最終更新日:2024/6/1

(株)タクミインフォメーションテクノロジー

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • 受託開発
  • シンクタンク・マーケティング・調査

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

統計解析ソフト“SAS”のスペシャリストとして、お客さまの高い期待に応えつづけたい

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

PHOTO

統計解析の技術で社会に貢献する

統計解析の技術とICT(情報通信技術)を融合し、顧客からの高い信頼を獲得してきたタクミインフォメーションテクノロジー。代表取締役と先輩社員から、同社の事業内容や仕事について、話を伺った。

データサイエンス部 解析エンジニアグループ
櫻井 咲希さん/2019年入社 薬学部卒

医薬開発部  CDISCサポートグループ
渡辺 裕貴さん/2021年入社 経済経営学部卒

代表取締役
佐藤 耕一さん

タクミインフォメーションテクノロジーは、こんな会社です

「フレンドリーで穏やかな社風の会社です。リモート勤務になった現在、会社の仲間とはオンラインでアイドルやゲームの話をして盛り上がっています。」(櫻井さん)
「統計解析やSASの非常に高い専門知識を持った先輩が多い会社です。分からないことは何でも教えてもらいながら、一人前のSASエンジニアに成長できます。」(渡辺さん)
「終身雇用制度を維持しつつ、プロとして独立しようという社員を支援しています。高い技術力だけでなく、経営者感覚を持った人材を育てていきたいですね。」(佐藤代表)

自分が治験に携わった医薬品が世の中の役に立つことに、大きな喜びを感じています

私は薬学部の出身。就職活動では製薬会社や、新薬開発時の治験を受託するCROと呼ばれる業態の企業などにエントリーしていました。そんな中、出会ったのがタクミインフォメーションテクノロジーです。説明会に参加してみたところ、穏やかな人の多いとてもアットホームな社風であることや、この会社なら自分も新薬の開発に関わることのできる可能性があることを知り、入社を決意しました。とはいうものの、学生時代にはプログラミングの経験は皆無。不安を抱えての入社でしたが、3カ月の新人研修と配属後のOJTを通じて、少しずつSASを使いこなせるようになっていきました。

研修終了後は1年ほど自社内のチームに所属し、治験のための統計解析を担当。先輩社員のアシスタント役のような仕事を通じて、SASのプログラミングや統計解析の知識を身に付けました。入社2年目以降は大手の製薬会社に常駐。自社の先輩2名と一緒に、お客さまから依頼されるデータの解析を行っています。薬学部出身の私にとって、製薬会社で新薬の開発に携わるのは夢でしたが、現実にはかなりハードルが高いのも事実。しかし今私はSASエンジニアとして製薬会社で働くことができており、現在の仕事や環境にはかなり満足しています。

統計解析は非常に奥深い仕事。私はまだ若手ということもあり、お客さまと話し合って統計解析の手法を選択したり、複雑なプログラムを組んだりすることまではできていません。一方、学生時代に学んだ知識のおかげで、新薬がどんなものなのか、どんな治験が行われているのかなどが理解できることは、かなり仕事の役に立っていると思います。

コロナ禍の始まった2020年からは、完全なリモートワークの状態。上司や先輩とはオンラインで連携しながら、自宅で業務を進めています。自分である程度スケジュールが組めるため、残業はほぼゼロ。統計解析の今後の可能性の広がりとともに、こうした働き方ができることは、非常に時代性に即した仕事だと実感しています。この先の目標は、SASプログラミングの技術だけでなく、さまざまな統計解析の手法を身に付け、高度な依頼にも対応できるようなエンジニアに成長していくこと。自分が統計解析を手掛けた新薬が発売され、お医者さまや患者さんに喜ばれているという話を聞いたときなどには、大きな喜びを感じられる仕事です。
(櫻井 咲希さん)

統計解析とプログラミング。自分の得意分野を生かして働くことのできる会社です

私は学生時代、さまざまな統計解析の手法を研究するゼミで学んでいました。数学などが好きだった私にとっては、統計解析や、解析のためのプログラムの作成はとても面白い分野でした。しかし、こうした知識を仕事に生かせる会社はそれほど多くありません。そのため、就職活動ではメーカーの営業職などにエントリーしていました。そんななか、ある就職活動サイトで“あなたにお勧めの会社”として提示された企業のひとつがタクミインフォメーションテクノロジーだったのです。統計解析の知識を生かすことのできる会社があることに驚き、まずはインターンシップに参加してみることに。そこで詳しい事業内容や、穏やかな社風などを知り、ぜひこの会社で働きたいと思うようになりました。

しかし、私が当社に入社したのはコロナ禍の真っ最中。入社式も新人研修もオンラインで行われ、実際に出社したことは数回しかありません。学生時代は他の解析ソフトを使っていたため、SASに触れるのは当社に入社してからが初めて。しかし、充実した研修のおかげで、比較的スムーズにプログラミングにも慣れることができました。現在、私が所属しているのはある製薬会社の依頼を受け、治験データの統計解析を行っているチーム。先輩や上司とオンラインでコミュニケーションを取りながら、仕事を進めています。

苦労しているのは薬学の専門用語や、英文の資料に触れる機会が多いこと。分からないことは何でもすぐに先輩に質問できる環境ではあるのですが、オンラインということもあり、相手が今、私の相手をしていられる状態かどうかが分からないのが難しいところ。しかし、私からの質問には先輩方が丁寧に対応してくれています。これからは仕事を通じて多くの経験を積み、統計解析やSASのプログラミングスキルと、治験や創薬の知識を身に付けていきたいですね。

