社会福祉法人秀峰会

小規模多機能のケアワーカーとして働いています。小規模多機能とは正式には小規模多機能型居宅介護といい、ご利用者やそのご家族の要望・ニーズに合わせて『通い』『宿泊』『訪問』を組み合わせて支援することができるサービスです。

この仕事で印象に残っているのは「別れ」です。悲しさや侘しさといったマイナスの感情を思い浮かべることが多いですが、そうとも限りません。抽象的ではありますが、必ず心に響く瞬間になると思います。

最大の決め手は歴史の長さです。介護保険制度は2000年から国で始まりましたが、秀峰会はそれ以前から地元密着の高齢者支援を行っています。想いはありながらも知識や経験がなかった私にはすごく目を引くものがありました。

立場や役職・資格取得というものを考えていくのは当然ですが、それよりもより豊かな人格形成が一番かと思います。ご利用・職員・地域の方と信頼を築くこと。自分の思ったことや発言したことをしっかりと形にできること。職業人としてよりも大事にしていきたいと考えています。

就職活動に注力することも大事ですが、学生の皆さんには学生生活でしかできないことを今のうちに経験しておくことをお勧めします。就職してから時間がなくてできないからではなく、学生でなければできないことがたくさんあるからです。残りの学生生活を充実した時間をお過ごしください。