最終更新日:2025/7/18

社会福祉法人八寿会

業種

  • 福祉サービス
  • アパレル(メーカー)
  • スポーツ・レジャー用品(メーカー)
  • 食品
  • 空間デザイン

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

我が社自慢の制度・社風

地域社会とも密に関わりながら、自分らしいキャリアの実現を目指せます!

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利用者さま・職員・地域社会。三者それぞれの幸せを追求する法人

湘南エリアに根ざして広く福祉事業を展開している「八寿会」。それぞれに思いや目標を持って日々の業務に励む職員たちを支える同法人の制度や風土について、先輩方に自身の経験談を踏まえながら語ってもらいました。

■瀬戸 ひろみさん(写真左)
人財育成事業部
2007年中途入職

■山本 生聖さん(写真右)
特別養護老人ホーム 生活相談員(社会福祉士)
2024年入職/人間科学部 社会福祉専攻

■佐藤 亜矢さん(写真中)
総合事業通所型サービス 介護職員
2024年入職/人間学部 人間福祉学科卒

職員一人ひとりの思いに寄り添いながら、柔軟なキャリア形成を支援しています/瀬戸さん

八寿会では、職員一人ひとりが目指すキャリアを実現できるよう、さまざまな制度・環境を整えています。成長段階に応じた階層別研修のほか、介護スキルの向上、仕事に役立つ知識の強化、接遇のレベルアップにつながるものまで、幅広いラインナップの研修を揃えています。

入門編となる「介護職員初任者研修」、介護福祉国家試験に必要な「介護福祉士実務者研修」については、当法人が一般の方向けに開いている講座に、勤務時間内に、かつ費用負担なく参加することができます。入職1年目に「介護職員初任者研修」を、2~3年目に「介護福祉士実務者研修」を受講した後、「介護福祉士」の資格試験にチャレンジを始める職員は多いですね。「社会福祉士」「精神福祉士」「ケアマネジャー」など他にもさまざまな資格の支援制度を整えており、外部研修への参加も推奨しています。

実践的な知識やスキルの習得も、しっかりとサポートします。入職後はまず基本的なビジネスマナーや基礎的な介護技術を習得できる約1カ月間の新人研修を用意。ベッドから車イスへの移乗など、コツを体得できるようなロールプレイング実習も行っています。配属後は各フロアにいる介護指導員のサポートの下で、OJTを実施。目標設定がしやすいよう等級制の人事制度も整えており、早ければ5年目頃に介護指導員にステップアップしている職員もいます。福祉系学部卒以外の職員も数多く活躍しているので、経験を問わず安心して成長できる環境です。

また八寿会は、職員一人ひとりの思いや目標を大切にする法人です。私自身も入職後、現場経験を積むなかで教育の仕事に興味を持つようになり、上司にその希望を伝えていたところ、新入職員の教育を担う現部署へのキャリアチェンジが叶いました。非常勤から常勤に、また事務員から包括支援員になった職員の例などもあり、職種や勤務形態に限らず柔軟なキャリア形成が可能です。

当法人の職員たちに共通するのは、お年寄りとの関わりが好きで、自分の仕事に誇りを持っていること。食事や感染症、広報などの委員会にも全員が参加しており、利用者さま目線を大切にしながら、介護現場をよりよくするための活動にも力を入れています。

先輩職員の横顔

「私は二度の産休・育休を経験しています。時短勤務制度に大変助けられ、現場レベルでも様々な配慮をいただきました。戻ってくる場所がある喜びを感じましたね」瀬戸さん

ケアマネジャーになる目標に向け、幅広い経験を積んでいきたい/山本さん

祖父母の介護をきっかけにケアマネージャーを志すようになり、学生のうちに社会福祉士の資格を取得。将来の目標に対して必要な経験を積める場所があると感じたのが、当法人です。地元に貢献したい思いもあり、当法人でならその思いを叶えられると考え、入職を決意しました。

入職後は第一希望が叶い、短期入所施設で経験を積んでいます。利用者さまに何日か宿泊いただいてクラブ活動や入浴等を提供しています。「自宅と入所の中間にあるサービス」なので、施設での生活に慣れていただきながらも、自宅に戻る前提で接していくことが必要です。ご自宅と同じ環境を作る難しさを感じることもありますが、利用者さまから「ありがとう」という声をいただけると安堵しますね。

また、短期入所は普段介護に汗を流されているご家族様にとっても大切なサービスです。「助かりました」といった感謝の声をいただけることもやりがいにつながっています。ケアに関するご相談をいただくこともあり、リハビリ等の必要性を感じたときには、他施設や別のサービスのご提案を差し上げることもあります。

しばらくは慣れるのに精一杯でしたが、最近はだいぶ自分の考えを持って動けるようになってきました。持ち前の行動力を発揮し、まずはやってみて、うまくいかなければ改善を重ねる、という形でできることを増やしてこられたように思います。職員とご家族、双方の思いを聞いて調整を図ったり、施設でできること・できないことを口頭できちんとご説明できるようになったことも、この1年で成長できた部分です。時には意見が食い違うこともありますが、温かい人柄の職員が多く、話し合いながら同じ方向を向いて協力しあえています。

今後はサービス担当者会議にも積極的に顔を出し、まだお会いできていないご家族や地域のケアマネジャーさんなどとのつながりを広げていきたいです。当法人は行政からの委託で地域包括支援センター業務も担っているので、いずれはそこでの支援業務も経験してみたいですね。資格については、精神福祉士を取得後、ケアマネジャーにチャレンジするつもりです。資格取得支援制度が充実している法人なので、安心して勉強に励めています。

