最終更新日:2024/6/1

(株)パル・オネスト

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

薬剤師の可能性を切り拓く!既成概念にとらわれずチャレンジできる理想の環境

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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地域の方々の健康サポートのために、挑戦しつづける

地域の方々に愛される調剤薬局でありたいと、埼玉県南部を中心に店舗を展開してきたパル・オネスト。従来にないアイデアと行動力で新たな事業を切り拓く社員に、その想いを聞いた。

■ 加藤大貴さん
イノベーション事業部 部長
2013年入社
薬学部薬学科卒業

薬剤師として入社後2年間で3店舗を経験し、3年目に薬局長へキャリアアップ。さらに、6年目からはエリアマネージャーとして、3店舗のマネジメントに携わる。8年目に、新事業を生み出すイノベーション事業部を立ち上げ、2022年4月には「PAL CAFE」をオープン。同社の薬剤師の可能性を広げるキーパーソンとして活躍している。

仕事に取り組む上で大切にしていること

「多様な経験ができる環境が理想でした」と話す加藤さん。最新の情報に触れ、最新の設備や考え方を生かして働きたいという想いを持っていたそう。
気持ちよく働ける環境をつくることが薬局長やマネージャーの役割。「PCを使った在庫管理が苦手な店舗があれば、そのシステムの活用法を教えるなどサポートもしていきます」
「お子さまと一緒でも気兼ねなく入れるカフェでありたい。交流スペースも用意し、イベントなども自発的に行えたらいいですね。緩やかに地域になじんでいきたいです」

自ら手をあげ、3年目で薬局長に! 地域の健康づくりをサポートするイベント開催に注力

薬剤師として働いていた家族の影響で、同じ道を目指すようになりました。就職先として当社を選んだ理由は、新しいことに積極的に挑戦する社風にひかれたから。例えば、薬のピッキングをサポートするシステムや薬歴の音声入力システムなど、最先端の設備をいち早く導入している点に魅力を感じました。現場見学の際に感じた雰囲気の良さも、当社を選んだ理由のひとつです。薬局長が薬歴の音声入力システムを披露してくれた際、スイッチを入れ忘れて作動しなかったのですが、それを見た薬剤師たちが楽しそうにツッコミを入れている様子を見て、居心地が良さそうな会社だと思いました。

入社後3カ月間の研修を経て、配属されたのは小児科クリニックの門前薬局。その後、内科・外科病院の門前、幅広い処方せんに対応する駅前にある薬局と、2年間で3つの調剤薬局で経験を重ねました。店舗ごとに、応需する処方箋や求められるニーズ、職場の雰囲気は異なります。また、医薬品の管理に重きを置く薬局長や、スタッフ同士の関わりを重視する薬局長など、上司のタイプもさまざま。早い段階で3つの店舗で働けたことは、自分の引き出しを増やす上で良い経験になりました。

調剤や服薬指導だけでなく、処方箋の薬が患者様に適切かどうかをチェックすることも、薬剤師の重要な仕事です。ある抗生剤を使用している特殊な疾患をお持ちのかかりつけ患者さんに副作用が出ていることに気付き、ドクターに処方する薬の変更を進言。患者さんとドクターとの橋渡し役である薬剤師の存在意義を再確認できました。

当社は、やるべきことをきちんとやった上で手をあげれば、若手にもチャンスを与えてくれる会社です。私は入社3年目のときに、薬局長をやりたいことを伝え、小児科クリニックの門前の薬局長を任せてもらえることになったのです。一般薬剤師として仕事をしていたときよりも数字を意識するなど、経営的な視点で物事を捉えるようになりました。

地域の健康づくりをサポートする、さまざまな取り組みにも積極的にチャレンジ。近隣のフィットネスクラブとコラボレーションし、高齢者の運動機能をチェックするイベントや、管理栄養士による食事相談会を実施したこともありました。若手のうちからやりたいことに挑戦できるのが、当社の大きな魅力だと実感しています。

エリアマネージャーを経て薬剤師の新たな活躍の場を創造する事業部を立ち上げる

入社6年目に、3店舗を統括するエリアマネージャーに昇格。薬局長と連携しながら、複数の店舗のパフォーマンスを高めていく仕事に携わりました。私が特に大切にしていたのは、薬剤師が自分らしさを生かしながら気持ち良く働ける職場づくり。一人ひとりの良いところを見つけ、ほめて伸ばす指導を実践していました。薬剤師が高いモチベーションで働ける環境づくりこそが、品質やサービスの向上につながっていくのです。

複数店舗を見ているエリアマネージャーだからこそ、できることもあります。医薬品の在庫管理に関して、ある店舗の効果的な管理ノウハウを他店舗に共有。その結果、薬剤師1人分の人件費と同額のコストを削減できたことがありました。それぞれの店舗の良いところを吸い上げ、横展開しながら全体のボトムアップを図っていくことが、エリアマネージャーのミッションだということを再確認できました。

エリアマネージャー時代には、新店の立ち上げも経験しました。ゼロからのチャレンジでしたが、薬剤師が働きやすい環境づくりはもちろん、近隣の医療機関との関係性の構築にも注力。医師と薬剤師が信頼し合って協力することが、患者様の満足度につながると考えたからです。そういった取り組みが実を結んだのか、オープンから着実に来局者を増やし、現在では地元だけにとどまらず多くの患者様が来店するようになりました。数字面でしっかり結果を残すことができ、大きな達成感を味わいました。

