最終更新日:2025/3/1

コーセーコスメポート(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 化粧品
  • 化学
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

チャレンジが歓迎される風土だからこそ、知識や提案の幅も広がる!

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成長の度合いに応じて、いろいろなことに挑めます

「セルフ化粧品業界」において、スキンケアやヘアケア・日やけ止めなど、数々のヒット商品を出すコーセーコスメポート。同社で活躍する社員に、これまでのキャリアや仕事に懸ける思い、今後の目標などを聞いた。

I.Y.さん (写真左)
東日本営業部 仙台支店/2015年入社

K.M.さん (写真中央)
海外事業部 事業推進室/2017年入社

S.M.さん (写真右) ※理系出身
戦略事業部/2019年入社

先輩たちの将来のビジョン

「マーケティングや海外事業など、いろいろな仕事を経験して得た知見を国内営業に生かしたいですね。支店長や営業部長を目指しています」(I.Y.さん)
「海外事業部でキャリアを積むことと、結婚したので家庭を築くことも大切にしています。当社ならライフステージの変化にも対応しやすいです」(K.M.さん)
「マニフィークを多くの人に愛されるブランドに育てることが今の目標です。また営業もやってみたいですが、どんな仕事でも挑戦を続けるつもりです」(S.M.さん)

“巻き込み型の営業スタイル”をパワーアップさせ、オールウィンの提案で売上UPと信頼を獲得

入社から3年間は関越支店に勤務し、長野、新潟、北関東のスーパーやホームセンター、ドラッグストアなどへの商品提案を行いました。新人の頃は何をどう提案したらいいか、なぜ提案が受け入れてもらえないかが理解できませんでしたが、上司や先輩のアドバイスを聞きながら試行錯誤を繰り返し、化粧品営業のコツを少しずつ掴んでいきました。

セルフ化粧品での営業の特徴は、他社メーカーさんを巻き込んだ提案が効果を上げやすいことにあります。単に「当社の新商品が出たので最上段の棚で展開してください」と言っても自分本位の提案にしかならず、取引先のバイヤーにはメリットを感じてもらえません。ですから、市場では人気だがその店舗ではまだ導入されていない他社商品を同時展開するといった提案は非常に大切です。私はこうした“ミックス提案”を初めて行ったところ採用され、自社商品を含めて大きな売り上げを達成することができました。来店したお客さまが当社の商品を手に取っている姿を見たときは、嬉しかったですね。このような提案は複数のメーカーと取引する代理店を通して行いますが、商品陳列の際は他メーカーの営業担当者と一緒になります。顔を合わせる機会が多いので自然と仲良くなり、プライベートでも交流しています。

入社4年目には仙台支店に異動し、宮城から青森までの広大なエリアを担当することになりました。基本的に仕事の内容は関越支店と変わりませんが、“他社を巻き込む営業”にはさらに力を入れています。例えば、商品を小売店に卸す代理店との関係をより密にするとともに、小売店の新規オープンや改装時の陳列応援には必ず顔を出して他社の営業とコミュニケーションを取っています。さまざまな人との協力関係を強化することで、ミックス提案を成功させてオールウィンを実現しているのです。

支店長に次ぐ古株となった今では、日用品や食品メーカーともつながり、新人歓迎会やフットサル大会などを開いて“仙台コミュニティ”の輪を広げています。このように、新しい仲間づくりや新規顧客の開拓などに積極的にチャレンジできているのは、関越支店でミックス提案を経験したからです。「失敗以上に挑戦が大切」という上司の言葉は本当だったと感じています。
(I.Y.さん)

香港で「グレイスワン」シリーズが急成長!! 現地の人の志向を踏まえ、商品の魅力を訴求

私は昔から化粧品会社に興味を持っていました。当社を選んだのは、少数精鋭でアットホームな環境に魅力を感じたからです。会社説明会では、愛用している「雪肌精」や「サンカット」が当社やグループ会社の商品だったと知って驚きました。自分のお気に入りの商品を作る会社なら間違いない、と思いましたね。

入社後、東京支店で国内営業を2年間経験したのち、現在は海外事業部で働いています。国内営業で印象に残っているのは、2年目に大手のスーパーマーケットを担当した時のこと。化粧品の売り上げが長年横ばいで、これといった打開策も見つからなかったので、取引先企業のさまざまな店舗に毎日足を運んでヒントを探しました。そこで気付いたのが、商品の補充がきちんとできていないということでした。メンテナンスの徹底を提案したところ驚くほど売り上げが伸び、バイヤーも手放しで喜んでくれました。この経験から、基本をおろそかにしないことの大切さを学びました。

海外事業部では現地代理店への提案活動やマーケティング、TVCMの制作など幅広い業務に携わっています。担当しているのは香港とモンゴルで、今年から中国も加わりました。国によって人々が化粧品に求めるものは全く異なります。例えば香港の人の傾向は、“効果主義”です。どんな成分が入っているか、効き目はどうかといったことにシビアなのです。そこで、代理店と協力して当社の「グレイスワン」シリーズを香港アンチエイジング市場の売り上げトップにしようというプロジェクトを立ち上げ、パッケージから中身まで全て香港限定の特注品も開発しました。CMは40~50代の女性に強く訴求するものに作り込みました。2019年12月に発売した「グレイスワン リンクルケア モイストジェルクリーム」が、日本だけでなく、香港のドラッグストアで2021年11月、12月の2カ月の間、スキンケアカテゴリーで売り上げトップ(2022年1月自社調べ)になった時は最高の気分でしたね。

今年からは中国でのEコマースも担当しています。巨大市場での初めての挑戦に難しさを感じていますが、国内営業で培ったコミュニケーション力や現場目線の課題発見力はここでも生かせるはずです。自分を信じて、自分にしかできない提案を行えるように成長し、海外事業部になくてはならない存在になりたいと思っています。
(K.M.さん)

営業で培った提案スキルを武器に、ブランドの育成に全力投球!!

