最終更新日:2024/6/7

(株)ツルハ【薬剤師職】(調剤薬局ツルハドラッグ/ツルハグループ)

業種

  • ドラッグストア
  • 調剤薬局

基本情報

本社
北海道

取材情報

先輩100人100の就活

キャリアの積み方は自分次第。様々な角度から会社全体を支えるツルハの薬剤師

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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希望休を取れる環境や、やりたいことを言える社風も魅力

ドラッグストア併設型の調剤薬局の出店を進めているツルハ。薬剤師として活躍する先輩たちに、薬剤師を目指すようになったきっかけや就活中に取り組んだこと、同社を選んで良かったことなどを聞きました。

【写真左】
■一般薬剤師/若井 光(2023年入社)

【写真中央】
■一般薬剤師/小林 亮太(2023年入社)

【写真右】
■薬局長/土田 徹平(2020年入社)

学生時代の過ごし方

「勉強に加えて、日本全国やヨーロッパ・アジアなどの海外旅行も楽しみました。特に日本各地の魅力を知ったことで、どの地域の出身者とも会話が弾むように」(若井)
「1年生の頃から先のことを見据えて、4年生までは薬学の勉強に励みました。その甲斐あって、5年生から余裕を持って就活などに取り組めました」(小林)
「薬学生時代は、軽音楽部に所属してライブも開催しながら、楽しい6年間を過ごしました。勉強も大切ですが、学生時代にしかできないことも楽しんでください」(土田)

就活はスケジューリングが大事。様々な仕事に取り組める機会があることも決め手に

■薬剤師を目指すようになったきっかけ
子どもの頃から生物と化学を学ぶことが好きでした。その両方の研究に取り組めると思い、高校卒業後は薬学部に進学しました。薬剤師になるための勉強がとても面白く、学ぶことを楽しいと感じる私にとって充実した6年間を過ごすことができました。

■就活のスケジュールと選考対策について
4年生までは総合職か薬剤師で迷っており、まずは総合職の就活でも対応できるように、4年生の冬にグループディスカッションのある就活生向けセミナーに参加。そこで様々な企業を比較検討する中で、せっかく薬剤師の資格を取得するのだから、薬剤師として就職しようと思いました。それから5年生の夏に、ツルハを含めて5社のドラッグストアのインターンシップに参加しました。この頃、平日の薬学部の実習と並行しながら休日のインターンシップに参加するなど、効率の良い就活のスケジュールを心がけていました。エントリーシートの対策は、身近な人に添削をお願いするなど、周りの力を借りながら取り組みました。

■ツルハドラッグを選んで良かったこと
ツルハのオンラインインターンシップに参加し、「ここなら薬剤師として働ける上に、総合職のように、様々な仕事にチャレンジできる機会がある」という部分に惹かれました。休日に関しても、ツルハはしっかり希望休を申請でき、シフト制ならではの平日連休も取得できるので、とても働きやすい環境です。

■現在の仕事内容と面白さ
薬剤師として名簿に登録されるまでは、調剤補助や事務仕事のサポートなどを行っていました。現在は登録が完了し、保険調剤薬局で働くための保険薬剤師の登録を待っている段階なので服薬指導はできませんが、OTC医薬品の販売は行っています。国家試験のために学んできたことと異なる薬の使い方を学べるのも面白いですね。まずは一人前の薬剤師を目指して日々の業務を頑張り、チャンスがあるなら、人材の教育などいろいろな分野に携ることが目標です。

一般薬剤師/若井 光

就活では企業・病院・調剤薬局などを比較検討。熱い想いを持った人々に惹かれて入社

■薬剤師を目指すようになったきっかけ
私の場合は、母と姉が医療従事者という環境だったこともあり、その影響で昔から医療関係の道に興味を持っていました。また、祖母が重病を患い、病院で薬物治療を受けていた際に副作用で苦しむ姿を見ていたので、祖母のような人たちの役に立ちたい!という想いから、薬剤師を目指しました。

■就活のスケジュールと選考対策について
「嘘偽りなく、ギャップが少なく、自分に合っているかどうか?」を就活の軸として取り組みました。具体的なアクションを起こしたのは4年生の頃。まずは製薬会社のMRに興味を持ち企業研究を進めました。MRもとても魅力的な職種でしたが、せっかくなら薬剤師の資格を生かせる仕事に就きたいと思ったのです。また、同じく4年生の頃、「核酸医薬」を研究する研究室の配属になり、その面白さに惹かれて大学病院の病院薬剤師として研究をしながら働く道も検討しました。ですが、とにかく色々な就職先を見ないと自分がやりたいことが見えてこないと思い、5年生の9月頃に様々な調剤薬局やドラッグストアの説明会に参加し、比較検討した際にツルハと出会ったのです。エントリーシートの対策は、大学のサポートなどを積極的に活用し、実際に企業へ送る場合は教授に添削をお願いしました。

■ツルハドラッグを選んで良かったこと
楽しそうに働いている人が多いこと。そして、「日本一の薬剤師集団になろう」を合言葉に、熱い想いを持った人たちが活躍している部分に惹かれて、「自分もここで働きたい!」と思いツルハを選びました。入社して2ヵ月ですが、人事に興味を持っているため、学生さんと関わる機会をいただけたことも嬉しいですね。

■現在の仕事内容と面白さ
私も同期の若井さんと同じように、保険薬剤師の登録を待っている段階です。OTC医薬品の販売を通して、いろいろなお客様と関わることができるのが面白いですね。積極的に質問をすると、薬局長や先輩薬剤師さんが、どんなに忙しい時でも優しく教えてくださるので、とても勉強になります。将来的には薬剤師の仕事と人事の仕事を並行して行い、学生さんたちをサポートしていきたいです。