キャリアを重ねていくなかで、「薬局薬剤師や薬局企業の可能性を広げられる新事業に挑戦したい」という想いが強くなり、自分のアイデアを、上司たちに伝える機会が増えていきました。社会課題の解決に向けて、新しいビジネスモデルを考える外部研修などにも積極的に参加。入社7年目にはエリアマネージャーと兼務で、現在のイノベーション事業部の立ち上げの準備に取り掛かりました。薬剤師に新たな活躍の場を提供することで地域の健康をサポートしていくという新たな事業にチャレンジすることになったのです。

「PAL CAFE」を、地域の健康づくりに貢献できるカフェへと進化させていく

イノベーション事業部のプロジェクトとして、2022年4月に立ち上げたのが「PAL CAFE」です。私の想いを聞いた当時の副社長(現社長)が、地域の活性化をコンセプトとした店舗デザインをする企業との接点をつくってくださいました。それをきっかけに、「カフェ」という私のアイデアが、実現に向けて動き出したのです。

「調剤薬局は待ち時間が長いから、カフェが併設されていたらいいのに」という学生時代に抱いた想いがきっかけだったのですが、事業化にあたっては調剤薬局との併設ではなく、カフェに薬剤師や管理栄養士がいることも強くアピールしないことにしました。その理由は、健康への意識が高い方だけが集まる場所にならないようにと思ったからです。

“地域の方々が気軽に集えるカフェ”というコンセプトのもと、誰もが心地よく過ごせる空間づくりに注力。例えば、小上がりスペースや離乳食メニューも用意し、お子様連れのお客様もゆったり過ごせるよう配慮しました。また、イベントを開催できるレンタルスペースも設置。これまでに、コンサートや、手作りの作品のワークショップ、料理教室など、さまざまな催しが開催されました。

現在、私は「PAL CAFE」の運営を担当し、接客や調理にも携わっています。お客様のニーズに合わせて、健康相談などに乗ることも。自分が中心となって薬剤師の可能性を広げるカフェを軌道に乗せ、そこでお客様が楽しんでおられる姿を見られることがやりがいとなっています。まだまだ集客面では課題が多いのですが、今では定期的に通ってくださるお客様も徐々に増えています。

今後の目標は、「PAL CAFE」を、より地域の健康づくりに貢献できるカフェへと進化させていくこと。そのためにも、行政などとも積極的にコラボレーションし、健康寿命を伸ばすイベントを手掛けていきたいと考えています。同時に収益をしっかり確保し、「PAL CAFE」を事業として確立させることも目標のひとつ。地域の方たちと薬剤師の新たな接点を創出し、地域の健康づくりに貢献できる新たなビジネスモデルとして、こうした拠点が世の中に増えていけば良いなと考えています。

企業研究のポイント

学生時代にやりたいことを見つけることは、そう簡単ではありません。実際に働き始めてから、チャレンジしてみたいことが見つかるケースも多いと思います。そんなときのために、若手がチャンスをもらえる職場かどうかなど、入社後の未来を考えて企業研究を行うと良いのではないでしょうか。

また、目の前にある情報だけを見て優先順位を決めていくと、実際に大学を卒業して働く頃には、状況が変わってしまっている可能性があります。「この会社はどのようなビジョンを描いていて、今後どんな事業展開を考えているのか」といった点に、目を向けることも大事です。

当社の特徴は、しっかりとした経営基盤のもと、調剤薬局の枠を超えて新しいことに積極的にチャレンジしていること。また、薬剤師同士のコミュニケーションがスムーズであるだけでなく、経営層との距離が近く、意見や提案がしやすいオープンな社風であることも大きなポイントです。だからこそ、薬剤師たちは若手のうちから自分らしさを生かして活躍できるのです。

企業研究の際は、是非、「パル薬局」や「PAL CAFE」に足を運んで、そんな当社の社風を肌で感じてみてください。

〈加藤大貴さん〉

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雰囲気が柔らかい社員が多いと話す加藤さん。「人柄がいいんですよね。穏やかな空気の中でしっかり学び、キャリアを積める環境。20代から薬局長を経験する人も多いです」

マイナビ編集部から

「地域の皆さまの健康をサポートする」という理念を掲げ、埼玉県南部を中心に、34の調剤薬局を展開している「パル・オネスト」。「PAL CAFE」を立ち上げた加藤さんの事例からもわかるように、薬剤師の可能性を広げている注目企業だ。ちなみに加藤さんは地域のFMラジオのパーソナリティとしても活躍中。調剤薬局や薬剤師をもっと身近な存在として感じてほしいという想いから、地域の方々に役立つ情報を発信しているという。

同社は、「こういうことをやってみたい」とアピールすれば、それをかなえられるチャンスを与えてくれる社風。さらに、その実現に向けて必要なことを会社が一緒に考え、サポートしてくれる環境なので、薬剤師たちは大きなやりがいを感じながら仕事に打ち込むことができる。

薬剤師の活躍の可能性を広げるイノベーション事業部をけん引する加藤さんのほか、調剤や薬に関する豊富な知識を生かして研修担当として活躍している先輩も。200名規模の会社で、薬剤師の声が経営層に届きやすい環境だからこそ、一人ひとりが理想とするキャリアパスを実現できるのだろう。

「地域の皆さまの健康をサポートする」という理念に共感し、薬剤師としてやってみたいことが明確にある方は、ぜひ「パル・オネスト」の企業研究を深めてもらいたい。常に新たな挑戦を続ける同社でなら、調剤薬局や薬剤師の“未来のスタンダード”をつくっていけるかもしれない。

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調剤薬局という事業の軸は守りながら、地域に貢献できる多様な事業を考えている。その一つがPAL CAFE。薬剤師や管理栄養士の新たな可能性が見えてくる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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