営業活動の中で特に印象に残っているのは、「グレイスワン」の提案です。「グレイスワン」のオールインワンジェルは、私たちが取り組むセルフ業態の中では初めてのシワ改善効果が訴求できるオールインワンジェルだったので、まず来店するお客さまに必要性を認識してもらうことにしました。売場に鏡を置き、ご自分で肌の状態をチェックしていただくようにしたのです。また、私がディスプレイのセンスに自信がなかったこともあり、バイヤーに「店舗対抗の装飾コンクール」も提案しました。これは、作成したキャッチコピーやPOPなどを取引先企業の全店舗で競ってもらうというものです。バイヤーは興味を持って全面協力してくれました。

仙台支店での2年目くらいまではエイジングケア市場が低調で、特にスーパーでは「グレイスワン」が棚の下段に押しやられることもありました。そこで私は、年配のお客さまの目に止まるように、スーパーの化粧品売場にプロモーションスペースを設けて、そこに「グレイスワン」の新製品を陳列することを取引先企業に提案しました。高価格帯の「グレイスワン」なら、演出にスペースを割いても利益が出ます。結果、同商品の売り上げがアップした上に化粧品売場に足を運ぶお客さまが増えました。店内の回遊性が上がったことで、全体的な活気も出たのです。店舗で「グレイスワン」を手に取るお客さまの姿を見るたびに、達成感を噛みしめました。

営業経験を重ねると、ブランドの育成にも取り組んでみたいという思いが芽生えてきました。そんな時、現在の戦略事業部へ異動になりました。戦略事業部では当社ブランド「マニフィーク」のブランディングやマーケティングに従事しています。「マニフィーク」は厳選した自然由来の成分を使い、女性用としても遜色ないクオリティを実現したジェンダーレス発想のスキンケアブランドです。キャンプを楽しむ、サウナで“整う”といった内面的充足を大切にする世代に向け、雑誌広告やリーフレット、SNSなどの多彩な媒体でブランドの世界観を伝えています。何もかも初めての試みなので、PDCAサイクルをしっかりと回して訴求力を高めていかなければなりません。仙台支店で学んだ仕事の組み立て方や、モチベーションの保ち方などが役立っています。
(S.M.さん)

学生の方へメッセージ

私はヘアケアやボディケアへのこだわりが強かったので化粧品会社を第一志望にしていましたが、金融やブライダルなど他の業種の説明会にも足を運びました。100社以上は回ったと思います。いろいろな企業の雰囲気を実際に知りたいと思っていたからです。この経験は、今の営業活動でも役に立っています。皆さんも、企業研究では自分の目と耳を十分に使ってほしいと思います。
(I.Y.さん)

企業研究で最も大切なのは、自分が何をやりたいのかを明確にすることだと思います。仕事は楽しいことばかりではありませんし、福利厚生の面で恵まれていれば働きやすいとは限らないからです。私は「大好きな化粧品に関わる」という点で絶対に妥協しなかった結果、当社と出会えました。自分自身が選んだ仕事なら、どんな困難も楽しさに変わるのではないでしょうか。
(K.M.さん)

営業を志す方は、志望する会社の商品が置いてある店を見て回ると良いと思います。「自分もこんな売り場を作ってみたい」「自分だったらこうしたい」などと感じたことが、自己PRの材料やヒントになるかもしれません。また、売場を見ればメーカーの企業努力も伝わってきます。そのような観点で企業研究を行っていく事も1つの方法ではないでしょうか。
(S.M.さん)

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スケールの大きな提案がしたい、ブランディングを成功させたい、と意欲を燃やす社員たち。支店で現場のニーズを学んだ経験が、大いに役立っていると語る。

マイナビ編集部から

「サンカット」「ジュレーム」「ビオリス」「ソフティモ」など、学生にも身近なセルフ化粧品ブランドを多数手掛けているコーセーコスメポート。企業研究を通じて、「あの商品は同社のものだったのか」と気付く方もいるだろう。業界大手コーセーグループの一員である同社は、世の中のトレンドを掴んで幅広い世代の消費者から支持されている。業界内での存在感も大きい。

今回の取材で印象に残ったのは、社員が自分の考えを実現できる自由な企業文化だ。コミュニティづくりや売場提案、あるいは大胆な仕掛けなど、同社には実にさまざまな“営業のカタチ”がある。それらは、社員一人ひとりのユニークな発想や地道な営業努力から生まれたものだ。各社員に与えられる裁量権が大きいことに加え、コアタイムのないスーパーフレックス制も導入されており、仕事の自由度はさらに高まっている。

個人的には、取材した社員の皆さんの肌が見惚れるほど美しかったことにも感銘を受けた。“キレイ”を追求する環境に身を置くうちに、美意識が自然に磨かれているようだ。

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「体育会系出身で化粧品に馴染みがなかった分、入社後は何もかもが新鮮で面白かったです」と話す人事担当の田中さん。多彩な個性の社員たちが互いを刺激している会社だ。

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