私は社会人生活がいきなりリモート勤務でスタートしてしまったため、現在の働き方に慣れてしまったというのが正直なところ。しかし、同じ会社の仲間と直接会って、コミュニケーションを交わしてみたいとも感じています。コロナ禍の今、私たちの働き方がこの先どのように変わっていくか分かりませんが、状況が落ち着いたらもっと頻繁に出社して、仲間たちと交流を深めていきたいですね。
(渡辺 裕貴さん)

大量のデータを俯瞰的に分析し、未来を予測する統計解析の専門企業です

皆さんは統計解析という技術をご存じでしょうか。これは大量のデータを俯瞰的に分析することで、全体の傾向を把握したり、特定の事象が起きている理由を探ったりする手法のことです。消費者の動向を分析して売れ筋の商品を探す、効果的な販売方法を推測するといった使い方ができます。また医薬の分野では開発中の薬品がどんな身体特徴を持つ人に効いたのか、副作用はなかったかを調べる、治験というプロセスにも用いられています。

統計解析では大量のデータを分析するため、専用のソフトウエアが必要。その世界的なデファクトスタンダードとなっているのが、米SAS Institute社が開発している解析ソフト“SAS”です。タクミインフォメーションテクノロジーは、このSASを使ったサービスの提供やシステムの開発を行っている企業です。SASを使って精密な統計解析を行うためには、プログラムを作成する必要があるため、当社の社員はSASエンジニアとして、さまざまな業務に携わっています。私たちが手掛けている業務は、お客さまから「このデータを解析してください」という依頼を受けて結果をお出しすることと、お客さまが自分で統計解析を行うためのツールを開発し、システムとして納品することの両者。また取引先は、半数が製薬業界、半数が金融、保険、通信、流通などあらゆる業種に広がっています。

私は、この先、プログラムを書くだけといった仕事は、早い段階でAIなどに置き換わっていくのではないかと考えています。これからの時代に求められるのは、人間にしかできない仕事をしているエンジニア。だからこそ私たちが目指しているのは、お客さまに「こんな解析結果になりました」とお伝えするだけでなく、「こんな結果が出たので、こうした戦略を実行すると良いと思います」というコンサルテーションができる存在に進化していくこと。組織の拡大や売り上げアップだけを目標にするのではなく、企業としての存在価値をもっと高めていきたいと考えています。

タクミインフォメーションテクノロジーはエンジニアとして、統計解析の専門家として、高度な技術と経験を身に付けることのできる会社。きっと、大きなやりがいのある仕事と出会うことができるはずです。
(代表取締役 佐藤 耕一さん)

企業研究のポイント

櫻井さん/私が就職活動の時に重視していたのは“どんな仕事をするか”よりも“どんな人たちと働くか”。タクミインフォメーションテクノロジーはとても人柄の良い先輩が多く、アットホームな雰囲気の会社だったことに魅力を感じて入社を決めました。こうしたことはインターネットの情報からは分かりません。状況的に難しいかもしれませんが、説明会に足を運んだり、社員からの話を聞いて、職場の雰囲気を感じながら、企業研究を進めると良いと思います。

当社の場合、新人研修がとても充実しているため、特別な知識や経験がなくてもSASエンジニアを目指すことができるのも魅力。私自身、プログラミング経験ゼロでの入社でしたが、今ではエンジニアとして働くことができています。

渡辺さん/企業研究のやり方について、不安を感じている方もいると思います。インターネットで手当たり次第に情報を集めているうちに、それに振り回されることもあるかもしれません。企業研究を行う上では“どんな事業をしている会社なのか”“どんな考え方を持っているのか”といった会社の根幹となる部分に注目して、そこから情報収集の範囲を広げていくといいと思います。

大切なのは、自分がその会社で働いている姿を想像できるかどうか。内定獲得がゴールではなく、そこからが社会人生活のスタートなのですから。

PHOTO
フレンドリーで働きやすい風土があるのもタクミインフォメーションテクノロジーの魅力のひとつ。社員の成長と満足を第一に考える企業だ。

マイナビ編集部から

前職で培ったSASエンジニアとしてのキャリアを活かし、佐藤社長がタクミインフォメーションテクノロジーを設立したのは1997年のこと。以来、20年以上に亘って多くの取引先の信頼を獲得しながら、統計解析とSASの専門企業としての成長を続けてきた。

現在はSAS Institute Japanのパートナー企業として、製薬、銀行、製造、流通、官公庁などの幅広いクライアントから依頼された統計解析をおこなうとともに、医薬品開発におけるデータ分析に用いられる自社パッケージソフトも開発。SASのスペシャリスト企業として、多くのクライアントの信頼を獲得している。
また、社内にSASのスペシャリストが多いことから、システム開発未経験者への教育は充実している。SAS以外にRやPythonなどの言語も推進しており、エンジニアとしてのスキルを身につけ、データ分析の面白さを突き詰めたいと思う人には魅力的だ。

同社は社員に対して大きな裁量権を与え、自由に働くことのできる風土を持つ企業。ITという業界の中で専門性の高い技術を身に付けたいと願う人材はもちろん、社員に対してフェアで、働きやすい社風の会社を探している人材にとっても、大きな魅力を持った企業だと感じた。

PHOTO
プロジェクトによって、出社しての勤務もしくはリモート勤務となる。社員が働きやすい環境を整えることに柔軟に対応できる姿勢を持っている

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)タクミインフォメーションテクノロジーの取材情報