最終更新日:2025/4/22

(株)山梨さえき(セルバ・おかじま)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 食品
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまにとって美味しく、便利に、心地よく利用できる、地域に根ざしたスーパーに

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従業員のアイデアを尊重し、そこにしかない売場でニーズに応える

山梨県を中心に17のスーパーマーケットを運営する山梨さえき。ローカルスーパーとして地域のニーズを満たし、店舗独自の取り組みで多くのお客さまに支持されてきた。その現場で活躍する社員たちの想いを聞いた。

■丸山未来さん
販売部 セルバ河口湖BELL店 グロサリ担当
健康科学部 理学療法学科卒業/2021年入社

■志村竜星さん
販売部 セルバ河口湖BELL店 精肉部担当
法学部 政治行政学科卒業/2022年入社

■塩澤菜月さん
販売部 おかじま七日市場店 青果部担当
人間文化学部 人間文化学科卒業/2022年入社

山梨さえきの魅力

「社員同士のコミュニケーションがフランクで、気負わずに相談や提案ができる環境。他部門と連携した売場づくりなどにもチャレンジしやすいと思います」(丸山さん)
「現在は売場担当の立場ですが、いずれは主任になることを目標としています。必要なスキルを学び、実績と経験を重ねながらキャリアアップしたいです」(志村さん)
「売場のレイアウトだけでなく価格も店舗ごと自由に設定できます。お客さまのニーズに応えつつ、店舗としても利益がでる最適なポイントを探るのが面白いです」(塩澤さん)

挑戦や失敗を繰り返しながら、地域のお客さまも観光のお客さまも楽しめる売場を作っていきたい

理学療法士の資格取得を目指していた学生時代。その過程で実習として働く現場を経験した際、理学療法士の仕事が自分には合っていないように感じて、改めて将来の道を考えることになりました。
私は人と関わることが好きで、山梨という地元が好き。この二つの想いを満たす仕事として、子どものころから通っていた当社のスーパーマーケットに行きついたのです。スーパーに行くことが楽しかった幼少期の思い出から、そんな楽しい場所を作り出す一員になれたらと入社を決めました。また理学療法士とはアプローチが異なりますが、食の分野からも人の健康をサポートできる仕事であることも、魅力のひとつでしたね。

入社以来担当しているのが、グロサリの部門です。当社のグロサリは肉や魚、野菜などの生鮮食品以外すべてを担うので、扱う品数が膨大になることから、複数の社員とパートスタッフがそれぞれに細分化された担当を持っています。
その中でも私が主に担当しているのがお菓子や調味料の部門。特にお菓子は日々新しい商品が発売されるので、新鮮な気持ちで売場に立つことができます。
しかし動きが早い分、流行を見極める難しさもあるので、SNSなどのトレンドをチェックしながらスピード感を持って発注することを心がけてきました。

私が勤務するセルバ河口湖BELL店は立地の場所柄、観光客のかたもたくさんいらっしゃいます。そのため当店では地域性のあるお土産商材もたくさんラインナップ。富士山モチーフやシャインマスカット味のものなど、山梨らしい商品をそろえて街の魅力を多くの方に伝えることも大切にしています。
もちろん近隣に暮らす方のための定番商品を用意することも忘れてはいけません。バランスを考えた売場づくりをしていく難しさを感じ、試行錯誤の毎日です。
できるだけロスが出ないような発注をしていくにも、挑戦や失敗を重ねて売れ行きの傾向を分析していく経験が欠かせないことも気づきました。上司と相談しつつ、自分の提案も交えたラインナップをしていきたいですね。

チャレンジとして仕入れた商品を気に入ってくださったお客さまから「もっと置いてほしい」と言われると、自分の想いが届いたと感じられて嬉しいです。お客さまとコミュニケーションを取りながら、ニーズに商品を揃えることに加えて、新鮮さと楽しさを感じられるような売場にしていけたらと思っています。
【丸山未来さん】

