最終更新日:2024/9/9

(株)トラストファーマシー

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

年次や社歴にかかわりなく積極果敢に挑戦し、多彩なキャリアを歩める会社へ!

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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本社で活躍する若手薬剤師。その挑戦と成長の軌跡

東京・埼玉・神奈川・千葉の一都三県で調剤薬局31店舗を展開している「トラストファーマシー」。同社で活躍中の薬剤師にこれまでのキャリアや仕事のやりがい、今後の目標等について伺った。

人事部 係長・薬剤師 前田永都さん(2019年/薬学部卒)

社員は語る

「会社の目指すべき方向性を明確に定め、しっかりと経営の舵取りをしているトップがいることも入社の決め手の一つでした」
「薬局長を務めた『たから薬局 南流山店』は最寄駅から徒歩1分、医療モール内の店舗でした。幅広い分野の処方箋にスピーディかつ臨機応変に対応する力が求められました」
「社員一人ひとりの声をしっかりと汲み取り、カタチにするカルチャーが根付いている会社です。人事はもちろん役員も、誰がどの店舗で働いているのかを把握しています」

充実の新入社員研修制度のもと着実にレベルアップ。入社当初から薬局長を目指す!

薬学部では免疫の働き方に関する研究に取り組む傍ら、バレーボールサークルの活動に力を入れるなど、充実した学生生活を送ることができました。企業研究に当たっては、「薬のプロフェッショナル+α」を実現できる企業を中心に会社選びを展開。数ある調剤薬局のなかでも当社を選んだ理由としては、薬局内に常駐している管理栄養士と連携し、食事の面からも患者様をケアできる点。そして、大規模なドラッグストアよりも、薬剤師としての存在感を発揮できる点が大きかったですね。また、オンライン服薬指導や電子処方箋への対応、薬局のセカンドオピニオン(R)サービスなど、経営陣の一歩先を見据えた経営戦略の立案の迅速さ。現場の社員の創意工夫や挑戦を尊重してくれる風通しの良い社風も魅力的でした。

2019年に入社すると、まずは約1ヶ月間の新入社員研修です。座学研修で知識を詰め込むというよりは、ロールプレイングやグループディスカッションを通して、薬剤に関する知識や情報をアウトプットする力に磨きを掛けていきました。また、新入社員研修中には外部研修の一環として総合医療メーカーが運営する医療従事者向け研修施設を訪問し、医療現場で実際に使われている医療衛生材料や設備に触れる機会もありました。薬剤師の業務において多く触れることは少ない領域ではありますが、医療や介護など他職種の業務内容や現場を見学したことは、医療従事者としての責任感、チーム医療に対するマインドを醸成する上で非常にためになりました。

新入社員研修が終わった後は、総合病院の門前薬局に仮配属。約1ヶ月間のOJT研修を経て、埼玉県越谷市の住宅街にある地域密着型の調剤薬局「たから薬局 越谷店」に本配属となりました。「越谷店」に本配属となったのは、入社当初から「薬局長を目指したい」という意思表示を積極的に行っていたことも大きいと思います。「越谷店」はエリアマネージャーが統括する店舗だったので、薬剤師としての技量を磨くだけでなく、薬局運営の仕事も覚えることができました。ちなみに、配属当初に心掛けていたのは、患者様や同僚の話を“傾聴”することです。私はどちらかというと自分の思いだけで突っ走りがちなタイプなのですが、患者様の病状やニーズに関しても、同僚の意見や考え方に関しても、思い込みで決めつけることのないよう、日頃から着実に“報連相”を実践することを意識していました。

入社3年目に薬局長、入社4年目には本社・人事部へ!

薬局長に昇格したのは、入社3年目です。2021年10月の「たから薬局 南流山店」の開局に合わせて、新店の薬局長を務めることになりました。薬局長には店舗責任者として、会社全体の方針をスタッフに周知し、薬剤師も管理栄養士も全員が同じ目標に向かって取り組むことができる職場をつくることが求められます。新店ということもあり動線の設計や仕事のルールづくりにも力を入れましたが、私自身が薬局長になって一番変わったと思うのは、店舗に対する責任感ですね。スタッフとして仕事をしていた頃は全く気にならなかった“壁のシミ”が、薬局長になってからはすごく気になるようになったんです。意識が変わったことで、これまでは目にも留めなかったところにも視野が広がったのだと思います。役職や年次にかかわりなく、対等な立場で意見やアイデアを出し合うことのできる雰囲気づくりも大切にしていました。

続く入社4年目には、驚きの異動が待っていました。本社・人事部で仕事をすることになったのです。当社にはキャリアパスについての意志・希望を人事トップに伝えられる制度があるのですが、当時は薬局長になって間もない時期でしたし、人事部への異動を希望していたわけではありません。今になって振り返ってみると、「たから薬局 越谷店」に勤務していた頃に学生向けのイベントでお話をしたり、店舗見学を受け入れたりすることが何度かあり、こうした機会を通して自分の適性を見抜いてくれたのだと思いますが、当時は現場の薬剤師としてのキャリアや、仕事にやりがいも感じていただけに不安があったのも事実です。ただ、これも会社からの大きな期待や評価の表れだと考え、思い切ってチャレンジすることにしました。

高い人間性・専門性を兼ね備えた人財を育てる!

