますか?

中村さん:ステンレスやチタンという素材を扱うことで、業界や企業規模を問わず、様々な分野のお客さまと関わることができる点です。自分の携わった案件を通して、製品が世の中で利用されているのを目にする機会が多いのも魅力でしょう。

高橋さん:仕事もプライベートもしっかり両立できる点が魅力です。休暇制度が整っており、有給休暇も取得しやすいです。当社の定時は17時30分ですが、繁忙期を除けば、18時頃には本社内の半数以上の社員が帰宅しています。休暇に関しては、部署内で調整をしながら柔軟に取得できますし、働きやすい環境です。

高泉さん:「こんな人なら当社で活躍できそう!」と思うタイプについて、教えてください。

中村さん:営業職においては、好奇心が一番大切だと考えています。いろいろなことに興味を持ち、そこから疑問を見出せる人材が活躍できるのではないでしょうか。お客さまとの商談では、隠れたニーズや課題を深く理解するために、常に「なぜ?」という視点を持ち続けることが重要です。好奇心があれば、お客さまとの信頼関係を築きながら、最適なソリューションを提案することができると思います。

高橋さん:商社なので、人とのコミュニケーションを楽しめる方ですね。日々の業務でも会話の機会が多いですし、人と会話することが好きで、積極的にコミュニケーションを重ねながら、様々な知識を身につけていく姿勢を持っている方が活躍できると思います。入社時から専門知識を身につけている必要はありません。

高泉さん:最後になりますが、お二人の今後の目標や抱負を教えてください。

中村さん:自分が学んできた経験や知識を後輩へ確実に継承していきたいです。また、業務面では現在担当している案件に加えて、より大きな規模や難易度の高い案件にも挑戦してみたいと考えています。

高橋さん:昇進を具体的な目標として見据えています。仕事面では、ステンレスに関する専門知識はもちろん、世界情勢や経済動向など、より広い視野での知識が必要だと実感しています。例えば、為替レートの変動や原料価格の動向、メーカーの輸出状況など、国際情勢が業務に及ぼす影響も大きいため、毎日、新聞を欠かさずチェックし、上司との会話でも通用する知識を身につけていきたいです。

学生の方へメッセージ

自身の就職活動を振り返って、もっと取り組んでおけば良かったと思うのは、世の中の状況や志望企業について、しっかり調査することです。可能な限り実際に企業を訪問して、雰囲気を感じ取ることも大切だと思います。ウェブの情報だけでは、会社の本当の雰囲気を把握するのは難しいものです。直接足を運んで体感することで、より確かな判断ができると思います。(中村さん)

私の就職活動を振り返ると、業界を最初から絞らずに調べていたことは良い選択だったと思います。当社の存在は業界を絞っていてはなかなか見つけにくいですし、社会人になって仕事をしてみて、世の中には本当にたくさんの企業があると実感しています。聞いたことのない企業でも足を運んでみたり、街中で見かけた企業名を検索してみたりと、視野を広げて就職活動に取り組んでください。(高橋さん)

社会人になってみると、大学生の視点から見える世界は狭いものだったと実感する機会も多いです。世の中には多くの企業が存在しており、可能性は無限大です。自身の見聞きできる範囲だけに企業や業界を限定せずに、幅広く見ていくことをお勧めしたいです。(高泉さん)

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「ステンレスやチタンに加工を施した製品の販売も行っているため、メーカー的な役回りも担えます。若手社員が自由に意見を発信できる環境です!」

マイナビ編集部から

ステンレス・チタンの専門商社であるUEX。メーカーからステンレス鋼材を仕入れ、流通業者やユーザー企業へ販売するのが同社のビジネス。商流において、同社はメーカーに近い上流に位置する一次商社であり、多様な仕入先から材料を調達できるのが強みだ。その強みを活かし、顧客にステンレスやチタンの安定供給を続けることが同社の使命になっている。

ステンレスは様々な製品に活用される。特定の業界との取引に限定せず、全国各地にある支店や営業所、配送センターの広大なネットワークを活かし、顧客のニーズに応える事業を展開している。日々の暮らしの中でもステンレス製のものを見かけることは多く、そのような製品づくりに関われることがやりがいなのだと、今回のお話から理解できた。

同社は1872年創業。150年以上の歴史を経て蓄積された老舗のブランド力や深い業界知識に加え、強固なネットワークと豊富なノウハウを持つ。様々な強みを活用して成長できる点も、これから入社する人にとって大きな魅力だと感じた。

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ステンレスとチタン商社として活躍する同社。「日本一のステンレス・チタン商社として、世のため人のために役立ちたい。」という理念を掲げている。
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