最終更新日:2025/6/6

社会福祉法人大阪自彊館

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 医療機関

基本情報

本社
大阪府
残り採用予定人数
5

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

さまざまなカタチで地域福祉に携わりながら、思い思いのキャリアを積むことができます

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前向きな姿勢で利用者さんに寄り添う大阪自彊館の職員の皆さん

生活困窮者や高齢者、障がい者など、支援が必要な方々に手を差し伸べている大阪自彊館。今回は、職場の異なる3名の職員に仕事内容ややりがい、今後の目標などを伺いました。

■伊藤 魁さん(写真右)
救護施設 ひきふね ケアスタッフ/2023年入職

■吉村 佳実さん(写真左)
特別養護老人ホーム ジュネス ケアスタッフ/2016年入職

■吉村 幸恵さん(写真中央)
西成区東部地域包括支援センター ケアスタッフ/2011年入職

大阪自彊館の魅力はココ!

「クラブ活動が盛んな点です。スポーツ系や文化系などさまざまな職員クラブがあり、私は野球とソフトボール部に所属。大会に参加するなど、職員間の交流を楽しんでいます」
「大阪自彊館は歴史が長く、学びの場が多いのが魅力です。資格や研修など挑戦したいことがあれば、いつでも相談でき、なんでもやらせてもらえるので働きがいがあります」
「職員同士の仲が良く、どの施設に行っても人間関係で困ったことはありません。みんなの想いをひとつにして、協力しながら利用者さんを支えているので、働きやすいです」

手厚いサポート体制と温かな職場環境のおかげで、未経験で入職しても順調に成長できています!

母親が福祉施設で働いていたこともあり、中学生頃から福祉に興味がありましたが、進学に伴いプログラミングなどの情報系分野を学ぶことに。そのため、最初の就職先は理系の知識が活かせる企業でした。しかし、働いていくうちに本当にやりたい仕事だったのかと漠然とした不安が募るように。そこで、もう一度自分を見つめ直して福祉の道をめざすことにしました。これまでに福祉を学んだ経験がなかったため、当法人の研修制度が充実している点と、さまざまな施設を運営している点に惹かれて、入職を決意。入職後は救護施設へ所属して、実務と研修を繰り返しながら経験を積んでいます。

私の主な業務は、施設内の2部屋計8名の利用者さんを担当して、食事や入浴などの生活介助が必要な方のケアをしています。同時に、社会復帰をめざしている方に対しての相談援助もするといった施設全体の運営に携わっています。もし何か困りごとがあったり、サポートが必要になったりしたときは、グループリーダーをはじめ、近くに職員やパートさんがいるので安心ですし気持ちにゆとりを持って、業務に取り組むことができています。そんな私が利用者さんと接するときに心掛けていることは、相手の話を最後まで聞くことです。なかには、堅い信念を持って入所を拒む人も一定数いるため、それぞれの望みや考えを一度すべて吐き出してもらうことを徹底。なるべく時間をかけて私たちができることを伝えるようにしています。

当法人は、施設内の研修以外にも職員の外部研修の受講に積極的です。先輩職員から随時研修の案内があるので、参加しやすいですね。私も先日、相談支援に関する研修に参加。異なる価値観を持つ人に対して、どのように接すると良いのかをグループワークなどを通して学びました。今回の研修は出張扱いとなり、費用も法人が全額負担してくださるなど、受講のハードルが低かったのも良かったです。もちろん、研修で学んだ内容がそのまま実務に活かせるため、自身の成長にもつながっています。

今後は、外部の学校に通って社会福祉士の資格取得をめざす予定です。資格を取得することで業務の幅が広がりますし、当法人の他の施設にも挑戦しやすくなるかと思います。自身のキャリアの選択肢を増やして、より多くの福祉サービスに関わっていきたいです。
(伊藤 魁さん)

入居者さんと職員が一緒になって、居心地の良い空間をつくっていることに楽しさを感じています!