一般薬剤師/小林 亮太

ワークライフバランスを軸にツルハへ入社。薬学生との関わりもやりがいに

■薬剤師を目指すようになったきっかけ
高校時代までは自分が将来、何になりたいのか分かりませんでした。私の家族は全員が医療職に従事していたので、無意識のうちに医療職を意識していたのでしょう。父親と進路について話し合った時に、薬剤師になりたいという気持ちが芽生えました。そして、高校卒業後は地元の愛知県を出て、新潟県の大学の薬学部へ進学しました。

■就活のスケジュールと、初めに病院薬剤師を選んだ理由
6年生の4~5月くらいに学内の企業説明会に参加して様々な企業の話を聞き、6月には新潟の調剤薬局の見学に行きました。企業・調剤薬局・病院で悩んでいた時に、宮城県の病院で勤務している同じ大学の先輩から、「うちに来ないか?」と誘っていただき、幅広い業務を経験できる病院薬剤師として働き始めました。

■調剤薬剤師に転職した理由や、ツルハドラッグで働く魅力
病院薬剤師の頃は、医師と一緒に病院を回診し患者さんとお会いして、検査値やバイタルサインなども確認できたので、処方した薬がどのように効くのかを学ぶことができました。ですが、薬剤部長を務めていたこともあり、休日でも緊急時に備えて、1時間以内に病院に来られる場所で過ごすのは大変でした。私の子どもが産まれるタイミングで、ワークライフバランスなどを考えてツルハへ転職。ツルハドラッグは、東北に非常に店舗が多く、店舗間の異動があっても、自宅から通える範囲での異動で済むという部分が決め手になりました。また、待遇面が良くなるとプライベートがおろそかになることが多い傾向があると思いますが、ツルハの場合は“いいとこ取り”。待遇も良く、自分の希望休も取得できます。さらに、ドラッグストアでありながら調剤薬局と変わらない業務を担当でき、処方箋なしで買える第一類医薬品や要指導医薬品も販売しているため、お客様とのコミュニケーションが活発な部分が魅力ですね。

■現在の仕事内容とやりがい
2022年6月から薬局長として、調剤業務から管理業務、店舗運営業務まで幅広く携わっています。見学店舗に勤めているため、頻繁に薬学生が見学に訪れることが多く、学生の皆さんから良い刺激をもらっています。各社様、このように見学できる機会を設けていると思うので、ぜひ積極的に参加してくださいね。

薬局長/土田 徹平

企業研究のポイント

薬剤師が活躍できる場所は、病院や調剤薬局のみならず、製薬メーカー、卸会社、公務員などたくさんあります。学生の皆さんは、企業研究を進める際に、どのようなポイントを見ていますか?おそらく「薬剤師として、どういう働き方や何ができるか」という部分を重視している方が多いのではないでしょうか。もちろん、それも大切ですが、私がぜひチェックしてほしいと思うのは「この先、会社として生き延びていけるのか」という部分です。

近年、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化しており、薬剤師がもらえる調剤報酬の金額も変化しています。そのような環境下で、会社としてどのように売り上げをアップしていくのか。そして、そのためにどのような取り組みを行っているのかは、とても大切です。また、調剤薬局やドラッグストアは、M&Aや業界再編の動きが続いています。30年後、40年後も安定して働ける企業か、会社の規模や安定性、経営ビジョンもしっかりチェックすると良いでしょう。

「病院や調剤薬局に比べて、ドラッグストアは知識やスキルが身につかないのでは?」「薬剤師らしく働けない上に、休みも取りにくいのではないか」と思っている方がいるかもしれません。実はそうではいことを知って欲しいですね。まずは、インターンシップや説明・見学会へ積極的に参加して、実際に職場の雰囲気やそこで働く人々の話を聞いてみてください。

人事担当/筑後 裕貴

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「ツルハではシフト制で希望休が取れ、産休・育休後に、時短で働く社員も活躍しています。企業研究の際には、働く環境の良さも確認してみてはいかがでしょうか」(筑後)

マイナビ編集部から

私たちの生活の身近にあるドラッグストア。調剤薬局以外にも食品、日用品、化粧品などを扱う業態は、集客力の高さや安定した経営が特徴といえるだろう。その中でもツルハは、全国に約1400店舗を展開する業界大手の会社だ。

ツルハでは、規模が大きくなっても地域に密着する姿勢を大切に、対面のサービスやカウンセリングには力を入れているという。さらに調剤の現場では調剤機器を積極的に導入し、近頃では服薬指導を手助けするツールや、電子薬歴によって業務を効率化。ヒューマンエラーを防ぐと同時に、対人業務の時間を確保しており、このように設備投資ができるのも、安定成長を続けているからだといえるだろう。

同社では2024年5月までに、店舗数3000店・売上高1兆円という目標を掲げている。調剤薬局を併設した店舗もさらに拡大する計画となっており、今後薬局長などの役職に就くチャンスも増えそうだ。

今回取材した3名には、それぞれが思い描くキャリアビジョンがあり、薬剤師としてだけではなく会社に貢献する社員としての気概を感じた。枠にはまらず様々なことにチャレンジしたいと考えているならば、ツルハの企業研究を深め、その理念・信念に触れてみても良いのではないだろうか。

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勤務地、キャリアプラン、業務以外にやりたいことなど、社員の希望が形になるようにバックアップしてくれる。会社と現場のコミュニケーションがしっかり取れている企業だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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