最終更新日:2025/6/11

(株)ジーテクト【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 金属製品
  • 非鉄金属
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
埼玉県、東京都
PHOTO
  • 10年目以内
  • 機械系
  • 技術・研究系

先輩社員インタビュー

  • I.R
  • 2013年入社
  • 神奈川工科大
  • 工学部 機械工学科卒
  • 精密部

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 研究をメインにする仕事
  • 企画・サービスを提案する仕事
現在の仕事
  • 部署名精密部

0.01ミリの誤差しか許されない、成形の難しさ。

自動車の駆動に必要不可欠な装置の一つに、トランスミッションがある。トランスミッションとは、限られたエンジン回転を走行条件によって最適にする変速装置だ。数あるトランスミッション部品の中でも、伊藤はCVT(無段階変速機)に搭載される油圧室の金型設計を担当している。「はじめは、難しい部品を持たされた、という印象はなかったです。でも、丸1年経験して、その難しさを痛感しています」。部品によっても変わるが、0.01ミリの寸法誤差しか許されない。「図面に精確なカタチでないと最終的にCVTが動いてくれないんです。髪の毛より何倍も細かいキズでも、不良品になります」。また、油圧室は、ジーテクト独自の増肉加工を使用する部品である。「プレス成形で伸ばしたり圧縮したりするので、どうしても亀裂が入りやすいです。増肉加工を十分に理解し、担当した金型を設計・製作し、海外の拠点に引き渡すまで、相当な苦労がありました」。


二部品持てて、やっと一人前。

もともと車が好きで、部品が好き。「学生時代、部品をつくる町工場でアルバイトをしていました。その時から部品にのめり込んでしまって」。それだけに、自分が携わる部品への思い入れも強い。「トランスミッション部品は、外からはもちろん見えません。しかし、この油圧室が油圧で精確に機能しないと、CVTの滑らかな無断変速自体が実現しないです。また、この部品は、何万回も油圧の不可を受ける部品。形が出たとしても、5年、10年先を見て耐久性を検証しなくてはなりません。それだけ重要な部品を任せてもらっていることに、やりがいを感じます」。トランスミッション部品は、その部品特性上、一人の設計者が担当する領域が広いのが特徴だ。伊藤も金型設計だけでなく、開発、解析、材料調達、金型が出来上がったあとの検証、出来上がった部品の耐久試験にも携わる。「すべての工程に携われる面白さがありますね」。上司には、「まずは一人、一部品つくれるように。二部品持てて、やっと一人前」と指導をされる。目標は、まずは一部品の全てを担当すること。「分からないことがあっても受け身にならず、主体的に取り組んでいきたいと思います」。


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