仕事とプライベートのバランスが取りやすい職場。自分らしさを大切にしながら挑戦できる

学生時代にコンビニエンスストアでアルバイトをしていたころから、小売業界に関心を持っていました。特にスーパーマーケットは地域に暮らす方々との関わりも深く、季節やエリア特性に合わせて商品を展開できる面白さがあると感じ、スーパーマーケットを中心に就職活動を進めることに。
若い人が活躍していてやりたいことにチャレンジができる環境を求め、山梨さえきに入社を決めました。

精肉部の仕事は、入社当初からやってみたいと思っていたことです。単純に自分が肉を食べるのが好きだということもありますが、見た目が似ている“肉”でも、商品の見せ方ひとつで売れ行きが変わっていくことに面白さを感じました。また、お客だったときは自分が欲しい商品しか目に入っていませんでしたが、社員として売場を見てみると多様な種類の肉が並び、品種、切り方、価格なども豊富だと気づいたことも、この分野に関心を持ったきっかけです。
精肉部の業務は主に用途に合った商品加工、ウィンナーなど加工品の発注、売場のレイアウト、イベントシーズンの売場企画などがあります。いつ、どんな商品をどれくらい用意するか、精肉という新鮮さが問われる商品を扱うことから、製造や発注のセンスが問われる仕事ですね。

勤務している店舗の周辺は、キャンプ場やコテージなどがあり観光客やレジャー目的のお客さまが多いので、週末はバーベキュー用の商品へのニーズが高まります。その日の気候や気温、前年の実績などを踏まえて、適量を見極めて商品を用意することを意識してきました。調理を簡単にする味付け済みの商品、写真映えするもの、ちょっと贅沢なものなど、お客さまのテンションを上げるような商品も揃えています。
私がお客さまの目の前で肉をカットしてお渡しする切り売りは、セール時の人気イベントとして定着してきました。常連のお客さまから「楽しみにしていたよ」と声をかけられることも増え、当店の商品への信頼が感じられます。

スーパーマーケットというと休みが取りづらいイメージが持たれがちですが、当社では残業も少なく、計画的に仕事をする社風が定着。私は陸上競技の長距離走を趣味にしているのですが、大会参加のためのシフト調整では、従業員のみなさんが協力してくれています。自分の好きなことを楽しみながら、メリハリをつけて働けることもモチベーションアップにつながっています。
【志村竜星さん】

地域の食文化を尊重できるような、お客さまの生活を彩る野菜や果物を見つけ、揃える面白さがある

就職活動で山梨さえきの人事の方と話したとき、山梨という地域に愛情を持っていることが感じられました。地元に関する深い話ができたこともあり、こんな考えを持つ人たちとならきっと楽しく働けるだろう、そう思ったことが入社の理由です。

新入社員は実習としてグロサリ、レジ、青果などいずれかの生鮮食品の3部門の仕事を1ヶ月ずつ経験します。学生時代にスーパーマーケットのレジのアルバイトをしていたのですが、アルバイトでは知ることができなかった仕事の実際を学ぶ機会となりました。商品の陳列や食品の加工など、どんな作業にも理由と裏付けがあることを実習を通じて理解し、この後の仕事への意欲も高まったと思います。
その後正式に配属となったのは青果部。ここは野菜や果物を扱う部門で、品出しや商品のカットなどの加工、発注、そして売場作りを中心にした業務を担当しています。
何を、いつ、どれだけ発注するか。それには前年の発注数や季節の動きを考慮して行うことはもちろんですが、加工の計画までも考えることが大切。売れ行きを左右するのも、季節やイベント、流行などさまざまな要因があるので、自分の中で発注数を決定するための情報の引き出しを増やしていく必要性も感じています。
ロスも不足もない、そんな発注ができたときは自分の成長が見えて嬉しいですね。