現在は人事部の一員として、人事や社内研修を担当しています。当社は「2025年までに“人財企業”になる」という目標を掲げており、社内行動規範をしっかりと体現することができる「高い人間性をもった人財」、顧客のニーズに的確に対応するための高度な知識と職務遂行に必要な力を兼ね備えた「高い専門性をもった人財」の育成に力を入れています。「高い専門性」に関しては現場でさまざまな経験を積みながら磨いてもらう必要がありますが、「高い人間性」、とりわけ患者様お一人お一人に寄り添うマインドの部分に関しては研修を通して養ってもらいたい。若手社員の成長のベースとなるような研修制度の構築に向けて創意工夫を重ねています。

実際に研修を行ったり、新たな研修制度をつくったりする場面では、薬剤師、薬局長として培った経験を確実に活かすことができています。現場で仕事をしてきたからこそ理解できることがたくさんあるからです。また、本社で仕事をしている今も、病気などで薬剤師の欠員が出た場合には、現場に出ることもあります。そこで新たに学んだ知識やスキルを活用し、研修制度をより一層ブラッシュアップさせるように心掛けています。人事部の仕事でやりがいを感じるのは、何といっても若手の成長を目の当たりにできること。若手社員が現場でテキパキ働いている姿を見るたびに喜びを感じられますね。これまで以上に努力を積み重ねていきたいと思っています。

当社は、挑戦する気持ちがあれば、一人ひとりの想いにしっかりと応えてくれる会社です。私自身、入社からの数年間でたくさんの経験を積み、大きく成長させてもらいました。薬剤師の仕事が薬局内だけで完結する時代は終わりつつあります。今後は「研修のプロフェッショナル」として、新たなステージで活躍する次世代薬剤師の育成に向けた挑戦を続けていきたいと思っています。

企業研究のポイント

将来働きたい場所を探すとき、どの会社にも長所があるので迷ってしまうということはよくあると思います。良い判断をするためにも、まずは自分のやりたいこと、一番大事にしたい“芯”の部分をはっきりさせた上で、それに合致する会社を探すことが大切です。インターンシップや1DAY仕事体験などの機会を活用し、自分の目指すべき企業の姿を浮き彫りにするようにしてください。

やりたいことがわからないという場合は、実際に働いている人に話を聞くとヒントが得られるかもしれません。例えば、実習で訪れた病院や調剤薬局などのスタッフ、学校のOB・OG、インターンシップで出会った人に働き方を聞いてみると、自分のやりたいことに近づけると思います。また、ワークライフバランスを実現できる環境を探すことも、ときには大切です。

当社には、新しいことにチャレンジしやすい環境があります。また、専門性を高めることによって拓くことができるキャリアの選択肢を丁寧に説明する仕組みも整えています。今まで経験したことのない分野にトライしたいという気持ちのある人は、ぜひ当社の企業研究を進めてほしいと思います。

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首都圏に特化して調剤薬局を展開するトラストファーマシー。挑戦心を忘れず、丁寧に患者様に接し、相手の今の状態に想像を巡らせる。そんな人財が同社にはそろっている。

マイナビ編集部から

トラストファーマシーは現在、東京・埼玉・神奈川・千葉の一都三県で31店舗の調剤薬局を展開している。さまざまな取り組みを進めている企業だが、とりわけ特徴的なのは「薬局のセカンドオピニオン(R)」サービスだろう。これは、他の調剤薬局と異なる情報を提供するサービスというよりは、医療や介護などに関する“よろず窓口”の意味合いが強いサービスだという。例えば、離れて暮らす家族のために車いすをレンタルしたいという人に、地域の介護事業者や行政の支援を紹介するなど、医療と介護のハブとして機能することを目指しているそうだ。同社は「地域の皆様にとってなくてはならない存在となり、幸せで健康な人を増やす」ことを使命としているが、まさにその実現に直結する取り組みといえるだろう。

管理栄養士と連携した在宅医療の強化や、オンライン服薬指導への対応なども視野に入れているとのことで、同社は今後も新しいことに果敢に挑んでいくようだ。自分のやりたいことを声に出す人は、会社全体で後押しする社風もあるという。トラストファーマシーでなら、若い人材も調剤薬局の最前線で存分に活躍できるだろう。

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2ヶ月にわたる新人研修をはじめ、社員の成長を後押しする体制が整っている。研修の後半1ヶ月は、OJTを主に実践力を身につけられる時間を多く設けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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