先輩職員の横顔

「何かあった時に相談できる環境が気に入っています。休日もしっかり取れており、アニメイベント等に出かけて楽しんでいます」山本さん

将来は相談支援業務で活躍できるよう、対応力を磨いていきたい/佐藤さん

介護職員である母の仕事の様子を見るうち、自分も高齢者の方のお困りごとを手助けしたいと思うようになり介護業界を志望しました。就活時期はコロナ禍の影響で施設見学ができないところも少なくなかったのですが、当法人は見学の機会を設けてくださり、職員と利用者さまとの親身な関わりの様子や、地域との距離の近さに共感を覚えたことから入職を決めました。

入職後はデイサービスの施設に入り、毎日25~30名の利用者さまをお迎えしています。5時間の滞在で、体操・食事・レクリエーションを提供するのが主な流れです。最初の頃はお一人おひとりの様子がわからず、過去の記録を見ながら対応していましたが、皆さんに声がけをして回ることを心がけ、コミュニケーションを重ねながら信頼関係を深めてこられた実感があります。この1年間、通算で200名近い方にお会いしてきましたが、最近はこちらの名前を覚えてくださったり、「この前こうしてくれた方よね」と声をかけてくださる方も増えてきました。中には孫のように心配して、こちらの手助けをしてくださる利用者さまもいます。

直近でうれしかったのは、おひとり暮らしで普段あまり外に出ていないという利用者さまの希望で、近所の散歩に付き添ったときのこと。「あなたがいてくれるから安心して歩けて嬉しい」と笑顔でおっしゃってくださり、ご希望を叶えるサポートができた喜びがありました。

上司とは月1回の面談があり、業務で気になることやキャリアプランについて随時相談させてもらっています。将来は相談援助職を目指しているので、ご契約手続きなども含め、利用者さまやそのご家族への対応力を磨いていくことが目標です。その前段として、まずは国家資格である社会福祉士の資格取得を目指しています。

また、当社は地域の「多世代食堂」の運営も行っています。利用者さま以外の方々ともコミュニケーションを図ることができるこうした場にも積極的に参加しながら、地域の方々に気軽に相談していただける関係を築いていくことも、これからやりたいことの一つです。

先輩職員の横顔

「日中帯の施設なので夜勤はなく、行きたいライブの日程に合わせて休みも取りながらメリハリをつけて働けています。資格取得に向けた勉強も少しずつ始めています」佐藤さん

企業研究のポイント

介護業界で企業研究する場合、大きく分けると「民間企業」と「社会福祉法人」という2つの方向性があります。ただ、ひと口に社会福祉法人と言っても千差万別ですので、各法人のポリシーや理念に注目し、自分が大切にするものと合致するかを確かめておくと良いでしょう。

当法人については「人を大事にしている」「地域共生社会の実現を目指している」「それぞれのキャリアを大切に考えている」という点が大きな特徴です。サービスの幅が広い分、職員たちが多様な活躍の場を持てることや、毎月の表彰など現場のモチベーションを高める取り組みに力を入れていることも、ぜひ知っていただきたいですね。年間休日120日以上、有給の平均取得日数10日以上と、働きやすさを支える各種制度もしっかり機能している法人です。介護の入口から出口まで一貫して支援したいと考えており、地域住民の方々とつながりを持つ活動にも力を入れています。

最後に、企業研究に取り組む際には、できるだけ自分の足を使って会社の様子を確かめに行くことをおすすめします。実際の職場を見たり、仕事の話を聞いたりする過程で、インターネット上の情報だけでは気づけなかった会社の魅力や特徴に気づけるかもしれません。社員たちのリアルな声も、会社選びの大きなヒントになると思います。

(法人本部 本部長 永岩 秀之さん)

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「近年の介護業界は国を挙げて待遇改善が図られています。従来のイメージにとらわれず、今の介護現場の様子を自分の目と耳でしっかりと確かめてみてほしいですね」永岩さん

マイナビ編集部から

25年以上にわたって、高齢者や障がい者の自分らしい暮らしを支えてきた「八寿会」。特別養護老人ホーム「みどりの園」をはじめ、湘南エリアに根ざしてさまざまな施設を運営し、地域に貢献している。同法人が目指しているのは、地域共生社会の実現。多世代食堂などの取り組みもその一例だ。現状に満足することなく、今後も地域のニーズに応え続け、社会課題の解決に注力していく考えだという。

法人として掲げる理念は「介護サービスを通じて、利用者・職員・地域社会の三者がお互いに幸せになること」。利用者や地域社会に加え、職員への思いを盛り込んでいるのも特徴だ。取材でも、現場ファーストの姿勢が随所に見て取れた。排泄介助ロボットや睡眠状態を把握できる機器を導入していたり、最新のとろみサーバー設備や音声入力支援システムを導入して業務負担を減らしたりと、職員の働きやすさを支える最新設備やICT機器の導入にも積極的だ。

幅広いフィールドで活躍でき、キャリアの選択肢が豊富に用意されている点や、一人ひとりの理想のキャリアを応援する人事制度や教育制度の充実ぶりも見逃せない。働きがいを持ち、モチベーション高く仕事に打ち込める環境が整っているからこそ、職員たちは利用者目線に立ちながら、日々よりよいサービスの追求に邁進できているのだろう。

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2032年には東海道線の新駅が、同法人の目の前に誕生する。伴って移住者も増えているそうで、「地域と一体となり、ますます藤沢市を盛り上げていきたい」とのことだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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