もともと人のためになる仕事がしたかった私は、学生時代に精神保険福祉について学んでいました。大阪自彊館はインターンシップに参加したことがきっかけで、興味を持つように。職員の方々の優しい雰囲気と、法人内で幅広い支援をしている点が決め手となり、入職しました。

入職後は、特別養護老人ホーム・ジュネスで、短期入所の利用者さんの受け入れ手続きの担当をしつつ、長期入所の利用者さんの一日に寄り添って、食事や入浴などの生活全般のサポートをしています。利用者さんの日々の変化を観察しながら、ご家族とのやり取りや、レクリエーションの考案など、毎日さまざまな業務をおこなっています。忙しい日々のなかでも、利用者さんが喜んでいる姿を見るのがこの仕事のやりがいです。また、利用者さんのなかには認知症が進んでいる人もいて、毎回私の名前を伝えても覚えていないケースがあります。それでも、根気強く話していると半年経ったタイミングで、私の名前を覚えてくださり、とても嬉しかったですね。他にも、「ありがとう!」や「吉村さんのおかげで助かったよ」といった同僚から感謝の言葉をもらう機会も多く、みんながひとつになり居心地の良い空間をつくっている感覚が楽しいです。

そんな私は、現在介護福祉士の資格取得に挑戦中です。8日間の実務者研修は、法人内の研修センターで受講できたので、施設での業務と並行して挑戦することができました。受験費用の4分の3と、試験代の全額を法人が負担してくださったのも良かったです。職員の資格取得に積極的な点が働きやすさにつながっていますね。また、当法人では柔軟な働き方ができる点も魅力のひとつです。私の場合、夫婦で大阪自彊館に勤めているため、特に実感しているのが産休・育休制度の取得環境です。1人目は里帰り出産だったので問題なかったのですが、2人目は家庭の事情で里帰りできず。そこで上長に相談したところ、夫婦そろって育休を取得することになりました。生活スタイルに合わせて、柔軟に対応してもらえるので非常に助かっています。復職後は、周りの職員の協力もあり、現在も時短勤務で働いています。今後の目標は、介護福祉士を取得して、次の介護支援専門員の資格にも挑戦することです。現状に満足することなく、継続して勉強していきたいと考えています。
(吉村 佳実さん)

さまざまな施設で勤務した経験を活かして、支援の幅を広げて地域の福祉に貢献しています!

学生時代に社会福祉を学び、生活困窮者の支援をしたかったため、実習先に当法人を選択。実際に現場を経験して、より大阪自彊館で働きたいと思い入職をしました。入職後は、生活困窮者を支援する救護施設へ配属となり、2年間在籍。その後は、精神保健福祉士や社会福祉士、介護支援専門員などの資格を取得したおかげで、法人本部の総務課や障がい者支援施設、地域包括支援センターなど1~2年単位で複数の部署・施設に勤務しました。また、過去に当法人が運営していた精神科のショートケアや、資格取得後に再び救護施設で働くなど、数多くの経験を積むことができています。

現在は、西成区東部地域包括支援センターへ所属して、高齢者向けの相談窓口を担当しています。相談内容は、介護保険サービスを受けたい方をはじめ、近隣で認知症になられた人の世話をしてほしいという相談などさまざま。内容に応じて利用できる制度を見つけ、案内していくのが私たちの仕事です。基本的に地域内で今までの生活が継続できるようにサポートしていくのが目的のため、ときには通院に付き添うケースも。まさに、包括的に地域の福祉を支えています。
この業務の大変な部分は、他人から見ると支援が必要だと思っていても、本人が支援を拒んでいる場合や、苦しみに気付いていない場合があることです。そのため、まずは信頼関係を築くことを重視して、無理に支援策を紹介せず、何度も会って話を聞くようにしています。本人の困りごとに対して制度をあてはめるのは簡単ですが、ただあてはめるのではなく、私たちと一緒に考えて制度を選んでいけるようにしたいですね。

