社会福祉法人 水仙福祉会

私は、児童発達支援センター「淡路こども園」で、主任として働いています。
主に職員の育成の他に、子どもたちが日々療育の中で、保護者や職員など大人との信頼関係を基盤に、
人とのやりとり、コミュニケーションを身につけられるように支援しています。
子どもと遊びや生活を通して関係を作り、喜怒哀楽を素直に表現したり、大人に甘えたり、頼るなどが
できるようにと思っています。

また、保護者の方の悩みや不安を聞き、その時々で子どもにとって何が大切か話をして、子どもと保護者の関係が
うまくいくように心がけています。

初めて受け持ったAちゃんは人見知りが激しく、自然に関われるようになるまでとても時間がかかりました。
関われるようになっても、Aちゃんに安心してもらえる、信頼してもらえる関係には、一歩届かない状態で、
クラス替えで離れることになりました。
しかし、クラスは離れましたが、廊下で会う時は、なるべく声をかけるようにしていました。

1年後、再びクラス替えで、同じクラスになりました。
Aちゃんと一緒に遊んでいる時に「Aの○○先生」と言ってぎゅっと抱きしめてくれるようになったのです。
ずっとAちゃんと仲良くなりたいと思っていたのですが、3年越しの思いが叶った瞬間が一番うれしかったです。

淡路こども園に入職前に、他市の児童発達支援センターでアルバイトをしていました。
そこは1年働いたら3ヶ月期間を開けないと働けず、3月末で契約が切れるにあたり、
長く働ける児童発達支援センターを探していました。

そこで水仙福祉会の求人を見つけました。アルバイトで働いていた施設と同じ「本人主体」の考え方を
大切にしているところだと聞いて、興味を持ちました。
実際に園内の見学をして、療育なども見せてもらいましたが、雰囲気などもよく、ここで働きたいと思い、決めました。

就職活動をする時には、まず、自分がどういう仕事をしたいのかを考え、方向性を決めてもらった方がいいと思います。
方向性が決まったら、いろいろな条件などあるとは思いますが、良さそうだなと思う職場の見学をして、
園の雰囲気などを見せてもらうといいと思います。

就活はとても大変だと思いますが、がんばってくださいね。