最終更新日:2025/4/21

(株)ネクスコ・エンジニアリング東北【NEXCO東日本グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 道路管理
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 通信・インフラ
  • 機械設計

基本情報

本社
宮城県

取材情報

研修・教育について伝えたい

職種、年次、ポジションに合わせた継続的な研修と資格取得支援で成長をバックアップ!

PHOTO

高速道路の安全・安心・快適・便利を届ける専門家を育成する

高速道路の点検・保全を通じて、物流・観光・医療や災害時の支援に貢献するネクスコ・エンジニアリング東北。人財部研修課の担当者に、社員のスキルアップを支えるための制度、職場の雰囲気等について伺った。

■相澤 範明さん(写真左)
企画本部 人財部 研修課 課長 (1996年入社)

■大沼 千容さん(写真中央)
企画本部 人財部 研修課 係長 (2001年入社)

■高橋 叶さん(写真右)
企画本部 人財部 研修課 (2024年入社)
※「高」の字は「はしごだか」表記となります。

実践的な研修を通して、実務能力を身につける!

【ビジネスマナー研修】社会人としての基本の「き」を習得する研修。挨拶・名刺交換・電話対応、上司・先輩からの業務の受け方等、実践形式を交えて学んでいく。
【フルハーネス研修】高所作業を行う際に、労働安全衛生法で義務付けられているフルハーネス型安全帯(墜落防止用器具)の装着、点検、使用法等実習を通して学ぶ。
【安全教育研修】高速道路上でのパトロールの際に、事故や故障車を発見した場合の対応、落下物の回収方法等、安全にかつ的確に対応するために必要となる知識を学ぶ。

【相澤さん】入社後から始まる研修で業務知識を身につけ、配属先でのOJTと並行してフォローアップを実施

■新入社員から管理職まで各種研修を実施
当社は、NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)のグループ会社の一員として、東北エリアの高速道路の道路構造物の点検・診断や道路設備の保全を行っています。いわば、高速道路の専門家集団として必要になる知識・技術力を身につけるとともに、社員一人ひとりが成長し、活躍できるよう新卒者から管理職まで、年代や職種に応じた研修を実施しています。

■グループ会社からも同期が集う合同新入社員研修
新入社員についてはまず、4月の第1週に新入社員研修を実施。社会人として必要になるビジネスマナーや、会社の規程、各部署の業務内容等を学びます。それが終わると、第2週にはNEXCO東日本エンジニアリング内のトレーニングセンターに赴き、合同新入社員研修に合流します。ネクスコ東日本のグループ会社4社の新入社員が一堂に会し、高速道路に関する基礎知識等を学びます。土木職・施設職・事務職それぞれの実務に直結する基礎が身につくとともに、多くの同期との交流はこの時期しかできない貴重な体験です。

■先輩も同時に学ぶ、OJT研修
合同新入社員研修が終わると、配属先でOJTによる現場に即した指導が行われます。OJTは、新入社員と年次の近い入社2、3年目の社員が担当しますが、その先輩自身もまだ若手のため、並行して指導方法やコミュニケーションの取り方等について研修を行っており、一緒に学びつつお互いに成長を目指しています。また、ベテランの先輩や役職者も役割を分担して指導を行い、チームで社員を育てるという考えのもと成長をサポートしていきます。

■メンタル面のサポートも行うフォローアップ研修
入社して半年間は、毎月1回数日をかけて様々な内容の研修を行います。また、フォローアップ研修を半年後、1年後のほかに、入社2年目、3年目を対象に行っています。業務における自分の役割を再認識したり、悩みや困りごとを共有したりしながら振り返りを行うほか、コミュニケーション能力を身につけるための実習等も実施。メンタル面のサポートにも力を入れています。それらと並行して、土木職・施設職については専門技術研修が随時行われているほか、安全衛生教育、RCCM・技術士等の資格取得に向けた研修、等級に応じた階層別研修、定年退職後のライフプランを支援する研修等も実施。安心して働ける風土づくりにも取り組んでいます。

【大沼さん】高速道路で業務を行うために必要な資格を、計画的に取得できるようサポート&受験費用を補助

■高速道路で業務を行うため必要な資格の取得を全面的にサポート
NEXCO東日本との協定で業務を行うためには、各職種で取得が必須となる資格があります。しかし、現場でのOJTが始まりその合間に定期的な研修があり、さらにまだ仕事に慣れない中、個人で勉強するのはなかなか大変です。そのため当社では、研修・勉強会の実施や経済的な支援を行い、資格取得を全面的にサポートしています。

■的確なタイミングで学習し、受験できるようアナウンス
資格試験を受験するためには実務経験が必要となるものが多くありますが、入社1年目からでもチャレンジできる資格もあります。職種ごとに異なる資格の受験要件を考慮しながら取得時期をアナウンスし、計画的に資格を取得できるように的確なタイミングで学習・受験できるようにバックアップしています。

■有資格者が講師になる社内研修を業務時間内に開催
資格取得に向けた学習の支援として、ベテランの有資格者が講師となって教える社内研修も開催しています。どのような方法で勉強したかといった先輩の体験談等も語られるので、学習の参考にすることができます。専門的な内容に関しては外部の講師を招いたり、専門機関が東京等で開催する研修に参加するケースもあります。社内研修は業務時間内に行うので、無理なく学ぶことができるほか、オンラインの研修も増やしており、遠隔の事業所にいても積極的に受講することができます。

■受験費用の補助&資格手当の支給。事務職も同様の制度を導入
こうした資格取得にかかる受験費用は、受験料だけでなく試験会場が遠方にある場合には交通費、宿泊費も会社で補助しており資格手当も支給しています。事務職においても、簿記検定や秘書技能検定といった、スキルアップにつながる資格の取得を推奨しており、同様に受験費用の補助、資格手当の支給を行っています。また、当社として高度資格に位置付けている技術士、RCCM、コンクリート診断士、高速道路点検診断士については受験対策セミナーも実施。高度な技術者を目指せる環境です。

【高橋さん】エリアを超えた仲間づくりができる研修に感激。コミュニケーション活発な職場で成長を目指す!