これまでに複数の施設を経験したことで、支援の幅が広がったのを実感しています。たとえば、救護施設を利用する方々の課題は何か、それに対してどういう支援が提案できるのかなどのイメージがしやすく、今の地域包括支援センターでの業務に活かせています。反対に、多くの人と接してきたからこそ、もっと違った支援ができたのではないかといった振り返りもできています。これまでに経験した業務すべてが、今につながっているのが良いですね。今後の目標は、施設内でおこなっている地域住民向けの講座の種類を増やすことです。最近、「心のサポーター」というメンタルヘルスケアの研修を修了したので、その知見を活かした講座も実施したいと考えています。
(吉村 幸恵さん)

学生の方へメッセージ

福祉施設で働きたい人は、職場の雰囲気に注目して探してみてください。当法人は、皆さん優しくて、なんでも教えてくださいますし、協力的な方が多いのが特徴です。みんなで助け合いながら仕事を進めていく雰囲気の良さが自慢ですね。良い意味で上下関係がなく、あまり緊張せずに働けるので、新任職員でも馴染みやすい職場だと思います。
(伊藤 魁さん)

まずはインターンシップや職場見学を活用して、多くの施設に行ってみることをおすすめします。私自身、大阪自彊館以外にもさまざまな施設を見学してきた結果、それぞれを比較しながら選択することができました。同じ特養でも、施設によって利用者さんや職員の雰囲気、支援の仕方などが異なるため、なるべく自分が働くイメージができる施設を選んでください。
(吉村 佳実さん)

当法人では、困っている人を助けたい気持ちとともに、成長意欲の高い人が活躍しているイメージです。入職前に必要な知識や資格はないので、まずは一歩踏み出してみましょう。そして、入職してからさまざまな福祉分野に興味を持って、資格や研修に積極的に挑戦してみてください。資格や知識があると、法人内の複数の施設に挑戦できる機会があります。利用者さんだけではなく、職員とのつながりもいっぱいできて、仕事もプライベートも充実した日々が過ごせます。
(吉村 幸恵さん)

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職員クラブ活動や施設内イベントなど職員間の交流の場が多く、楽しく働くことができる職場です。当法人の雰囲気を知ってもらうためにも、ぜひ気軽に見学しに来てください。

マイナビ編集部から

1911年の創立以来、西成(釜ヶ崎)地域に居を構えて、支援が必要な人々に手を差し伸べてきた大阪自彊館。現在でも、救護・生活困窮者支援をはじめ、高齢者支援や障がい者支援、医療など、さまざまなカタチで地域福祉を支えている。これまでに同法人がセーフティーネットとなって、憲法で保障されている「最低限度の生活」を送れた人は、数え切れないほどいるだろう。

そんな社会にとって必要不可欠な支援事業をおこなう同法人には、困っている人を助けたいという強い意思を持つ職員が集まっている。今回インタビューをした3名も所属する施設は異なるものの、利用者を第一に考えて、努力を惜しまない姿勢がうかがえた。それぞれが現状に満足することなく、より良い支援の方法を追求しているからこそ、研修や資格取得に積極的に励んでいるのだろう。

職員クラブや施設内イベントで、職員間の交流が多いという同法人。しっかりとコミュニケーションを取りながらお互いを支え合う関係性ができているのが同法人の魅力のひとつともいえる。たとえ未経験者でも周りが丁寧にサポートしていくため、着実に成長できる環境が整っている。これから福祉に挑戦したい人や、福祉全般に興味がある人はもちろん、入職後に仲間と一緒に高め合って成長したい人は、ぜひ大阪自彊館に注目してほしい。

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休むことなく、自ら努力を続けることを意味する「自彊不息」を企業理念に掲げる同法人。その精神が職員にも根付き、利用者さんを想って努力し続ける姿勢を大切にしている。

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