当社では地産地消として、地域の農家の方が野菜や果物を直接持ってきて、販売できるコーナーも用意しています。このコーナーを楽しみにしているお客さまも多いので、スーパーマーケットとしての売場と農家の方の直売コーナー、両方のバランスを取った売場づくりも意識していきたいです。
さらに当社ではプライベートブランドの野菜もあり、お客さまから「これが美味しいのよ」と声をかけていただくこともあります。お客さまの生活を彩る、いい商品を提供できている喜びを感じながら仕事ができるのも、山梨さえきで働く魅力です。

青果部ではどこに何を置くのか決められたマニュアルはありません。店頭でお客さまの流れを考えながら、自由にレイアウトを作っていくことに難しさと面白さがあります。
主任も私の挑戦をサポートしながら見守ってくれるので、今は商品を置く場所、数、パッケージのサイズなどいろいろ試してデータを集めているところ。こういった経験が自分の力になっている手応えがあります。
【塩澤菜月さん】

学生の方へメッセージ

山梨さえきは地元に根付いた中小企業です。社員にも山梨出身者が多く、地域に貢献したいという思いを持っていることも当社の特徴だと感じています。
スーパーマーケットは、“食”という生活になくてはならない分野で、人に関わっていくことに喜びとやりがいを感じられる仕事です。お客さまにはポジティブな対応で向き合い、明るく元気な声でご挨拶をすることに始まり、日々のお買い物を通じて信頼を積み重ねることでコミュニケーションが生まれていきます。お客さまと店舗の従業員という関係は変わりませんが、フレンドリーな交流によってその地域に暮らす方々の本当のニーズを掴み取ることもできます。

当社では17のスーパーマーケットを運営していますが、店舗ごとの独自性を大切にしています。例えば大学の近くにある店舗では、大学生の生活をサポートするような売場づくりを実施し、新生活に不安な方々から好評の声をいただいています。この売場づくりのアイデアを提案したのは、当社の新入社員でした。
このようにキャリアに関係なく、挑戦してみたいことがあれば発言し、理にかなっていれば実践していける。そんな自由な風土があるのです。
お客さまのために自分は何ができるのか、どんな売場、商品、サービスがあればお客さまが喜んでくださるのか。その視点で積極的にアイデアを発信し、周りを巻き込みながら行動したいという意欲が活かせますよ。
【管理部 笹ひとみさん】

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従業員の幸せがあってこそ、企業に価値が生まれるという考えを持つ同社。社員が互いを尊重しあいながら気持ちよく働くことが、地域社会の発展に貢献することにつながる。

マイナビ編集部から

地域密着型のスーパーマーケットとして、山梨県とその周辺に暮らす人々の充実した食文化に貢献している山梨さえき。『セルバ』『おかじま』ふたつのブランドの店舗を運営し、山梨県に16店舗、静岡県に1店舗を展開してきた。
土地に高低差があり、気温や気候、食文化も異なる山梨県、その地域性を理解したローカルスーパーとして、店舗ごとの独自性を重視した商品のラインナップやイベントを実施していることも特徴といえるだろう。
若手社員が発案した企画を行ったり、商品の仕入れにも現場の意見を取り入れやすい環境があるため、社員がやりがいを持って仕事を楽しんでいることが、今回の取材からもうかがえた。
地域密着型のスーパーマーケットであるため、お客さまとの距離も近く、リアルなニーズを素早くキャッチしながら店舗づくりをしていけることも、積極的に現場の社員が意見を出しやすい理由のひとつなのではないだろうか。

入社後の3ヶ月の実習期間中は、先輩社員がメンターとして新入社員をサポート。交換ノートを活用して本音を伝え合いながら、徐々に仕事への不安を取り除いていく取り組みも行っているという。
加えて同社は、連休を取りやすいような連続休暇制度の導入も開始し、厳しい環境にあると思われがちな小売業界における働き方の改善も積極的に実施。
社員が仕事とプライベートを楽しむことも、地域への貢献と位置づけ支援する温かな社風が感じられた。

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食に関わることが好き、山梨が好き、そして人の暮らしを支えることに喜びを感じる。そんな気持ちを持つ社員たちが、個性を活かして活躍できる社風だ。

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