■入社時の不安を解消してくれた1週間の新入社員研修
交通インフラに興味があったことと、地元の東北地方に貢献できる仕事に就きたいと考える中、その思いにマッチしたのが当社でした。とはいえ、現場でどのような業務を行っているのか、また、社会人としてどうあるべきかもわからず不安なことばかりでしたが、入社の翌日から1週間にわたる新入社員研修を通して、解消されていきました。ビジネスマナー等の基礎知識のほか、各部署の業務についても知ることができました。

■広いエリアに仲間ができた! 新鮮だった合同新入社員研修
入社2週目からの合同新入社員研修では、高速道路の基礎知識を学んだほか、職種ごとの研修で事務職は経理・財務の一般的な知識を中心に学びましたが、そこにほかのグループ会社の同期社員が集まったことが新鮮でした。広いエリアに仲間ができると思うと嬉しかったですし、何かの機会に関わることがあるかもしれないと考えると楽しみでもありました。また、入社から半年間の間に毎月行われる研修は、グループ活動やワーキングを通してビジネス文書の作成やプレゼンテーション等を学ぶ実践的な内容が中心でした。

■話しかけやすく、気さくに声をかけてくれる上司・先輩
現在、私が担当している業務は、まさにその社内研修の事務局。各種研修の計画・準備・運営を行っています。つい最近まで、研修で学んでいたという経験が役立っていると感じますし、そこで身につけた知識と業務に活かせています。とはいえ、研修業務は一人で進められる仕事ではなく、課のメンバー同士が常にコミュニケーションを図りながら進めています。上司、先輩ともにとても話しやすく、また、気さくに声をかけていただけるので、安心して業務に取り組めています。

■様々な業務を経験し、スキルアップしていきたい
研修を行う際は、講師の方と研修内容の調整や会場の手配、当日の運営等多くの準備が必要になります。当初は、業務の優先順位のつけ方に難しさを感じました。まだ試行錯誤の部分がありますが、全体の流れをつかめるようになった点は、成長できたのかなと感じます。研修のほかに庶務業務も担当しており、金銭に関わる業務もあるため、日商簿記3級の取得も目標にしています。将来は総務、経理、労務等も経験し、事務職としてスキルアップしていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

私は、当社に就職して早いもので30年近くになります。入社以来、主に高速道路の点検、老朽化等に関する調査・検討を行う土木職として業務を行ってきましたが、重要な社会インフラの一つである高速道路の点検・保全を行う当社の仕事には誇りを持っています。新たな高速道路が開通するのを目にしてワクワクしたこともあれば、東日本大震災の時には、私たちが担当する高速道路が緊急道路として使われる等、その役割の大きさを実感した瞬間もありました。一方で、高速道路の点検・保全を行う私たちの仕事は、あまり知られていません。それだけに、学生のみなさんにはぜひ、当社の仕事を知ってほしいと願っています。インフラ等社会のため、誰かのためになる仕事をしたいと考えている方なら、きっと興味を持っていただけると信じています。学生時代に、交通、都市計画、環境計画、情報分野等を学んだ社員も在席しております。

当社では、高速道路の維持管理に関する技術を活かし、技術・製品開発も行っています。たとえば、帯状の光を路面に発光して吹雪によるホワイトアウト時の走行を助ける「帯状ガドライト」、コンクリートや橋梁の腐食を防ぐ「簡易水切り」等々、いずれもオリジナルの技術です。こうした分野では、若手社員の自由な発想、アイデアに期待するところが大きいです。ぜひ、みなさんの力を借りたいと願っています!
(相澤さん)

PHOTO
【入社6カ月目フォローアップ研修】研修や業務で学んだことの振り返りを行い、役割を再認識し、スキルアップを目指すための研修と東北地方以外の高速道路現場視察を実施。

マイナビ編集部から

物流や観光に寄与するとともに、緊急車両のスムーズな移動を助けて地域医療を支え、災害時には救援や復旧・復興の命綱としての役割も果たす高速道路。一般道に比べて路面状況も格段に良く、安全に高速走行ができる利便性も魅力だが、常に安心して利用できる状態に保つためには継続的なメンテナンスが必須となる。その役割を担っているのが、ネクスコ・エンジニアリング東北だ。東北エリアを走る1,400kmに及ぶ高速道路の「点検・保全」を担っている。

高速道路の路面、約1,900の橋梁、130本あまりのトンネルおよび、電気・設備関連について点検、調査、技術検討等を行うことが同社の主業務。決して派手さはいが「重要なインフラを任されているという責任、だからこその誇りを感じられる仕事です」と、社歴30年の相澤さん。自分たちの仕事がなければ安全で安心して走れる高速道路を保つことができない、そんな自負が感じられた。

「福利厚生が充実していて、年間休日123日で、休暇も取りやすいですね」と入社1年目の高橋さん。チームワークよく連携しながら無理なく働ける体制が整っている。「必須資格の取得は、いわば業務として支援し、バックアップします」と話すのは大沼さん。着実にスキルアップしながら、高速道路のプロとして育っていける環境がある。まずはぜひ、話を聞いてみてほしい。

PHOTO
社員の健康を維持することができなければ、高速道路の健康を守ることはできない。そう考え、生活習慣病対策からメンタルヘルス対策まで、幅広い取り組みを行っている。
  1. トップ
  2. (株)ネクスコ・エンジニアリング東北【NEXCO東日本グループ】の取材情報